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クリス・ケイン
黄金時代の西海岸型フュージョンそのまま、時を超えて輝きを放つ音

Chris Cain Hall of Shame CD \2,500\2,300tax in
クリス・ケイン、7年前の前作で時折ロベン・フォ
ード風のスタイルを聴かせてくれたその記憶が
今も鮮やかなまま、今作ではそのロベン・フォード
とさらにラリー・カールトンの参加が目を引きます。
セミアコの特有の厚めの伸びやかな音はまさに
黄金時代のフュージョン・ジャズ・トーンそのまま、
何処かB.B.Kingっぽい艶のある歌と併せて独特の
味わいをしたギタリスト。個人的には#6.Good
Time Barry
がベスト・トラックになりました。

2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2193
★★★★

泣けるジャズ・ギター・サウンドからロベン・フォード風のフュージョン・ブルースまで
まさにオール・ブルースという作りが如何にもレーベル・カラーを象徴しています

Chris Cain Hall of Shame CD\2,850tax in
これが西海岸のBlue Rock Itの作品だと知らずに聴いたら、多分最初の印象は、
なんてくにゃくにゃな軟体系チョーキングの多いジャズ・ギタリストなんだろう、しか
も歌も歌うし曲がブルースばっかりだぞ。って思うに違いありません。このクリスも
またそれくらいロベン・フォードに近いフィーリングをしたギタリストです。でもロベン
と少し違うのは例えば#8.のようなジャジーでスインギーな曲、いわば正統派ジャズ・
ギタリストとしての側面もきっちり持っていて決してフュージョンだけではない点です。
その#8.で聴かせるギターの音がまさに必殺のキラー・サウンド!ジャズ・ギターって
最高っ!!と聴いた方が全員思うはずの音です。そのくせ次の曲では一瞬でロベ
ンフォード風の音になるところもまさに七色変化、一筋縄ではいかない人です。

2003 USA Blue Rock It BRCD-137
★★★★

流れるようなソロのラインとモダンなファンクネスに惚れます
Chris Cain Unsched FlightCD \2,400
tax in
サンノゼ出身のネイティヴなウェスト・コースト系のギタリストですが1990年に
Blind Pigから放った"Cuttin' Loose"が出世作と思われます。あいにく私はその
アルバムを未聴ですので具体的な比較が出来ないのですが、随所でアルバー
ト・キングとB.B.キングのスタイルの人と紹介されている割にはもっとフレキシブ
ルにギターミュージックに取り組んでる気がします。少なくともこのアルバムでは
そういったもろの部分は少なくて、#5なんかではオルガン入りのジャズっぽい路
線もクールにこなしています。#9のシャッフルでは適度な粘りけをしたディストー
ションが小気味よく、ギターファンは一発で惚れると思われるアルバムです。

1997 German CrossCut(Blue Rock'it原盤) CCD-11056
★★★★

クリス・ケイン (Chris Cain)
ギターファンがそのギタリストに惚れる動機としては、テクニックとフレーズの組み立て方以外にもその人の本来的に持っているフィーリングも大きな要素かと思いますけど、中でも最も見逃せないのがギターの音そのものの質感。カキーンという、ど頭の一発でハートを直撃されることがありますが、このクリスの場合もギターファンをくすぐる微妙な音を駆使するのがとても上手いです。アルバムの冒頭はレイヴォーン風の豪快なシャッフルで始まるのですが、そのあとの展開こそこの人の本質かなと思いました。もろブルースというよりはロベン・フォードにも通じる味わいが大きくて、私にはブルース好きのジャズ系ギタリストが作ったブルース・ギター・アルバムだと感じます。 〜と書いた日から早数年、今般導入しました03年盤などはまさにジャズ〜フュージョン〜ブルースの境界線をグラディエーションしてしまうタイプのギタリストが作ったアルバム。多くのギターファンがクリスに魅了されそうな予感がします。 (以上は2003年某月に書きました)