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チャッキー・C (Charles "Chucky C" Elam III)
小気味よくハジケるファンク・ビートとレゲエに化けたAin't No Sunshine等々
Chucky C and Clearly Blue/ Live in Bregenz CD \2,850tax in
盟友マイケル・ハリスと組んだ黄金のコンボで収録した98年当時の
ライヴ盤。キーボードのマイケル・リンダー作の曲等、一部を除いて
あとは有名ブルース・スタンダードや大ヒットR&Bチューンで構成。
演奏内容もバッチリですが当初からCD化を前提に収録してあったと
思われる良好な音質も嬉しい要素です。意外性大なのがモロレゲエ
に変身したビル・ウィザースの名曲#3.で、その前後のToo Many Cooks
と Next Timeに挟まって置いてあるのが程よいバランス感覚を生んで
います。まさにこれはニューオリンズの良き日々のひとコマ、といった
風情。ステージのリラックスした運びも含めて好い感じです。
2008 USA Independent
★★★★
パーソネル
Chucky C - lead vocals, saxes, flute, blues-harp
Bill Greogory - guitar,
vocals
Markus Linder - keyboards, vocals
Michael Harris - bass,
vocals
Michael Barras - drums, vocals
ブリブリのフォンカーのように思わせて、その実かなりクールでヒップな男
Chucky C and Clearly Blue/ from New Orleans to the World CD \2,850tax in
冒頭の軽快なシャッフル一曲だけでもやったぜBaby(死語か)状態。めちゃご機嫌な
ニューオリンズR&Bの世界の始まりで、ここで聴けるギターの Cranston Clementsの
至極オーソドックスなブルース・フレーズが妙に染みこんできます。ムーディーなアレ
ンジの"Let's Straighten Out"を挟んで、中盤のハイライトは7分超にも及ぶヴァン・
モリソン作の"Moon Dance"。これをチャッキーがフルートで見事に決めていて鳥肌
が浮く瞬間も。バンドが地味な割にはクールなこの隠し味的な展開、各員のソロ全て
に大満足で、後半のハイライトは"Too Many Cooks"や"Next Time"といった軽めの
素材、自らの個性を活かしきった選曲とパフォーマンスに脱帽します。
2003 USA Sounds of New Orleans SONO-1062
★★★★★
パーソネル
Chucky C - saxophone, flute, vocals
Stephen "Chuck" Chaplin -
keyboards
Cranston Clements - guitar
Michael Harris - bass
Brennan
Williams - drums
Curtis Pierre - conga #5
名曲を名演・名唱のオンパレードで聴く N.O.流ブルースの醍醐味
Chucky C / Clearly Blues CD(Out of Stock)
ブルースファンなら おおっ!と小躍りしたくなる名曲がぽんぽん飛び出す
連続技。それが単なるカバーでなくチャッキーCの歌になっているところが
この人の凄いところです。歌うホーン・プレイヤーとして私はこれだけの人
を最近では知りません。耳タコが出来るほど聴いてるのにまた感動してし
まう"Down Home Blues"や"Stormy Monday Blues"に混じって、ウルフの
"Howlin' for My Darlin"の小粋さにも嬉しくなります。イントロで小刻みに絡
むハーモニカもクールですがあとで展開するソロもバッチリ。ジョークラウン
のkbも随所で光っています。全編の充実ぶりは金星級でナイスな一枚!
年度不詳 CSEE-1001 Self Released - Independent Blues
★★★★★
チャッキー・C
アーロン・ネヴィルやアーマ・トーマス、マーシャ・ボールといった蒼々たるシンガーのアルバムで既に名の知られたニューオリンズのサックス奏者ですが、マーヴァ・ライトのヒット作
"Marva"でのご機嫌なサックスは特に記憶に新しいです。本名をチャールズ・エラム3世といって、Chuck Cはそのミドルネームとして挿入するのが正しい表示のようです。ヴォーカルも実に味があってアルバム自体の手応えは充分。今年(2003年)に扱ったN.O.ネタではマイティサムの"One
More Bridges"と並んで最高位に置きたいです。半分が有名曲のカバーですが、それがしっかりチャッキー流のファンク色に染まっているのが痛快です。聴く対象を選ばないこのクールさグルーヴィーさは濃いファンから最近R&BやN.O.サウンドに興味をもった方まですべての人をKOしそうなパワーを発散しています。
〜 と書いたのが2003年のことでした。2005年8月にニューオリンズを襲ったハリケーン「カトリーナ」の直撃を受けてしまったチャッキーもベースのマイケル・ハリスも、共にその後の過酷な運命を何とか乗り越えようとしている姿を
2006年7月、NHK-BSのニューオリンズ特集のドキュメンタリー番組で見ることになりました。特にチャッキーは、避難所で自宅が水没した映像をTVで見た奥様がショック死するという二重の悲劇にも遭いました。一方マイケルは被災後一端は別々に暮らすことになった高校生の息子と今はニューオリンズの手狭なアパートで父子一緒に暮らしているとのこと。この瞬間の一日一日、それぞれの苦難の生活を何とか乗り切ろうと頑張っている人々の何と多いことか、それを身に染みて感じることが最近は多くなりました。(以上
2006年7月記)