スピード・"ハーモニカ"・ジョーンズ(Speedo "Harmonica" Jones)
Remembering Bloomfield 〜 この夜ストックホルムのこのクラブに集まった人々は、パフォーマーもオーディエンスも全てがブルームフィールドを限りなく愛してきた人たちに違いありません。ステージ上のギターアンプの上に飾られた、マイクのTakoma時代の名盤"Analin"はまさにそんな人々にだけ通じる暗黙の通行手形であったのかと察します。中でも#4のスローブルースは完璧に69年のフィルモアウェストを再現した感じ、それはフレーズ等表面的なものをコピーしている訳ではなく、個々が自分のスタイルでプレイしながら全体のサウンドが69年のブルームフィールドとその周辺の人々に酷似しているという点にこそ感動を覚えるものであります。スピードのハーモニカに魅せられてあとの作品も扱うことにしました。

ブルームフィールド的空間、60年代末から70年代中期の音を再現
Speedo "Harmonica" Jones / Remembering Bloomfield CD-R \2,766tax in
ステージに飾られた、マイクのTakoma時代の名盤"Analin"が象徴するように
それが当夜の心の中の「会員証」であったことは確か。二管とピアノも含む贅
沢な編成は、世界共通全ての国のブルームフィールドファンの愛聴盤があの
「永遠のフィルモア・ウエスト」であることを物語っています。さらには70年代
Takoma時代の音にも参加者全員の溢れんばかりの憧憬と愛情を感じます。
スピードのハーモニカが本来の主役ではありますが、実際は全員が等しく
主役級、中でもギター(エレキ 2とアコ 1)が、自分自身のフィーリングでマイク
に迫るところも感動します。ラフなライヴ録りが如何にもマイク風、泣かせます。

2005 USA Inte Gritt INT004

むせかえるような熱気が充満、まさにブルースに相応しい空間
Speedo "Harmonica" Jones / Night Train to StockHolmCD-R \2,766tax in
収録場所はストックホルムのブルースクラブ、当初私はこの
スピードがてっきりスウェーデン人と思っていたのですが、実は
どうやらNYで活躍する米国人のようです。この作品もこの時ツア
ーで北欧に行った際のレコーディングであった模様。ややこもった
感じの音はオーディオ的には優れた録音とは言い難いものの、ブ
ルースを捉えた音盤としてはこれ以上ないないくらいホットでリア
ルな作品です。客席と共に後半どんどんと盛り上がっていく"Break
Your Broom"をはじめいずれもが白熱のパフォーマンス。アコ
とスライドのBrian Kramerもいい味出しています。

2003 USA Inte Gritt INT-002

典型的なブルース・ハープ・スリンガー、判りやすくてゴキゲンです
Speedo "Harmonica" Jones / Have Blues Will Travell CD-R \2,677tax in
ブルースが好きでブルースハープが好き。もうその
気持ちがびんびん伝わってくるガッツ溢れるナイスな
一枚です。これをギターに置き換えれば、弾き倒しでめ
ちゃカッコいいギタリストと同じ。ブルースを楽しむのにゴ
チャゴチャした理屈は不要、頭より全身で楽しんでくれ!
と言ってる気がします。共演のシャープなギターもよく似
合ってて、とにかくカッコ良く演る、その精神が形になった
音。60年代のブルースロックを思い出します。

年度不詳 USA Inte Gritt INT-001


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