フィル・ガイ (Phil Guy)

クラブ・ギグだからこその濃い空気が密度を濃くしている感じ
Phil Guy Another Guy CD \3,000tax in
1997年8月に三日間にわたってアルゼンチンはブエノスアイレスの
Blues Special Clubで収録されたフィルのライヴ・レコーディング。ク
レジットされている名前からバンドは全員アルゼンチンの地元ミュー
ジシャンで固めたハウス・バンドのようです。このレーベルから出て
いるリトルマックやカルロス・ジョンソンのアルバムのバックも彼らが
付けていますが、シュアーで手堅いサポートが光っています。「テキ
サス・フラッド」や「メッシン・ウィズ・ザ・キッド」「ロック・ミー・ベイビー」
等の有名曲が多く安心して聴けますが、JSP盤の"Say What You
Mean"には迫力とテンションでちょっと敵わないようです。とはいえ
狭いクラブでのライヴ特有のムンムンした熱気が手に汗握ります。

1997 Argentine Blues Special Record
★★★★

Phil Guy Say What You Mean CD \2,850tax in
冒頭からいきなりがつんとやられた感じで、ストラト弾き
フィルのペースに一気に引きずり込まれてしまいます。
今回のレコーディングでフェンダー・スーパー・リヴァーヴ
を使ったのは大正解だとロバート・クレイが絶賛したそう
ですが私も同感です。ここでのギターのハジケ方は尋常
ではありません。兄貴にも負けないシャウトと相まって
めちゃめちゃハイテンシィンな極上のギターブルースが
炸裂しています。とさかにまで電撃が走ります。

1999 UK JSP JSPCD-2135
★★★★

両者ともベストと言える鮮やかなテンションをした89年〜93年の名セッション
Phil Guy & Lurrie Bell CD \2,850tax in
ルーリーで6曲、フィルで5曲とそれぞれをフロントに置いて、さらに
いずれにもこのアルバムでプロデューサーとしても名を連ねている
ジョン・プライマーがリズム・ギター、もしくはアコギで絡むという豪華
なセッション。しかもルーリーの6曲中4曲ではビリー・ブランチが参加
ここでは結構軽やかな共演をしています。内容的にもシカゴ・ブルー
ス・ファンはもとより全ブルース・ファンに満足して貰える水準です。
両者とも若い!ということもあって実にハイテンションかつフレッシュ
な印象を残します。普段店頭では見ないWOLFの隠れ名盤の一枚。

1998 Austria Wolf 120.871 CD
★★★★