デル・レイ (Del Rey)
女性のリゾ使いや弾き語りのカントリーブルースではボニー・レイットやロリー・ブロックが広く知られる存在ですが、このデルの場合はまた立っているポジションが誰とも違うというか、戦前のブルースやボードビル調までを含んだオールアメリカン・ルーツといった枠組みで見た方がいいかなという感じの人。早くからクラシックギターを学んでいたものの、ある日を境にブルースに目覚めて、それ以来今日の姿があるとのことです。しかし入り口はブルースだったとはいえ、ウォッシュボードからフィドル、アコーディオンまで取り入れたデルのとてもフレキシブルなオールドタイム・テイストはとても一言で表現できるものではありません。ありとあらゆるグッド・オールド・アメリカンなものを全部吸収している感じがします。スライドもたしなみますが何よりもメタリックボディのリゾを自分の一部のように楽々弾きこなすフィンガーピッキング!その群を抜いた実力が彼女の存在をより確かなものにしています。 The Yes Yes Boys のフロント・レディとの並行活動もご注目下さいませ。(2001年某月記)

appleJam特選 AmericanaMusi
ご注文方法 / top page

下記コメント中に茶色のリンクがある場合、対象の曲を試聴可能です。

BluesWomenClub
スージー・トンプソン&デル・レイ
ニワトリ一杯手に入れちゃった、という歌が頭の中をエコーします。土臭い歌の持つ魅力が大
Suzy Thompson  Del Rey Hen Party CD \3,000tax in
Hen Party(女だけのパーティ)というタイトルに、男どもの居ないパーティーは女と
してはまた特別に楽しい時間なのかと思いつつ(笑)、それは今回の作品構成に引
っかけたものだと直ぐに気がつきました。前作までとは異なって今作は女性のフィド
ル奏者スージーが相棒の、二人での吹き込みが多くまさに雰囲気ピッタリの冠の由。
ハモリが絵になる#3.Use Good Judgement がまさに二人だけのトラックで、そこに
ベースが加わる#6.Waht Do I Care?。さらにクラリネットが加わる#14.Doing the
Memphis Shake
と、それぞれアレンジにも腕をふるっているのが判ります。個人的
には#9.Plymouth Rock のブルースの土臭さが一番好きで、歌がストレートに
キュートな分、シンプルな歌ほどダイレクトに琴線に響く感じがします。

2010 USA Hobemian Records HB-0014
★★★★☆
(収納棚CD2)

BluesWomenClub
ウクレレギャルとして自らを特化しながらも、それを意識させない作りが特徴
Del Rey Blue Uke - at The Ukeshack #2 CD \3,000tax in
今作でも盟友 Steve James がボトルネック・ギターとマンドリンで大活躍。
ここでのデルはウクレレと歌に専念していて、2ndマンドリン他ギターもす
べて専任者を付けてレコーディングに臨んでいます。いわば多芸ぶりより、
ウクレレの奥義をもっと究めようということか、あの小さな楽器に寄せる
デルの思いの深さを感じます。そんな気持ちを反映したかのようなウクレ
レ・インストによる #2.Suitcase Breakdown や #4.Thank You Birdといった
小品の放つ艶やかさが格別。#4.なんかはドブロやマンドリンが主役のよ
うに見え実は控えめなウクレレが絶妙の隠し味になっている点、音楽的
シェフとしてのデルの腕前にもシビレます。まさにマニアックな1枚。

2008 USA Hobemian Records HB-0012
★★★★☆
(収納棚CD2)

いわば二人イエス・イエス・ボーイズといった感じの作風です
Steve James + Del Rey Tonight CD \2,850tax in
この組み合わせ、Yes,Yes Boys のスティーヴとデルの二人!
もっぱらスティーヴの方にギタリストとしての比重がかかり、デ
ルはウクレレ担当という図式もYes、Yes〜と似ています。ステ
ィーヴは6弦だけでなく12弦も弾くのと、あとマンドリンに持ち替
えている曲もあるのでその時のギターがデルかと思います。か
なり変化に富んだ作風ながらも基本形はノスタルジックなスイ
ングにジャイヴっぽい小唄と、まさに路線もそのまんまです。
アメリカーナ・サウンドがお好きな方は外せない音作りです。

2004 USA USA Hobemian Records HB-009
★★★★

ウクレレが効いてる、新感覚ジャグ・バンド〜スイング〜ジャイヴって感じ
Yes Yes Boys Why Say No? \3,800tax in
紅一点、デルのウクレレとヴォーカルをフロントに、ウォッシュボード、
管が×1にウッドベースという四人が基本編成。そこにゲストでバン
ジョー、フィドル、コルネットにバスサックス、といった面々が参加。ド
ラムが居ないのがみそですが、最近の傾向を反映するキーワードとも
言える、ホットスイング、ジャイヴ、ボードビル等の要素が全部詰め込
まれた感じの、かなり広範囲な音楽ファンからYes!というメッセージが
返ってきそうな音です。まとまりも良く非の打ち所がない秀作、恐らく
水面下ではかなり話題になっているか?安心して聴ける音です。

2002 USA Hobemian Records HB-007
★★★★☆

内面フィルターを通過した一種のニューオリンズへの鎮魂歌みたいな感じ
Del Rey When the Levee Breaks
CD \3,000tax in
デルのお母さんはニューオリンズ育ちとのことで、デル自身も
今も相当にシティでの経験で得たものを大切に感じている様
子です。このアルバムはその街を去ったことで失ってしまった
大切なものをまた思い出させてくれた 〜 といったデル自身の
ライナーが印象に残ります。ことさらギタリストとしてではなく、
シンガー・ソングライターとしてのナチュラルな面が全開。主に
弾き語りソロを中心に構成していますが、その根っこにしっか
りとブルースがあるのが判る作りになっています。

2006 USA Hobemian Records HB-10
★★★★

メタリック・リゾ・ウーマンの、あらゆる要素が詰め込まれた会心の作!
Del Rey X-Rey Guitar
CD \3,300tax in
女性のリゾ使いというだけでも注目なのに、その余りの鮮やかさと洗練
されたサウンドに開いた口がふさがりませんでした。ブルースだけにこだ
わる風でもなくオールドタイムなカントリーからジャグバンド、さらにはふく
よかな音色のアコーディオンも登場、カテゴリーといった概念を最初から
何処かに置いてきたって感じがたまらなく魅力です。ギター弾きとして達
人の領域に達しているだけでなく歌も上手いので文句無しA級にランクさ
れるひとだと思います。一曲メンフィス・ミニーの曲もやってますが、総じて
オリジナルの出来が素晴らしいです。絶対聴いて欲しいアルバム!!

2000 USA Hobemian Records Hobemian-005
★★★★★

ソロの弾き語りでこの説得力! 極めた人だけが持つ本物の音で一杯!
Del Rey Hot Sauce
CD (Out of Stock)
戦前のブルースシンガーのように歌うデル、その歌を包むのが
抜群の冴えを見せるデル自身のリゾネイター。全編ほんとんど
弾き語りのそのシンプルさにぐっときてしまいます。コメントを書く
ために聴いていたはずなのに、何度仕事を忘れてしまったことか。
ときおりそっと顔を出すフィドルやアコーディオンが変化をつけて
いて全13曲まったく退屈するときがない一枚ですが、ソロの弾き
語りでも、あれっと思ったのが#6、これはクラシックギターの奏法
をブルースにあてはめたブルース。ユニークさでもピカイチです。

1995 USA Hobemian Records HBCD-004
★★★★★