appleJam特選 Blues'Treasure
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カトリーナを歌った#5.Writing in the Skyがデルタ・ブルース史に名を刻みそうな名演!
Willie King One Love CD \3,350tax in
デルタ・ブルース特有のロウでレアな感触の中に、単にそれだけではない何か
コアな部分がウィリーの歌にあるように感じるのは決して気のせいではありま
せん。87年に初めてウィリーのステージを観たジム・オニールは、その政治的な
メッセージにも度肝を抜かれたというエピソードがあります。一時期、セールスマ
ンをやっていた頃も顧客達と熱い政治談義を交わしていたというくらいリベラル
な生き方を好んできた人のようです。貧しい小作人の家庭に生まれ、畑の中の
木に一本の弦を張っただけという「天然木ギター」が彼のブルースマン人生の
全ての始まり。一本の弦でブルースを歌うことが出来た男が六本の弦を手に
入れたのですから、それが天下無敵の最強ブルースになるのは当然です。

2006 USA Freedom Creek Music FCM-2006
★★★★★

ギターもオルガンもデルタ離れしたカッコ良さ、それが全体を引き締めている感じ
Willie King Jukin' at Bettei's CD \3,350tax in
2004年の5月ミシシッピーのベティ’ズ・プレイスという名の
ジューク・ジョイントにてライヴ録りされたアルバム。誰が聴
いてもこれがデルタ・ブルースであると一発で判る歌、まさ
にそれ自体がウィリーの最強ウェポンのひとつです。ですが
彼の場合はそのロウでレアな歌に加えてサウンド自体は
意外とあか抜けたセンスをしているのが特筆、ここでも何気
なく活躍しているオルガンが実は胆。単にいなたいだけでは
ない、まるでワシは人とは違うことをやりたいんじゃ、と言っ
ている声が聞こえてきそうな斬新な味のデルタ・ブルース。

2004 USA Freedom Creek Music FCM-2004
★★★★★

冒頭のギター・インスト、ギタリストとして勝負しているウィリーにもシビレます
Willie King I Am the Blues CD \3,350tax in
ワシがブルースやねん、文句あっか?とでも言いたげなその
不敵な面構え。実際にも問答無用の自信が全曲でみなぎって
いるのを感じます。かといって、ことさら力んでいる様子もなく、
やはりそれは物心ついた幼いときから畑でブルースを歌ってき
た人生と無縁ではなさそうです。例えば#3.で聴ける流れるよう
なカッコいいギターソロ!シャープなリズム・ギターと相まって二
本のギターの絡みが絵になる構図。総じてアレンジのセンスが
都会的。地味派手が信条か、非常に魅力的なブルースマン!

2000 USA Willie King/RMA 2000
★★★★★

ウィリー・キング(Willie King)
最新作 "One Love"はかつてボブ・マーリーも自身の人生哲学にした言葉と同じ。残念なことに私の語学力ではウィリーが自分自身の"One Love"で何を私たちに伝えようとしているのかを耳で聞き取ることが出来なかったのですが、少なくともそれに似た答えをこのアルバムのブックレットに使用された写真から窺い知ることが出来ます。そこにあるのは人生における共同体もしくは共同体意識のようなものを彼がどれだけ大切にしているかを感じ取ることが出来ました。小作人の家庭に生まれた後早くに両親が離別したことから、より強く人間同士の結びつきの大切さを学んだ故のことかも知れません。と、そのようなことはともかく、例えばその最新作からの "Spoonful"のカバー一曲取ってみても、彼が如何に音楽家としてブルースマンとして洒落たセンスをしているかが判ります。オリジナルも良し、カバーも面白い!というまさに進行形の現役最強ブルースマンとしてこれからも注目していきたい人。