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メリッサ・シグラー(Melissa Sigler)
本国アメリカではスワンプ・ブルースに括られている人なのですが、資料不足でデータはありません。でも、かすかな記憶では90年代前半のN.O.のジャズ&ヘリテッジ・フェスの映像で観た覚えがあります。2001年盤はストレートなブルースからGina
Forsythのフィドルが飛び出すザディコチューンに軽めのスワンプポップとややライトタッチの仕上げ。特に#7のような、フェザー級のブギウギってありそうでなかなかない気がします。一方99年盤はずしんとした重量感で全体が黒びかりした仕上がりになっています。まさに好対照の二作品と感じます。共に共通しているのは耳にそれが極上の快感を誘う適度なハスキー・ヴォイス、まさにビロードを思わせるなめらかな触感が最高に魅力的。
自然な黒っぽさが漂う歌、全体のフィーリングもほとんど黒人のそれとイコールです
Melissa Sigler / Secrets \3,000tax in
さすがN.O.のピアノウーマン、一筋縄ではいかない人に遭遇しました。ストレ
ートなブルースは言うに及ばず、ロッカバラードにスワンプポップと全曲オリジ
ナルで勝負。曲名がエリザベス・コットンの?と思う"Freight Train Blues"は
エイントノーバディ風のスローブルースだったりします。おお、っと思ったのは
Gina Forsythのフィドルが聴ける #3.Zydeco、こういうのもいいな〜と思うナイ
スなアレンジ!#4.はブラコン風でもあり、ここで初めて彼女のヴォイスが真っ
黒けなのに気付きました。ブラコン風唱方が個性になってる感じで、ソウル
フルな#8など特に聞き物。雰囲気もあってアルバム全曲がGoodです。
2001 USA Melissa Sigler/Louisiana Red Hot Records LRHR-1148
★★★★
あたかもドスの効いたフィービ・スノウって感じの歌が全ヴォーカル・ファンに訴求しそう
Melissa Sigler / Easy Way Out \3,300tax in
ジャケットを見なければ十人中十人がこの人は黒人だと思ってしまう声。
歌の中の発音自体も私たちが黒人女性で馴染んでいる発音のそれに
近いので余計そう感じるのだと思います。それはおいてもここで聴ける
サウンドの何とファンタスティックでグルーヴィーなことか。私は先に2001
年盤を聴いたのですが、内容的にはこのデビュー作?の方がずっと黒っ
ぽくて好きになりました。01年盤はそのコメントでも判りますが4曲目で
初めて黒っぽいと感じたのと明らかな差がある訳です。拠点は南西ル
イジナナのようですが指向性はニューオリンズの方を向いている、そん
な感じの音作り。個性、ニュアンス、仕上がり共に文句無しの力作!
1999 USA PME Music 171301
★★★★★