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マシュー・スカーラー・バンド(the Matthew Skoller Band) photos L to R
Matthew .Skoller,Vamp Samuels,Lurrie Bell,Kenny Smith,Larry Skoller,Johnny
Iguanna Sidney J. Wingfield






2001年に初めてマシューの作品を扱ったときのお客様の反応はこちらの予想を遙かに上回るものがあって、その後短期間に四回もの補充をした記憶があります。マシュー自身もそのことを相当に喜んでくれたのが感触で判りましたけど、これは単にブルースハープが人気の楽器だからというのを超えて、マシュー自身のキャラクターやそのハーモニカのパフォーマンスに熱い支持が集まったことを証明したのだと思います。前作"Taproot"ではカントリー・ブルースからブギーまでバレルハウスっぽい音作りも有りの、まるで50年代にタイムスリップしたかのような作風でしたが、今回出た"These
Kind of Blues"ではルーリー・ベルの渋いギターをフィーチャーしたモダンなテイスト。作品毎にはっきりした色とコンセプトを感じるのもマシューの特徴です。ちなみにギターのラリーはマシューの弟、ベースのヴァンプはルーリーのマネージャー役をしている人でもありますが、いずれもappleJamが直接取引をしているシカゴの「ブラザー」達であります。
進行形シカゴ・ブルースの理想型を追求、それをトップクラスで楽しめる一枚
the Matthew Skoller Band / These Kind of Blues! (Out of Stock)
とある話題をきっかけにマシューとルーリーの共演盤が出来たらいいのにと
願った2004年、まさかそれが既に具体化していたと知ったときはほんとに驚
きかつ嬉しく感じました。共に進行形シカゴのトップ街道を行く二人だからこそ
この時代にしかないブルースをやってくれると信じていました。ほぼ全曲をマ
シューのオリジナルで固めたこの作品、ブルースという音楽が常にその時代
を生きるその時代のミュージシャンの音楽であることを証明しています。さらっ
とした軽いタッチの中に手を抜かないマシューのハープ、このバランス感覚が
何とも言えない魅力のひとつ、コテコテじゃないけど濃いのが特徴と言えます。
2005Tongue 'N Groove Records
★★★★
合い言葉はバレルハウスか、シンプルかつ猥雑なテイストへの挑戦
Matthew Skoller's Lost Trio / Taproot(Out of Stock)
ある時期、ブルースが恐らく最も自然な形で当たり前に享受されてた
時代や情景への憧憬というのが私には強くあって、このアルバムで
聴ける音はまさにそんな時代のブルース。中学生の頃に聴いたジャ
ニスのチープスリルの、歌の最中にフロアでグラスが砕ける音が聞こ
えるあの感覚と似たものを感じました。マシューもあえてギターとピア
ノだけをバックに置いたのもその線を狙ったと思います。ピアノも当然
の如くバレルハウスタッチのサウンド、そのチープさこそが命です。も
しもブルームフィールドが今も健在だったら、絶対ここに混じってたか
も知れません、ふとそんなことを考えてしまいました。
2003 USA Tongue 'n Groove Records
★★★
ソフトなファンクネスがたまらなく気持ち良いブルース
The
Matthew Skoller Band / Shoulder To The Wind (Out of Stock)
今や誰も疑わない、シカゴ・ハープの第一人者となった感のある
マシューですが、そのナチュラルなハーモニカ同様非凡なソング・
ライティングの才能にも感銘を受けます。何より時に人の肉声に
も聞こえるハーモニカ・サウンドは聴いて一発でマシューだと判る
個性的な音をしています。歌もとてもジェントリーなタッチで適度
に力が抜けているところに何度聴いてもまた聴きたくなる不思議
な魅力の秘密があるような気がします。オリジナルの中でも
"Chicago Wind"は特に浮遊感を感じるほど魅力的です。超お薦め!
1999 USA Tongue 'N Groove Records
★★★★
カルロス参加の三曲も注目ですが、マシュー自体の魅力で買いです
The
Matthew Skoller Band /
Bone to Pic with You (Out of Stock)
彼が今ほど名が知れるまでは、このアルバムにはあのカルロス・
ジョンソンが3曲も入ってる!というのが決め手になっていましたが
もはやそんなセールス・トークを必要としなくなった今、始めから
マシューが目的でこれを探している人が多くなりました。まだ国内
ではapple Jamでしか手に入りませんが、全国で買えるようになる
のもあとは時間の問題と思います。比較的ストレートなシカゴ・ブル
ース調もありますが、やはり彼の非凡なオリジナル曲が光ります。
今、最もシカゴで注目されているハーピスト、マシューの魅力を
存分に堪能できるアルバムです。超お薦め!
1996 USA Tongue 'N Groove Records
★★★★