カール・ウェザズビー
出身はミシシッピーのミードビル、まだ10代の少年だった1967年頃にシカゴに引っ越したとのこと。シカゴでは通算15年間にも渡るビリー・ブランチとの共演が有名。ビリーの伝説のバンド Sons of Blues では、普段からあまりオリジナル曲を書こうとしないビリーに代わって積極的にソング・ライター兼コンポーザーとしても活躍しました。余談ですが、少年時代から信奉していたアルバート・キングとあえて組まなかったのはアルバートと組むと全米はおろか世界を股にツアーをしなければならなくなるのが判っていて、あえてシカゴだけで活動するビリーと組んだというインタビュー記事に、妙に親近感を覚えてしまったことを覚えています。ソロになってからは着々とその存在感を増し、Evidenceでの一連の素晴らしい作品群は今やブルース・ギター・ファンのマストアイテムとなっています。今回ほぼ同時期にリリースされた2Wは対照的な内容で、ヨーロッパ・ツアーのライヴ盤は久々に直球勝負のブルース・ギタリスト編、一方スタジオ吹き込みで自主制作した"Hold On"は渋くも重厚にソウルフルに仕上がっています。(以上は2005年5月に書きました )

appleJam特選 Blues
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カール・ウェザズビー
決して通しては聴かない、気に入った曲だけ聴くことで抜群の好印象になる作品

Carl Weathersby I'm Still Standing Here CD \2,850tax in
前半 #2〜#4の流れで心はもう満タン、大満足の境地ながらも、
中盤以降時々あれれー、という感触はちょいと憤懣本舗ってか。
聴けば判るのであえてここには書きませんが、新兵のデビュー
作のような趣はベテランにはちょいと許し難いゾ、カールさ〜ん。
それはともかく、トーンがやけに新鮮に聞こえるのが特徴の#2. I
Can Feel It
 でのフレーズ展開や、#3. I'm Still Here のナチュラル
に独白的な歌は多くのファンを納得させるはず。たたみ込むよう
に炸裂するアルキン節の #4.Travellin' Manは今作で最もハイテ
ンションなファンク・ブルースで実際ゴキゲンな仕上がりです。

2010 USA Magnolia Records MAG-1007
★★★★☆

最強にして大迫力のブルース・ギター・サミット 〜 三者会談編
Triple Fret Allison McCray Weathersby Peterson SACA/CD hybrid Disc \3,000tax in
いずれも存在感ヘヴィー級のギタリスト3名が一堂に会した
まさにブルース・ギターのドリーム・チームといえるナイスな
作品です。個性派の3人をあたかも中央制御室の指揮官の
ような感じでまとめるのがラッキー・ピーターソン。ずしんとく
る歯ごたえのラリー・マックレーに、最近益々歌が父親に似
てきたバーナード・アリソン、そして貫禄でやはり頭一つ抜け
るかのカール・ウェザズビーと、共演自体が奇跡なのにその
仕上がりがまた文句無し素晴らしいです。各曲聴き所満載!

2005 UK JSP JSP-5108 (SACDトラックは2ch/5.1chサラウンド)
★★★★

Larry McCray - vocals,guitar solos,rhythm guitar
Carl Weathersby - vocals,guitar solos,rhythm guitar
Bernard Allison - vocals,guitars solos,rhythm guitar
Lucky Peterson - organ
John Colby - piano
Johnny B Gaydon - bass
Steve McCray - drums
and The Nutmeg Horns
コネチカット〜ハートフォードにて録音

ギターの音がイナタイのとソウルフルな味付けが大いなる特徴
Carl Weathersby Hold On CD (Out of Stock)
先に出たLive盤"In The House"とは好対照に思える渋い作り。
ステージで客が期待するものと、アルバムでファンが期待するも
のとを区別して作っているのか、このスタジオ盤は重厚でソウル
フルなのが特徴です。カールのファンの何割かの方々はこっち
ソウルフルな姿を好むのを実感していますが、しかしそんな中、
#3.Angel of Mercyのようなアルキン節炸裂のギターチューンが
登場すると一瞬でハートを射抜かれてしまいます。ギターファン
向けにも何曲か仕込んであるのがさすが判ってくれています。

2004 USA Self Released
★★★★

ギタリストとして直球勝負に出た曲が多々、炸裂するアルキン節は圧巻!
Carl Weathersby In The House CD \2,850tax in
ここで聴けるカールのギターは、さすがライヴステージだけあって
圧巻の一言。ライヴ盤ということでそれなりの期待はあったものの、
まさかここまで徹底的にギタリストとして攻めていたとは予想も付き
ませんでした。特に、カール最大のアイドルでもあるアルキン節が
炸裂する#7はアルバムのハイライトと言えそうです。ゲストのビリーの
ハープが大活躍する#5、6も実にハッピーなノリ、もう一人のゲスト、オ
ーティス・クレイも歌う#6でのハープは特にビリーならではの味わい。
アンコールで飛び出すラストのジミヘン調も気合い充満で大満足!

2004 German CrossCut CCD-11078
★★★★★

CARL WEATHERSBY - g,vo
PAUL HENDRICKS - g (ラストのジミヘンばりのリズムギター、仰け反りますゾ!)
CALVIN 'SKIP' GASKIN - b
LEON SMITH - ds

Special guests:
BILLY BRANCH - hca/vo on track 5,6
OTIS CLAY - vo on track 6


カールの全体像を手軽に知れる、もってこいのベスト盤
Carl Weathersby Best Of CD \2,480tax in
まさに待望の!という感じのカールのベストアルバム登場です。
リリースを重ねる度に新たにファンを開拓し続けてきたカールの、
Evidence入魂のベストセレクションだけに個々の曲にくっきりと彼
の足跡が刻まれている感じがします。当初こそ18番のアルバート・
キング・スタイルが彼の名刺代わりとして語られましたけど、今や誰
それはカール風で、と語られる時代になりました。ギタリストとしだけ
でなくソングライターとしても優秀なだけに、今後益々シカゴを代表
するブルースマンとして君臨しそう。文字通りのベストアイテム!

2003 USA Evidence ECD 26127-2
★★★★

ソウル色をぐっと増した、とてもグルーヴィーな4作目
Carl Weathersby Come to Papa CD \2,480tax in
今回はぐっとソウル色が濃くなっています。メンフィス・ホーン
が全面参加した上でのメンフィス録音。一曲目のアン・ピー
ブルズの客演からしてディープな雰囲気がしてきます。比較
的歌に重点を置いた作りで重量級のシブイ仕上がりになって
います。ファンキーなリズム・ギターは今をときめくリコ・マクファ
-ランド、ハモンドをメインにしたkbはラッキー・ピーターソンと
布陣も最強のメンバーで固めています。全編ソウルフルかつ
スリリングな快心の一作といっていいでしょう。ホーン・アレン
ジにもシビること間違い無しです。

2000 USA EVIDENCE ECD-26018
★★★★

圧倒的にファンを拡大した大出世作の3rdアルバム
Carl Weathersby Restless Feeling CD \2,480tax in
一発目の"Mutchbox Holds My Clothes"から本家アルバート
・キングもぶっ飛んでしまいそうなくらいぶりぶりのファンク・ブル
ースでがつんと攻めてきます。2000年ブルース・カーニバルでの
来日ではその実力をまざまざと見せつけてくれたました。1953
年生まれというからブルース界では最も旬の世代。ヴォーカルも
ギターも一級品です。ノリノリのファンク・ブルースの間に挟まる
ソウルフルなチューンやスローなブルースがとっても妖しくて
完成度も群を抜いています。曲もバラエティに富んでいて最後
まで飽きません。一気に聴いてまた聴きたくなるそんな一作。

1998 USA EVIDENCE ECD-26099
★★★★★

ソングライターとしての才能も遺憾なく発揮した2ndアルバム
Carl Weathersby Looking Out My Window CD \2,480tax in
パワフルなブルースとソウルフルな雰囲気の対比が印象的な作風。
相変わらずギターは実にGOODな音色をしています。この音を聴くだ
けで気持ち良くなります。1stでのジャケットに写ってるのと同じハム
バッキングのテレキャスターを持って写っていますが、余程気に入っ
てるんでしょうね。カールはいつも殆ど自作の曲をPLAYする人なん
ですが、ソングライターとしても相当な才能を持っているようです。
一作毎にステップ・アップしていくカール、大出世作になった3rd
Restless Feeling の前夜と思えばいやが上にも興味が増します。

1997 USA EVIDENCE ECD-26089
★★★★

Evidence盤の中で最も重量感を感じるアルバム
Carl Weathersby Don't Lay Your Blues On Me CD \2,480tax in
これがカールの第一作。初ソロ作でこれだけ重量感と
存在感のあるアルバムを出せるということに彼の実力の
程が伺えます。曲はいずれも粒ぞろいでしかも全力を
出し切った清々しいプレイに思わず身体が熱くなります。
ファンク度、ソウル度が程良くマッチしていてギター弾き
カールの魅力も存分に楽しめるし、歌も味あるしでまさに
三拍子揃った、非常に完成度の高いアルバムです。初の
ソロ・アルバムということで入魂の一作になっています。

1996 USA EVIDENCE ECD-26075
★★★★★