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バレルハウス・チャック(Barrelhouse Chuck)
シカゴブルースのファンに最も愛されているピアニストの一人、1958年生まれですからまだ充分若手と言える存在でありながらも、その存在感は巨匠なみです。今のブルース・シーンにおいてはうっかりすると埋没してしまいそうなヴィンテージ・スタイルのピアノを確固たる自信とキャリアの中で頑なに維持しているその姿に打たれます。このスタイル、このサウンドは、普段余り古典ものに積極的には接していない私でさえも感動するものがあります。それはこのBarrelhouse
Chuckと Earwin Helfer を聴いたときの共通の印象でした。その理由は彼らが私たちと同じ今の時代を生きている人たちだからということと、その彼らが愛して止まないヴィンテージ・スタイルのブルースを自分自身のセンスでやってるからだと思います。
〜 と書いていたのが2002年のこと。それが2006年盤の "Got My Eyes〜"ではさらに古典と黄金時代が融合したかのような作風になっています。これを勝負作と見るか自身思い切り楽しんで作った気分転換の1枚と見るか、貴方はどちらのお一人でしょうか。左の写真はその作品からのスナップショットです。(以上は2006年某月に書きました)
ゲストが曲毎に入れ替わる、何とも多面体的な25年間をキャッチしたシリーズ第三弾
Barrelhouse Chuck / 25years of Chicago Blues Piano Vol.3 CD-R \2,600tax in
イレクトリックなブルースバンドの中で聴くシカゴ・ブルース・ピアノ。
ここでは何とニック・モスがソロ(ギター)を担当し、アンソン・ファンダ
ーバーグがリズム(ギター)を受け持っている#6.Barrelhouse Woman
や、ボニー・リーがヴォーカル、ジョニー・B・ムーアがギターを受け持つ
強烈にファンキーなR&Bチューン#2.Got to Let You Go、さらにはキム
・ウィルソンのまったりハープにエディー・テイラーJr.ギターが聴けるマ
ディ・チューン#5.Sailthe Seven Sea's等聴きモノが目白押しの全13曲。
チャックのベスト盤がそのままベスト・オブ・シカゴでもあるという盤。
2007 USA Barrelhouse Chuck
★★★★★
チャック近年のベスト作であるばかりか、近年のシカゴ・ブルース盤で文句無し最高峰の1枚
K.ウィルソンにW.Big Eye.スミス等々、全員が楽しみながら作った感じが勝因と思います
Barrelhouse Chuck and the All Star Blues Band
Got My Eyes On You CD \2,100tax in
え、これホントにピアノの専門レーベル、サイレン・レコードの作品?と思うくらい
のっけから濃厚なブルース・ハープが迫ってきます。それもそのはず、うっかりする
と主役のチャックを食ってしまうくらいのK.ウィルソンの活躍が目立ちます。さらに
はエディ・テイラーJr.のギターもかなり強烈、その辺りのニュアンスは#5.のずしんと
したシカゴ・ブルース・チューンで如実に開花。意外な曲はいきなりのメンフィス・サ
ウンド登場の#8で、ピアノものに挟まって登場するオルガンの、何とカッコいいことか。
これではまるでMG'sですが、エディのギターも心なしここではS.クロッパーに聞こえ
ます。曲もあの「長ネギ」そのものですぞ。とにかくこのアルバムは全てが聴き所!
2006 USA Sirens Records SR-5014
★★★★★
全曲がソロ・ピアノ、それでいて最後まで聴く者を惹きつけておく濃い演奏
Barrelhouse Chuck / Blues Calling 〜 Solo Piano CD-R \2,600tax in
冒頭、ブラザー・モンゴメリーに捧げた曲で早くも大当たりの手応え。
しかもその手応えが最後の最後まで持続する、まさに自他共に認め
る入魂のソロ作品といった仕上がりです。途中歌入りの曲もはさみ
つつ、全10曲24分がまさに黄金のピアノ・ブルース・タイム。アルバ
ムとしてはちょっと短いように感じる収録時間は、時間の長さよりも
内容の濃さが勝負だろうと言っている気がする、まさに最高の24分。
もともとのピアノ・ファンでなくともこれには一撃で参った!っていう
感じの親しみやすさと同時に、マニアも納得のクオリティが凄いです。
2006 USA Viola Records
多彩なゲストが曲毎に入れ替わる、何とも奥深いブルース・ピアノ〜続編
Barrelhouse Chuck / 25years of Chicago Blues Piano Vol.2 CD-R \2,600tax in
ピアニストが主役とはいえ中にはビリー・フリンを全面フィーチャー
したギター・インスト「Walk Don't Run」などをはさみ、決してピアノ
だらけにならないよう工夫している点が印象的。そのビリー・フリン、
#13ではパキ〜ンとした音でアルキンになりきっている姿も魅せてくれ
ます。作品全体一貫して通る太い柱部分、それが基本は王道の中に
あるというスタンスです。さすが、永年助演男優賞連続受賞ピアニスト。
自らが主役のこのアルバムでさえゲストを主役において曲を作ってい
ます。だから何回聴いても変化に富んだ感じがするのだと思います。
2006 USA Barrelhouse Chuck
★★★★★
トッド・レヴィンのブルースハープと二色のギター他、魅了されるメンバーが多々
Barrelhouse Chuck / Salute to Sunnyland Slim \2,600tax in
feat.S.P.Leavy with Calvin Jones,Willie Smith,Billy Flynn,Hash Brown
そのサウンド自体が既に殺人マシンと言いたいくらい
琴線に触れるトッド・レヴィンのアンプリファイアド・ブル
ースハープ。うっかりするとそのレヴィンが主役かと思う
活躍+絶妙の歪み感に鳥肌が浮くビリー・フリンのギター。
さらに店主ベタ惚れのペキペキ・クリーントーン・ギターの
ハッシュ・ブラウンと、もうそれだけで満足なのに、そう!
このCDはB.チャックのアルバムなのです。タイトル通り
サニーランドに敬意を籠めた、まさに成り切りプレイも
多々のチャック、全てがブルースへの愛に満ちた1枚。
2002 USA Barrelhouse Chuck
★★★★
AMGの資料を参考にしますと 99年盤 をチャック自身が復刻したもののように思えます。
多彩なゲストが曲毎に入れ替わる何とも奥深いシビれるブルース・ピアノ
Barrelhouse Chuck / 25years of Chicago Blues Piano Vol.1 CD-R \2,600tax in
タイトルだけ見るとこの四半世紀の活動を集大成したワンマン
コンピ盤かと思ってしまいますが、実はこれがこの時点でのオ
ール・ニュー・レコーディングだと思います。時にドーキンズ、ま
た時にはコリンズに成りきって弾くビリー・フリンのギターとめち
ゃめちゃ切ないハープを吹くピエール・ラコックと、さらにはカー
ル・ウェザズビーのギター等、曲毎のメンバーが恐ろしく魅力的
です。私は#17で聴けるHash Brownのペキペキ・ギターに捉ま
ってしまいました。全15曲68分超が文句無しすべて『e』1枚!
2000 USA Barrelhouse Chuck
★★★★★
ドライヴ感、タイム感共に絶妙で、歌も上手いという凄いピアノ弾き
Barrelhouse Chuck / Prescliption for The Blues with Earwin Helfer CD\2,100tax in
ピアノメインのものが若干苦手で、サニーランドやウィリー・メイボンでさえ二度続けては
聴けない私がSirens Records の作品は一日中でも聴けることを発見しました。作品のク
ォリティが破格に素晴らしいことに加えて、ピアノに生き物の体温を感じる録音のセンス、
この二つがその大きな要因のようです。ピアノの音がきんきんすることがなく疲れないの
です。特筆は#14.Ain't Nobody's Businessでのオルガンとピアノのデュオ、これには鳥肌
が浮きました。チャックの歌の上手さもピアノに負けていないというか、彼の歌を聴いてる
と白人とか黒人とかいう肌の色を完全に忘れます。これは絶対に強みですね。とにかく
ヴィンテージ・スタイルの珠玉のピアノ・ブルース満載です。入魂のお薦め!
2002 USA The Sirens Records SR-5004
★★★★★
バックはいつものバレルハウス・チャック・バンドと同じという構成
Blue Fuller and the Chicago All Stars / The Meanest Little Girl \2,600tax in
B.チャックが全面参加したアルバムが他にもないか
調べていてヒットしたのがこの作品でした。フロントの
B.Fullerはシカゴでもベテランのブルース・シンガーで
すが順番が前後して先に導入したチャックの25years
ものでも歌っている人。一部25yearsシリーズとの重複
があって Vol.1で1曲とVol.2で2曲がここから使用され
ています。いずれにしましても耳にはこれがチャックの
アルバムに聞こえるくらい全面的な活躍が嬉しい点。
1999 USA Blues Barrel Production
★★★★