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ユージーン・ハイダウェイ・ブリッジス(Eugene Hideaway Bridges)
ハイダウェイ・スリムを名乗るブルース・ギタリストの4番目の息子として1963年に生を受け、その後は成長と共にファミリー・ゴスペル・グループ "ブリッジズ・ブラザーズ"での活躍を皮切りに様々な経験を積む。R&B〜ファンク・シーンにもその名を残していることからも現在のスタイルがパワフルなソウルフル・ブルースであることの背景を推し量る事が出来そうです。何よりも特筆すべきはこのユージーンが新しいブルースのブランドとしてシーンにその名を刻む日も近いというそんな予感です。それだけのものを持った人だと感じています。
ミントの爽やかさを発散するソウルフル・ブルース、AORと交錯する瞬間もお見逃しなく
Eugene Hideaway Bridges / Coming Home CD \2,850tax in
ギターはやはりブルース・ギタリストだった父からの直伝という話ですが、
その腕前は文句無し第一線級の実力です。実力があるだけでなくトーン
自体が持つ色気と巧みなフレージング、それら全て聴く者をぐいぐいと引
き寄せる吸引力が大。特に誰かに似ているということなく印象に残る音を
紡ぎ出すことが出来る、それってつまり彼自身が一つのブランドに成りうる
ということと同義語な訳です。歌の方もかなりチャーミング、全体的にソウ
ルフルながらそのニュアンスが70〜80年代AORっぽいところが最大の特
色、繰り返しますが彼自身が新しいブランドになる可能性が大と感じます。
2005 UK Armadillo ARMD-00021
★★★★★
ギタリストとして聴いてもソウルフルなブルースシンガーとして聴いてもゴキゲンな一枚
Eugene Hideaway Bridges / Jump the Joint CD \2,850tax in
軽快なジャンプ・チューンからウォーキング・テンポのソウルフルチューンまで
ナチュラルにこなすその姿からは、もともとユージーンのヴォーカルには弱点
がないことを知ります。アルバム自体の作りもホーン・アレンジが肝の役割をし
ている点が特筆、切れの良い効果的なリフが全体のイメージをクールで引き
締まったものにしています。ゴージャス過ぎもせず暑苦しくもなくホーンを巧に
絡ませているこのセンスは実に素晴らしいと感じます。ここでのユージーンは
特に中盤でもろにBB風に染まりますが、もしや彼自身の核の部分にBBが大
きな影響を残しているのかも知れません。それはともかくギタリストとしても
ピカイチの才能を発揮している姿が眩しい一枚。
2003 UK Armadillo ARMD-00015
★★★★★
如何にもオースチン・ブルースらしい、AORっぽいソウル・フィーリングが印象的
Eugene Hideaway Bridges / Man without a Home... CD \2,850tax in
98年Blueside盤 "Born to be Blue"に続く Armadilloでのこれが第一作。
作りとしては荒削りな面が残る部分もある一方で、ユージーンという極上
の素材が天然で持っているフィーリングをそのまま活かした感じもします。
一連のアルバムを新しい方から聞くとやや分が悪いながらも恐らくリアル
タイムには相当フレッシュなインパクトを残したはずの作品。そういう意味
ではCDを作る際にある程度の計算をしたアレンジやプロデュースがあった
方が結果が断然違ってくるということを改めて感じます。とはいえ計算しな
いことで初めて得られるものもあるでしょうから難しい点ではありますが。
2000 UK Armadillo ARMD-00009
★★★★