Blues Club /Blues Women Club /  Rare Blues Club /類似穴倶楽部 / New Orleans Club / Ameicana Club / Jewel Jazz Club
最も人気のある老舗コース
B
luesClub

appleJam出店とほぼ同時に立ち上がったクラブ第一号の老舗コースです。
意外性も含めて聴いて楽しい進行形ブルースが中心ですが、コテコテのブル
ースよりかは聴いてカッコいいブルージーなサウンドが信条です。創設時から
の古参ファンの中には、たまにはヴィンテージの極上ブルースやR&Bも混ぜて
との声が少なくなく、温故知新の気持ちも籠めて時々は60〜70年代の発掘
盤も選盤しています。熱血系のイカした音が好きな幅広いファン層にお薦め!

コースは 1枚会員2枚会員 が選べます。

7大クラブに共通のお約束のページもご一読下さいませ → 共通規約


Blues Clubには カスタム・コース もあります

御希望のお客様には、お寄せ下さったお好みのタイプに合ったブルース・アルバムを極力お送りするように致します。
以下は実際に会員様からのご希望があるカスタム・コースの例です。

例1) 時々混じるブルース以外の作品を入れ替えて毎回ブルース盤だけを選盤する。
例2) 毎回黒人が中心のブルースだけを選盤する。
例3) ギターがメインのブルース・アルバムを中心に選盤する。
例4) ブルース・ハープがメインのアルバムを中心に選盤する。


<お申し込み方法>

「Blues Club会員 ○枚コース申し込み希望」 と書いてE-mailまたはFAXにてお申し込み下さいませ。

お客様の お名前・郵便番号ご住所・TEL も忘れずお書き添え下さいませ。(入会金は不要)
お申し込みが20日より以前でしたら当月から、21日より以降でしたら翌月からお届け致します。

以上の他にもご質問やご不明の点がありましたらE-mailにてお気軽にお問い合わせ下さいませ。
よろしくお願い致します。


BluesClub
2012年の 頒布予定タイトル一覧 (Blues Clubは2012年で活動開始以来13年目)

2012年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 この日は客席もステージも等しくヴォルテージがレッドゾーンに振り切れたままのライヴ盤
Elvin Bishop's Raisin' Hell Reviue
Live on the Legendary Rhythm & Blues Cruise

最初に本作の音を聴いたとき、格段のそのハジケ具合が普通のライヴ盤とは比較にならないと
感じていたらそれもそのはず。この日の客席に居る誰もが恐らくは一大決心を要するくらいの
大枚を叩いて集結した豪華客船での船上ライヴでした。メチャメチャ張り切っているそんなエル
ヴィンをサポートしているのがデルタグルーヴ仲間のKid Andersen や Finis Tasby達。出端の
熱血スライドだけで仰け反ってしまう #2.Whole Lotta Lovin は耳が黒人ブルースを聴く耳にな
ってしまう瞬間。エルヴィンとキッドのソロ・バトルも白熱で、まさに客を乗せてなんぼのエンター
テイナーの本領発揮です。同じバターフィールドのバンド出身でもストイックにひたすら内を向
いてしまったM.ブルームフィールドと、客を楽しませることに主眼を置く
E..ビショップのそのスタイルの差を歴然と感じる瞬間です。私の場合は少年時代からブルー
ムフィールドにディープにはまりましたけど、今此処へ来てエルヴィン的なブルースとの付き
合い方が凄く気に入ってます。#7.Rock My Soulではギターもコーラスもここにあるすべてが
あのフラワー時代、60年代ウェストコースト・カルチャーのごった煮と言えます。
2011 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2220
D.デイヴィースやセオドス・アーリー始め、あとappleJamで熱血お薦めしてきた
沢山のゲストが次々登場する超豪華絢爛満艦飾ブルース・レビュー・ライヴ盤!

Tommy Castro the Legendary Rhythm & Blues Revue
沢山のゲストを迎えて自身のステージをパッケージショウにする。
いまどきブルース・バンドでそれをやってしまうなんて、この超ゴキ
ゲンな完成形CDを手にT.C.本人はもとよりアリゲーターのイグロワ
社長も本年度最高峰の自社盤だと満悦しているに違いない。それ
は当店的にも同様で、過去熱血でお薦めしてきたS.モニカやM.バー
クス、R.エストリンにJ.L.ウォーカーにJ.マグニス達がここに勢揃い。
トミーと好みが似ているのかと思わず嬉しくなりましたが(笑)、その
Michael Burksの#3.VooDoo SpellJ.L.Walkerの#4.It's a Shame
(大好きなI wanna take you higher風のイントロ使ってます)
Sista Monicaの#5.Never Say NeverRick Estrinの#6.
My Next Ex-WifeJaniva Magnessの9.Thinkとどれも
これもゲストが全力投球なのが判ります。カストロだけ
のトラックも#1.Wake up Call 他計 3曲有ります。
2011 USA Alligator ALCD-4943
2月 ブルージーなシンガー・ソングライターとして聴くと文句なし最高傑作と言える1枚
Mike Garner Why a Woman Gets the Blues

父子で作った新鮮な衝撃の99年盤から世紀をまたいで早くも12年。
当店は出店当時から、アーティストと一緒に毎年歳を重ねそれに付
き合って下さるお客様もまた最初に買ったこの人のCDからもう十年
かぁ、といった連続的な音楽生活の流れを感じて頂いているのが他店
にない特徴。その頃ニュージーランドに定住してギタリストになる夢を
持っていた日本の少年が浜松の私の店に遊びに来たとき、ガーナー
の存在を知って新たな目標になったことを想い出します。今作では一
層のSSW的な作りの中、ヴィンテージ・ブルースの雰囲気がナイスな
#7.When I was a Boy と、妙に和の美を感じるユニークなインスト
#11.Elegiac Blues がとても印象に残ります。
2011 New Zealand Independent CDMANU5117

※BluesClubとRBC両方の会員のお客様には当月マイク・ガーナー盤が重複するのを避けるため
一時的にカスタム選盤にてご案内させて頂きますのでよろしくお願い致します。
08年に少量が自主制作された作品の復刻盤、全編オリジナルという大変な意欲作
John Primer All Original
終戦の年(1945年)に生まれたまさに戦後モダン・ブルースの申し子という
べきビッグな存在。現存するシカゴ・ブルースマンではマジック・スリムと共
に、かつてはマディ・バンドに籍を置いた最強の盟友であることは既に周知
の話。マディ直系だった彼がこの時代に放つ全曲オリジナルのこの手応え、
随所に感じる師の影は例えば#5.Blue Eyed Womanにも顕著、イントロ部か
らして往時のチェスサウンドが蘇ります。心なし歌にもマディの魂が乗り移っ
ている感覚が大。一方で滑り出しのチョーキング一発にもろプライマーの
顔が滲む#7.the Woman that I Love はギブソンのセミアコ特有の適度な
硬さと光沢を感じて耳が釘付けになってしまいます。
2011 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2216
3月 スパイシーでかつコクもある絶品のユニーク・メキシカン・ジャズ作品
Tino Contreras El Jazz Mexicano de Tino Contreras
いやこれはとにかくアルバムの隅々まで存分に楽しめる極上ジャズ作品。
実に半世紀を超えるスパンで活躍しているメキシコの大ベテラン・ジャズ・
ドラマーを英国のレーベルJAZZMANが出したもの。全16曲中私が特に
ハマッたのは3、5、7、9の4曲。#3.En El Viejo Estanbul はきっとイスタン
ブールをイメージした曲だと思うのですが、テーマ・アンサンブルのあとに
滑り込んでくるヴァイブソロがもう最高。#5.Safo "la Sacerdotiza Del Amor
はsax、tp、p の三者のうねりがまた最高。#7.Poinciana は形容しがたい
コーラスに続くファンキーなテーマが抜群にスパイシー、タムのロールも
クールです。#9.Jazz En El Cairoはフルートとあとバド・パウエルみたいな
ピアノ・ソロも実にチャーミング。#3のフルートと同じ人だと思うのですがもう
メチャメチャ気に入りました。どっちも中東絡みの曲名は偶然か、とにかくこれら
4曲以外も全部が素晴らしいです。こんなゴキゲンな盤はそうはないっすよ。
2011 UK JAZMAN JAZZMANCD043
Frank Glod、Big Monti Amundson、Henry Cooper
クロスファイアする三者のスライド・プレイ、パリス・スリムらしいこだわりの一作!

Sultans of Slide Lightning Strikes
当初から異才のイメージを強く放ってきた彼ですが、自身のMountain Top盤や
ゲスト参加のFedra盤で沢山のお客様からこの人は凄い!という絶賛を頂いた
日から早10年余。本作から名前をフランク・ゴールドに改名、今回はトリプル・
ギターでスライドに特化した極めて濃い作りのアルバムに仕上がっています。
かつて70年代に似たタイトルのスライドギター・アルバムが世に出たのに引っ
かけているのか、あるいはイスラム世界の君主の称号であるこのスルターン
というワードに妖しくも特別な魔力を感じたのか、それはともかく様々なタイプ
の曲がある中、タール系の粘りを放つ#8.Stumptoun Slither と濃縮系のギタ
ートーンが心地よい#13.Going Upstairs を特に私は繰り返し聴き入ってます。
2011 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2221
4月 コアなゴスペルファンにもゴスペルが初めての方にも最適な作りが印象に残ります
Eddie Robinson This is My Story This is My Song
エディ・ロビンソンのピアノを囲んで三人のシンガーがそれぞれ歌う
ピュア・ゴスペル・アルバム。エディ自身もオルガンをバックに1曲歌っ
ていますが、その曲に限っては歌うというよりゴスペルでいうところの
説教調。しかし全体的にはとても聴きやすい仕上がりでまるでビロー
ド織りの感触。例えばソウルやサザン系のロックを聴いてきた人は#7.
Blessed Assurance や #3.Down By the Riverside辺りのノリはとって
も親しみを感じるはず。あるいは今まで普通にロックしか聴いてこな
かったという方でも少しでもジョー・コッカーとか聴いたことがあるなら
#10.If I Can Help Somebodyは絶対母国語並の感覚で聴けるはず。
ということで、これは本格派のレベールが出した深みのあるゴスペル
作品でありながら、また同時にとっても聴きやすいのが特徴です。
個人的には#6.Great is thy Faithfulnessを歌うPhinus Joel Alexander
の滑らかさかばっちりフィットします。
2011 USA Sirens Records
趣味の良いギターといぶし銀のハモンドをバックにハッピー度MAXのジャズ・ソング
Kimberly Gourdon Organ Trio Sunday
キンバリーのデビューアルバムはそのクセのない素直な歌い
っぷりがとても気持ち良く、ジャズヴォーカルのコアファンにも
評価が高かった一作。加えてピアノ・レーベルらしいさじ加減
も絶妙でした。今回は同じフォアマンがオルガンでバックを付
けていて、そこに同じくらい絶妙のギターが絡むのが泣ける
要素。本作を楽しむには歌に現れるちょっとした綾が判るだけ
のいわば成熟した感性を必要としますが、小粋なギターやス
インギーなオルガンも極上の世界です。当店としてはあえて
ブルースファンにもこれを是非聴いて欲しいと切望する
次第です。試聴はスキャットが抜群に楽しい#5.So Damco Samba
オルガンとギターも値千金!の#8.Dream a Little Dream of Meをどう
ぞ。私はこれをアルバム丸ごとwalkmanに入れて何処へ行くにも持ち
歩いています。進行形のジャズヴォーカルでこれだけ楽しいのは少ない。
2011 USA Sirens Records SR-5018
5月 軽妙なのに濃くて深くてコクがある、時代を問わず極上ヴィンテージにタイムリミットは無し!
George Jackson Don't Count Me Out the Fame recordings Vol.1
元々のサザンソウル好きでなくとも極上のアメリカン・ルーツ音楽が好きという方
なら絶対に素通り出来ないのがこの人、ジョージ・ジャクソン。シンガーとしての
傑出した魅力に加えて、ソング・ライターとしても希有の才能を発揮した人。そんな
彼の、これは全部で100曲以上も発見されたというFame音源からの歴史的発掘の
その第1弾。当シリーズは全部で3枚出るそうですのでこのあとも是非お楽しみに!
かくいう私は少年時代にオーティス・レディングやスリードッグ・ナイトに電撃体験し
たうちの一人。コアなソウルファンでなくとも例えばマッスルショールズ系が好きな
人にも激お薦め盤です。意外に似合う緩めのブルース#4.3-F Blues や本領発揮
のゴスペル・テイスト#7.Bite the Hand Feeds You等、全曲抜群なのが凄い!
2011 UK ACE/fame/KENT CDKEND-363
インドのタブラにも似た響き、ナイジェリアの壺ウドゥを駆使したユニークなインスト・ユニット
Udu Swamp S/T 
Uduとは何だろう?早速検索窓に「UDUとは」と入れてみたところ〜〜
ナイジェリアが発祥と云われる、陶磁器でできた壷。壷の胴を叩いたり、
(元々は手をかける為に横に開いている)穴を叩いたりして、タブラ・バヤ
のような表現ができる。〜〜というガイドをして下さっているウェブページ
http://d.hatena.ne.jp/keyword/Uduを発見。なるほど♪ということで、この
CDにはそのUDUを操るJeff Hoganとギター、バンジョー、マンドリン、ドブ
ロ他何でも来いのマルチなSlimBawbの二人が構築したユニークな世界が
いっぱい。#1.Udu Swamp の冒頭から響くエスニックな打楽器が十中八九
そのUduかなと。#6.Donky TrainはそのUduを活かしたブルース。
戻って#5.Empty Chair は当店のお客様にはもうお馴染みのあの
ハリー・マンクスにも通じる世界観。地球は広いなぁと感じる瞬間です。
二人の詳細は不明ながらこの作品はテキサス録音、へぇぇ〜♪
年度不詳 USA Independent
6月 アルバム全曲がぶっちぎりでゴ・キ・ゲ・ンな作品!
James & Lucky Peterson If You Can't Fix It
2004年に一度SACDでリリースされたあのジェームズ&ラッキー
父子共演盤の通常CDでの再発盤です。私の知る限り真っ正面
からピーターソン親子が共演した作品はこれだけかなと思います。
ジェームズは息子を熱血スパルタ教育したというまるで星一徹み
たいな父親だったそうですが、そんな頑固オヤジの強烈なブルー
スをラッキーのギターが小気味よく包み込んでいます。もとよりオ
ルガンの気持ちよさも出色、ほんとうに素晴らしいアルバムです。
試聴は#4.Somewhere in Between と #7.Get Downをどうぞ。
父ジェームズは2010年に他界しているので今となってはこれは
すべてのブルースファンにも思い出の一作となりました。
2011 UK JSP JSP-8816

※BluesClubとRBC両方の会員のお客様には当月James & Lucky盤が重複するのを
避けるため一時的にカスタム選盤にてご案内させて頂きますのでよろしくお願い致します。
ヴォーカル専任を複数フロントに配置することで間口と奥行きをうんと増した感が大
Jean-Jack Milteau 〜 Calvin Milteau Robinson Smyth Concideration
大抵は輸入盤に帯と解説を付けたいわゆる輸入盤国内仕様の製品が多いBSMFで
これはれっきとした国内盤!ミルトゥに関して如何に力が入っているかが判ります。
それはともかく、黒人のヴォーカルをフューチャーした08年盤の作りを今回も踏襲した
形で選曲もかなりフレキシブルです。特にブルースやR&Bに執着せずに極上のアメリ
カン・ルーツ・ミュージックに仕上げることで、より幅広い音楽ファンに訴求する作品。
クレオールのワルツ #6.Valse Creole なんていう可愛らしい小品も有るのが 如何にも
フランス人のミルトゥらしいです。この牧歌的な響きは南仏と南西ルイジアナとが地続
きだったかのような気分がしてきます。曲自体大好きな#8.Feverはメインの二人に
加えてゲスト参加している女性シンガーがスモーキーにキュート。小悪魔的な
こういうセンスに私は弱いのダ。アコギとエレピに男女三人の声が入り交じる
#11.Keep On Moving も地味ながら好いセンスをしています。
2012 国内盤 BSMF BSMF-2272
7月 日本でもアングラシーンで今でも元気なリヴァイヴァル・サウンド、これは英国産!
Florence Joelle's Kiss of Fire
時代を超えて全ての人のツボにはまるこのレトロな感覚。ジャンゴ系の
シプシー・テイストからガレージにミュゼットと、米ルーツとパリのエスプリ
混合感がナイスです。ヴィンテージ盤復刻専門のACE系から出た久し
ぶりの進行形アーティストです。キュート&コケティッシュなフローレンス
の魅力にジワジワしびれる快演盤、#4.I'll Come Running は思わず自分
の弾き語りレパートリーにしようかと思うくらい。#9.Never Thought I'd See
the Day
は特にタランティーノの映画そのまんまのクールさで、
「キル・ビル」なんかを観た人にはまさにキラー・サウンドです。
※映画では日本の女子高生バンドっぽいガールズ・バンドが
活躍してましたけど、サーフ&ガレージ系はほんとに不滅!です。
2011 UK Zoltan Records
ルイジアナ・ルーツのちょっぴりスワンピーなソフトロックぶりがソーナイス
Beth McKee Next to Nowhere
ここへきて一気に完成度100%を感じさせる仕上がり。
秀逸な自作曲と卓越した歌唱力とが相まっていよいよ
本格派のアーティストとしての存在感がいや増した作。
デビュー作?と思われる作品からずっと同じBWCで追い
かけてきたので当時からのお客様は今の私の新鮮な
驚きと喜びを実感して頂けるものと思います。#7.Tug of
 War
でのパンチ力と #9.Sam Dog's Tail の緩くレイドバ
ックしたほのぼの感、そして#6.River Rushでのキュ−ト
なヴォイスと、そこはかとなくスワンピー&ナチュラル。
この人はきっといつかグラミー賞もGet しそうです。
2011 USA Solo 2 Productions
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
8月 没頭することの楽しさ、一人でマルチのストリートパフォーマー・サウンドが渋い
Harmonica Hinds with Guitar If Speed Just a Thought
コアファンの絶賛を頂いた08年盤から早くも4年も経っていたん
ですね。今作ではどうやらギターもハインズ自身が弾いている
模様で、でもそれが彼本来のスタイルです。シカゴのバディガイ
・レジェンドの常連で、ステージでは一人でハーモニカ+ギター+
タンバリンを同時にこなしているとのことで生ではきっと#14.Religion
のようなインパクトのあるインストも多くやりそう。#6.She はデルタ
ブルースのR.L.バーンサイドがオレにもやらせろと叫んで墓場から
飛び起きそうな感じのゆるクールなワンコードブギー。#12.Kick It
は忙しいビートとは反対にシンプルなテイストがナイスです。
やたら忙しい昨今、この手のほんわかブルースは何か忘れかけて
いた大切なモノを思い出させてくれる気がします。
2012 USA Independent
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
フィンランドのブルース女子、着実に世界を席捲中90分収録のDVDが濃くて凄い
Erja Lyytinen Songs from the Road CD+DVD(2枚組)
エリヤの映像は過去2006年のブルース・キャラヴァンDVDでも堪能する
ことが出来ましたけど、さすが丸々自身のリーダー作としてのDVDだけ
あってこれは隅々まで入魂の一作。次々持ち替えるテレキャスの色とり
どりなカラフルさと相まってエリヤの姿がブルースギターの妖精に見えた
らもう彼女のペース。エリヤの歌声にはスイーツ系のまろやかさがあって、
そこにかぶさるエッジのはっきりしたスライド・ギターがまた絶妙のコント
ラスト〜という形容は06年盤に書いたコメントですがこのDVDでもそれは
見事に当てはまります。本作はDVD全15曲90分と、そこから2曲削った
13曲入りの同内容のCDとのセットという豪華盤。昨今の女子力全開の
小気味よさは世界のブルースシーンでも同様だと感じる会心の一作!
試聴はCDの曲順で#7.Not a Good Girl をどうぞ。
2012 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2276
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
9月 大地にそそぐ太陽とそよ風に捧げている感じのこれはまさに天然の人間ソング
Gina Forsyth Promised Land
約束の地(Promised Land)って、その人がもしユダヤ人だったら
迷わずそれはイスラエルのことを意味しているのかと思いますが、
ジーナのようにルイジアナのVatican Vaptisit Churchの看板の前
で「ここよ!」という感じで両手を大きく挙げている人の場合は一体
何を意味しているのでしょうか。人生に迷ったらここに来なさいとい
う感じで自分の一番好きな教会を指しているのでしょうか。う〜ん、
もしどなたかチャンスがあったらジーナに聞いてみて欲しいです。
btw、その#1.Promised Land を始め、前作同様特に地域性を感じ
させない独自の世界観を構築。とはいえバックでそっと鳴る
ケイジャン・アコーディオンが絶妙。タイトルがもろ南部している
#5.Sweet and Sunny Southでさえもアーバンなフォーク・テイスト。
フィドルに持ち替えた#7.Sparrowで初めて従来のケイジャン色に
染まったサウンドに。フィドルの弾き語りも実に絵になってます。
個人的なお気に入りは#4.Christmas in Chinaでこの軽やかさが
何とも言えない魅力です。
2012 USA Waterbug
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
若いのに隙のない演奏と歌、フェアリー系の無国籍ササン・テイストがナイスです
Mokai Any Distraction'll Do
卓越したフィンガーピッキングでちょっぴりスモーキーでかつアーシー
なオリジナル曲を歌うSSW。似てないのに何故かキャット・スティーブ
ンスの顔が浮かんでくる曲も有り。どんぴしゃツボにハマッたのが#2
Living in a House of Card と#11.Northland Wild で、この国籍不明の
ユニークなルーツィ・サウンドが何とも言えません。耳が勝手にイベリ
ア半島に旅する#5.Holy Guacamole は古典的な滑り出しからクォンタ
イズしてファンキーな展開になっていく部分が好い感じ。#8.Backslidin'
は聴き進むうちに新感覚ザ・バンドに聞こえる瞬間も。綺麗すぎる
流れと余韻が、人によってはもう少し垢や埃がついていわゆる
人間くさくなるのを期待するかも知れません。要注目!の逸材。
2011 輸入盤 Independent
10月
11月
12月
特典 年間通期2枚会員様に
ボーナスポイント

3,000ポイントを進呈


appleJam レ7クラブ+1
さらにご加入のコース合計枚数が3枚の会員様は5,000ポイント
4枚の会員様には7,000ポイント
というようにご加入のコース総枚数に応じて
累進加算でポイントは増量されます。
詳しくは 7大クラブ共通規約 のページをご参照下さいませ。
2枚コース会員様は
さらにお楽しみ♪

恒例 appleJam2013壁掛けカレンダー(13枚綴り)を進呈します。







BluesClub
過去
2011年の 頒布タイトル一覧

2011年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 ナチュラルにソウルフル、そして超ナチュラルにブルージー、歌もギターも、
そしてエクセロ・サウンドを思わせるハーモニカもすべてが超ナイス!です

Kenny Neal Hooked On Your Love
本作のライナーでBSMFの西村氏も語るように、80年代に集中して一気に
シーンに浮上したヤング・ブルースマン達、ビリー・ブランチやルーリー・ベル
にカルロス・ジョンソンとそしてもっか再評価機運MAX状態のラッキー・ピー
ターソン等々そしてこのケニー・ニールもまたそんな時代に颯爽と登場した一人。
ルイジアナ・テイスト充満のフレッシュなブルースは当時からアリゲーター・レ
コードの若手の中でも花形でした。最近はBlind Pig からのリリースが続いて
いますが、益々の充実ぶりを見せる中スタイルは一貫している堅実な作。
本年2010年度の進行形ブルースでは文句なし最高峰の1枚で、特にソウル
フィーリング全開の後半 #8.Ain't Nothing You Can Do から#9.Old Friends
の流れはゴキゲン度MAXのトラック群です。ギターもハーモニカももう最高!
バックにヴァスタイ・ジャクソンやラッキー・ピーターソンが居るのも魅力です。
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2186
♪初回限定プレミア企画のライヴDVD付き2枚組!
スタジオ盤CDとライヴ盤DVDをセットにしたレッドホットな2枚組
同じ早弾きワイルド系でも美的フレーズのライン取りが最高!です

Lance Lopez Salvation fron Sundown  CD+DVD
これを書いている2010年9月時点で私自身は57才なのですが、いまだに
時には思い切り歪ませたギターでジミヘンやゲイリー・ムーアのように弾き
倒すのが快感で仕方がない性格。そんなヤツがこれを聴くとまさにどんぴしゃ
ツボにハマるギターなのです。最近注目のギタリストではこのランスが歌も
ギターも最もフィットする、とにかくそんなギターバカ店主文句なしの熱血お
薦め盤!今日も老体にムチ打ち汗だくで聴きまくり弾きまくる、そんな週末
がまた楽しみになる一枚!全曲抜群な中、CDの#1.Love of MIne と #9.
Stubbs
が特にお気に入り。SRVっぽいテキサス・スタイルの#10.
Locked Outta Love
もイイ感じ、ちなみにDVDの方はTV番組用に
09年7月25日ドイツ・ケルンの劇場で収録されたライヴを75分収録。
CD、DVD共に鑑賞後の充実感もヘヴィ級です。
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2184
2月 自身のブルースを集大成するベスト15選、これぞまさにジョン・プライマー!内5曲は未発曲
John Primer Call Me John Primer
マディ・ウォーターズの時代から切れ目無く脈々と息づいてきている黄金のシカゴ・
ブルース。そんなアメリカ史上最大の国宝級ブルースの生き証人とも言えるのが
マジック・スリムやこのジョン・プライマーたち。マディ・バンドをルーツとしている点
で共に遺伝子直系の息子達でありブラザーですが、そんなプライマーのこれは痛快・
豪快なベスト選曲盤。スタジオ&ライヴのミックス構成に加えてラストは渋い弾き語
りのジミ・ヘン・チューンと構成のバランスもgood。当然ながら全曲が素晴らしい中、
リラックスした出だしからナチュラルに盛り上がる #1.Going Back Down South
歌もギターも、そしてそれに絡むハーモニカも全てが最高。ライヴトラックでは#11.
You Got to Pay The Priceの、抑制を伴った臨場感が何とも極上の雰囲気。
2010 Austria Wolf 120.823
生々しさで文句なしの、これがバーンサイド最強の決定盤的発掘盤!
R.L.Burnside King of Hill Country Blues
かつて新宿パークタワー・ブルース・フェストで観たバーンサイドの姿は、
それ以前に発掘映像で衝撃的な印象を受けたレア・ブルースマンの姿と
は少しニュアンスが異なってはいましたけど、本作で味わえるバーンサイド
はそのビデオ映像を観た当時の生々しい衝撃が蘇る何ともレアな質感を
したバーンサイドです。アコースティックとエレキと両方共にまさに路上感覚、
それもそのはずでここにある音源はいずれも1975年、1989年、1991年と、
まさにブレイク前の生々しいパフォーマンスが主にキャッチされています。
ノースミシシッピ出身、レアでリアルなデルタ・ブルースにかけては最強の
存在だった人。こうしてCDで聴くだけでも身震いする瞬間を覚えます。
共に89年収録のアコギ版#4.Poor Black〜 と #7.Poor Boy がこの
時期の彼の一側面を的確に捉えている気がします。個人的には#12.See My Jumper〜
最大のお気に入りとなりました。このスリリング感がたまりません。
2010 Austria Wolf 120.921
3月 80年代のSSW、AORっぽい雰囲気も漂う中ピリッとしたハーモニカが光ります
Charlie Musselwhite the Well
アリゲーター所属の大御所ブルースマンの中ではジェームズ
・コットンと並んで最年長組の茶蟻末世流白。今般二人揃って
新譜が同時発売という何とも嬉しい展開。シンガー・ソングライ
ター・テイストで迫る#8.Just You,Just Bluesに直近の彼の雰囲
気が出ている気もする一方、#4.Where HWY 61Runs には全盛
期のモダン・シカゴ・ブルースの成分が充満。ゲスト、メイヴィス・
ステイプルの共演がヴェリーナイスな#5.Sad and Beautiful World
は彼女だけをフィーチャーしたトラックが欲しかったと思わせる
出来映え。作品全体、自然体のブルースって感じが漂います。
2010 USA Alligator ALCD-4939
まさにappleJamならではの選盤、他店ではまず見ない盤
久しぶり!60年代末期に放電された古い電流に感電した感じのナイスな電撃が走ります

Benjy Davis Project  the Angie House:More than Local
既に複数枚のアルバムをリリースしているディープサウス系の個性溢れる
フォークロック・バンド。2010年盤も出ているにも関わらず、それに気づかず
2001年と2005年音源の2枚組復刻盤の方を先に仕入れてしまいました。本作
の素晴らしい手応えを得て、当然ながらその新作2010年盤はまた次に追いか
けますのでどうぞご期待下さいませ。全曲がしっかりとした説得力を持つ中、
個人的にはどこかがちょっぴりバーズっぽいDisc2 #4.Humble Hand と#11.
Where the Heart Is
が激しくお気に入り。音に60年代末期のスピリットが充満
している感じ、それがなんともたまりません。蛇足ながらCD内のクレジットで
Dsic1 #4.She Aint Got Loveのリードギターはゲイトマウスとなっていますが
これにはチト疑問が残りました。さらに一部USAのショップ・サイトではDisc1 #3
にゲイトのギターが参加していることになっていますがやはりそこにもゲイトは
居ないように思います。なんとなくスッキリしないゲスト・クレジットです。
2010 USA Losher Music RKM2-61289
4月 リヴィング・レジェンド渾身の一撃、オレはまだまだやるつもりだゼ!
James Cotton Giant
本作ではヴォーカルをギターのスラム・アレンに完全に任せ、
自らはハーモニカのみに専念しているコットン。ハーモニカの
心地よいテンションに加えてスラムの歌にある一種BBキング
系の触感が程よいミックス感覚。そのスラムに絡むオブリが
メインで聴かせる#6.How Blue Can You Get? や強烈なドライ
ヴ感を伴うインスト作#7.With The Quickness、そしてまたじっ
くりと吹く#8.Since,I Met You Babyと、全曲がこの水準です。
まだまだ充分に活躍出来る、生涯現役コットン会心の一撃。
気合いの入り方で判る文句なし全力投球なのが圧巻です。
2010 USA Alligator ALCD-4940
音がリフレッシュするとこんなにも印象が変わるとは、元が極上だけにこれは凄く嬉しい!
Phillip Waker And Otis Grand Big Blues From Texas
オリジナル音源は1992年にオーティス・グランドのプロデュースにより
ロンドンで録音された作品三度目の復刻盤。入魂の新装再発で美麗
デジパック仕様に変身したことに加えて音に抜群の迫力が増してます。
#1.Dressin' Trashyでそれが気分のせいでないこと伝わるでしょうか。
マーティン・アトキンソンが2011年に火星でニューミックスした!と記され
ているのもこの新しい音に対する自信の表れと見ました。97年当時出た盤
には四つ星をつけていた私ですが、この鋭い切れ味で聴くフィリップ・ウォー
カーは文句なし五つ星の手応えです。ストレート・ブルース#3.She's Gone
でのスリル感も倍増、中盤グランドの絡みもより重厚な響き。惜しくも
2010年7月にフィリップが亡くなっているだけにこれはとても嬉しい復刻盤!
2011 UK JSP-8833
5月 最近のラッキーからは猛烈にオーラが出ている、本作でもそれを実感!
Lucky Peterson Every Second a Fool is Born
一秒ごとにおバカは絶えない...それって若いときの自分だ!ってここでは
あまり関係ありませんが、冒頭から快調に飛ばすラッキーの本作もまた
文句なし絶品のブルース・エンターテインメント・アルバムに仕上がってい
ます。ラッキーの(&奥方タマラとのも)近作はすこぶるショーアップされた
ブルースが爆発していてまさに気分も爽快。#1.Ain't I Going to Boss Me 
での重量感と、 #3.Changing Ways の絶好調奥方タマラ(だと思う)にも大
満足しつつ、特に#1.の後半はすこぶるドラマチックに展開する!表題曲
#4.Every Second a Fool is Bornではシンガーとしてのラッキーのソウル
フルさも存分に楽しむことが出来ます。ラッキー、今が最高に旬なのかも。
2011 UK JSP JSP-8831
針を下ろした瞬間、ってCDこれはですが 一発でシャキッとさせてくれる凄ホンモノの歌
Eddie Bo and Friends
2009年5月18日に78才でこの世を去った偉大なるエディ・ボーの、これは
90年当時恐らくは自選で出たベスト・フレンズとの録音を集めたベストセレ
クション。ボー自身がしたためたライナーによるとここでのリズム隊はかつて
のW.マルサリス・バンドからハーリン・ライリー(ds)、と他にクリス・セベリン(b)、
カール・ルブラン(g)という布陣。ゲストはボー・ドリスとジョニー・アダムスとア
ール・キングが確認出来ますが、ラスト #12.Teach Meの女性シンガーはデー
タ不詳。私の耳にはアーマ・トーマスに聞こえるのですが果たして?個人的
なアルバム・ハイライトは#6.Bring It On Homeで、特に後半のヴォーカル合戦、
ジョニー・アダムスにはとりわけ電撃百万ボルトって感じで全身感電しまくりです。
1990年盤の2011年度CD-R盤復刻。
USA Independent
6月 6年ぶりのロージー新作は何と英国JSPからの登場、ソウルフルな優しさに包まれて
Rosie Ledet Come Get Some
本作で特に際立つロージーのソフトなタッチ、この路線は03年盤から
のフィーリングだと感じますが、あと今回ここでもチャック・ブッシュのベー
スが実にナイスなサポート。ギターも時に柔らかいビブラートでシンプル
な曲の中に印象的なラインを残します。録音はルイジアナとニューヨーク
に分けての収録で、今回もまた全曲がロージーの作。毎年のようにアル
バムを出していた人が05年から実に6年ぶりになったのはやはりその
年来襲したあのハリケーンと無縁ではないのかも。曲毎に個性がはっ
きりした作りの中、#2.This is Gonna Take a While と #6.Love is Gonna
Find You
に今までにないまた新しい触感を感じます。プロデュースも
担当しているアンドレ・ニザーリのギターがユニークなのも特筆です。
2011 UK JSP JSP-8835
1940年代中期から50年代へと、戦後の隆盛と共に国中が熱気でむせかえるほど勢いが
あった時代に生まれた、極上のアメリカン・ミュージックがそのまま目一杯再現された作品

Roomful of Blues Hook,Line & Sinker
ゴージャスなホーン・アンサンブルとファットでスインギーなギターが
文句なしの看板サウンド。本作ではヴィンテージ路線というか古典的
なジャンプ・チューンが多く、実際にもここには彼らのオリジナルがない
ことからも狙いはやはりその時代へ一直線と感じます。ズートスーツに
コンクヘアで固めた超いなせな黒人ミュージシャン達の熱気そのまま、
あたかも1940年代から50年代にかけてのダンスホールやライヴラウン
ジにワープした気分です。#5.Gate Walks To Boardはまさにそんな時代
のどストライク・チューン。 ギターは現代の感覚ながらサックスやトラン
ペットにピアノのソロは栄光の時代の輝きそのまんま。個人的には
#7.Ain't Nothin' Happenin' みたいな曲が大好きでつい
自分でも鼻歌混じりに腰がグラインドでハッピー度はMAX!
2011 USA Allgator AQLCD-4941
7月 アリゲーター移籍後早くも10周年、ラウンダー時代も含めてスタンスが変わらないことの凄さ
Marcia Ball Roadside Attractions
マーシャのこの作品を聴く直前、トレイシー・ネルソンの最新作にゲスト
参加しているマーシャを聴いて、ジミー・リード・チューンのカバーでも独特
のうねりを醸し出しているのに改めてぞっこん。譜面には決して書き表す
ことの出来ないクォンタイズ感とドライヴ感においてマーシャは天下一品
のノリ。80年代には毎年当たり前のようにNHK-BSがここ日本でも連日
特番放映していた頃のニューオリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェス映像で
観たマーシャのゴキゲンなステージは今もしっかりと脳裏に焼き付いてい
ます。#4.We Feel Hard や#12.the Party's Still Going Onはまさに看板
演奏。一方ストレートなスロー・ブルース#11.Mule Headed Man では
年輪を経たスモークド・ヴォイスがより真価を発揮している感じがします。
2011 USA Alligator ALCD-4942

♪BluesClub と Blues Womaen Club 共に会員のお客様へはマーシャの重複を避けるため
   当月のBlues Club はカスタム選盤になります。よろしくお願い致します。
ブルースを歌うことを楽しんでいるのが分かる、ナチュラルな熱演ぶりが素晴らしい
Rory Block Shake 'Em On Down
アルバム丸ごとミシシッピ・フレッド・マクダウェルに捧げられたロリー・
ブロック熱血のカントリー・ブルース編。人生の途中でちょっとポップな
シンガーに変身した経緯もありますが、やはり自他共にこれが最も本来
の彼女らしい姿だと感じます。07年に出たDVDで完璧と言っていい自身
の姿をキャッチ出来たことでさらに自信を深めたことは間違いなさそう。
憧れの存在を歌う喜びを感じ取れる#8.the Man that I'm Lovin' はまさ
にその典型。続く#9.Ancestral Homeでは少し発声法を変えてよりトラ
ディショナルなアメリカン・ルーツ・テイストにも。シアワセそうに歌う姿
を思い浮かべる内容で、後年の代表作と言えるナイスな仕上がり。
2011 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2217
8月 進行形の巨匠達、まだまだ発展と革命に向かっての活動は続くのだ!
バディもカルロスも、そしてビリー・ブランチも絶品の瞬間をキャッチした超豪華2枚組
ChicagoBlues A Living History〜the (R)evolution Continues 2CD
前作09年盤がブルースファンの度肝を抜いた瞬間にもはやこの企画は
たった一回の試みで終われるはずがなかった。次なるこの第二弾をさら
に豪華なものしようという関係者全員の熱意溢れる願いはそして早くも
現実に。Disc2 #1.First Time I Met the Blues (Buddy Guy)が炸裂する
とき多くの方がかつてのチェス盤の、真っ黒なジャケットに真っ白なSG
を抱えて爆死しそうなバディの姿を思い出すことでしょう。さらには#6.
Younder Wall (Billy Branch)はまるでデルマーク盤みたいな感触の
ビリーをここで知ることになります。オレタチはまだまだ終わっちゃい
ないんだゼって感じの執念を強烈に感じるもの凄い盤!
2011 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2207
隠れ名盤、新曲と共に復活!インディーズなのが勿体ないbut、インディだからこそ!でもある
Drew Landry 〜 Brandry Land Share Croppers Whine+BP Blues
新曲ディスクに前作のアルバムを足した2枚組仕様の新譜なんですが、ディスク
2枚ともCD-R盤になっているところから、恐らくは完売にしてしまうのが勿体なくて、
新曲を出したのを機に前作もR盤で復刻してカップリングしたのかなと想像します。
そうなるとやはり入手可能なうちにクラブ選盤というステイタスで会員のお客様に
お届けしたくなるのが人情。2004年作品の、ボール紙にスタンプのデビュー作は
既にお届け済みですが、あれから実に渋く成長したランドリーを是非ご堪能下さ
い。成熟したエリック・リンデルを知る今、ランドリーがネクストのポジションに居る
のを感じます。Disc1#10.90Proof と新曲の BP Blues、若いのに深いです。

2011(2008) USA D.Landry Pailhouse Music
9月 その爽やかさは聴いてるだけで気分がリフレッシュされる心地よさ
Susan James High-Ways,Ghosts,Hearts & Home 
このサウンド、瞬間移動的に耳が90年代から2000年頃の時代に
ワープしてしまいます。ネオカントリーやオルタナといった言葉が飛
び交い、時代は未知の扉を開ける気分でわくわくしていた頃です。
世の中的にはその後の10年間でネット環境の激変や一気に進んだ
グローバル化の結果、音楽的環境もずいぶん様変わりはしましたが、
しかしどんな時代にもスーザンのようなタイプの歌は人の心を優しく
癒やしてくれます。中でも中盤の2曲、#4.On Your Side と#5.Cold
Moon On Your Side
にはフォーキーな面とオルタナ色とがくっき
りと出ていて特に印象に残ります。
2011 Germany Taxim  TX-3025
祝♪ 2011年8月後半には国内盤仕様にて一般の店頭にも出ることが決定
Grady Champion Dreamin'
最初はRBC展開しようと思っていた盤ですが、当店の導入後にBSMFが
初めてグレイディにアプローチをかけたことを知り急きょBluesClub展開に
切り替えた盤です。当店の場合、ほとんどコアな音楽ファンしか利用して
いないマニアックな店なのでこれを機にグレイディが例えば誌上でもレビュ
ーされるとか、もっと広くスポットが当たったら嬉しいなと感じています。
過去三作、いずれも自身の切り口を何処にするか決めかねていた印象
があったのですが、10年ぶりに聴く本作ではそこがはっきりと吹っ切れ
た手応え。早い話、結局全部オレなんだ!という確信が伝わる仕上がり。
シンガーでもありハーモニカ奏者でもあり、そしてブルースマンであり
ソウル・シンガーでもあるのだって感じがズシンと来ます。
#2.Dreamin'、#4.Guilty as Charged、#8.Thank You for
Giving Me the Blues
と並べて違和感が無いのが強い。
ブルースを教えてくれてありがとうって感じのタイトルを
見て思いだしたこと〜かつて16才くらいの私をこれを聴け
ばキミの求めている答えが見つかるかも、とマイク・ブルーム
フィールドのLPを薦めてくれたショップ店員が結局私の人生を
変えたというか、その日が今の私が生まれた第一日目だった。
ブルースを知ることが出来てほんとに良かった。以降、いつも
道がちゃんと見えていることの事実が凄いと思います。
もとい、本作では地域性が希薄になった分、より以上
にグレイディの個性に包まれている感が印象的です。
2011 USA Grady Shady Music
10月 どんな道を行く人かまだ判らないけど無限かつ未知の魅力を満載したシャマーが放つ意欲作
Shamarr Allen and the Underdawgs 504-799-8147
07年盤"Meet Me On〜"で受けた、爽やかにも強烈な第一印象から
早四年。本作では何と予想もしなかったハードなヒップホップ系ロック
チューン#10.Uh Huh! が飛び出したり、まるで松山ケンイチが劇中で
歌う渋谷系チューンかみたいな #4.Friend Zoneと、かなり多面的かつ
攻撃的な作りが印象的です。#5.Think Like You はまるでニューメタル
みたいに聞こえるし#7.You're My Doctorはオヤジ世代の私にはAOR
ミーツ・ヒップホップの構図に見えるし、これは聴く人の感性や世代に
よって同じ曲でも大きく印象が変わりそう。個人的には#14.Out the
Window
にもう一人のニューオリンズの偉大な若手tp、Cristian Scott
との類似点を垣間見た気がして続編がとても楽しみになりました。
2011 USA P.O.M.E. Music Group
BluesClubとNOCの両方の会員の方には選盤の重複を避けるため当月に限りBluesClub分をカスタム選盤します。
サザンソウル・ファン永遠のお宝、初出12曲を含む珠玉のフェーム録音全48曲のもの凄盤
Candi Staton Evidence the Complete Fame Recoreds Masters 2CD
超シビれる極上ヴィンテージ・ソウル・クイーン、キャンディ・ステイトンのこれは
歴史に残る大発掘的 もの凄盤! 個人的には特にDisc2の#14.Something's
Burning
から#16.Love Chain のエリアがこの盤でのホットスポットになりました。
歌ものを聴くときって、私の場合はもし自分がバンド or カラオケで歌うならどの
曲にするかななんていう視点でお気に入りが決まることもあるのですが、本作
ではまさにその2曲。片手タンバリンで汗だくになって歌うとき、きっと至福の境
地に居る感じ。btw、カントリーの大ヒット曲 Stand by Your Man(Disc1.#14)
のカバーが同曲での最高のお気に入りになったのも特筆、迷わず愛用のウォ
ークマンに放りこみました。とにかくこれはもってなあかん凄い盤!
2011 UK ACE CDKEN2 353
11月
ギターインスト・シーン激震のザ・マーケッツ60's超レア満載の1,500枚限定盤
全編シビれる程ビューティフルなサーフ&ガレージ系インストが炸裂します!
the Marketts Outer Space,Hot Rods & Superheroes

一説ではここにリオン・ラッセルやグレン・キャンベルも居た!と
複数の某有名ショップのCDガイドに書いてあるのですが、私自身
はその事実を今も未確認です。とにかくこれはそういう話題抜きで
世界中のギターインスト・ファンを一撃でマットに沈める凄い盤。
1963〜66年の間に彼らがワーナーブラザーズに残したレア・シン
グルや未発曲をこれでもかと含んだ全24曲が悶絶もの。全世界
で1,500枚限定なので迷わずBluesClub会員様分を確保しました。
#1.Out of Limits、#2.Napoleon's Solo,#3.Batman Thema
#5.Richie's Themeの流れで全身電撃衝撃体感ってやつ。
2011 UK ACE CDLUX-006
こんなに嬉しい復刻盤は久しぶり、全世界から歓喜のどよめきが聞こえてきそう
Leon Russell Live in Japan 1973 : Live in Houston 1971
今回の復刻盤は世界初CD化であるばかりか、日本でのライヴのみならず
今まで未発だった71年4月22日のヒューストンでのライヴ7曲が追加収録
された点で実に画期的。日本でのライヴは日本だけでの発売だったので
海外のファンには二倍嬉しい復刻、今この瞬間地球規模で目の幅涙を流
して本作に聞き惚れている方がある訳です。その日本ライヴからは#4.
Roll Away the Stoneがまるでジョー・コッカーのマッドドッグス〜ライヴ盤と
イメージが重なる程の超熱血パフォーマンス。我が日本の聴衆の反応も
メチャメチャ幸せそうで一瞬で同化してしまいます。私は「Alcatraz」が
大好きなのですが嬉しいことにここには両方分の収録があります。
日本での#7.Alcatrazと ヒューストンでの #10.Alcatraz。あとまるでリオン
のオリジナルに聞こえてしまう#15.Jumpin' Jack Flashもゴ・キ・ゲ・ン・
2011 UK ACE/Big Beat CDWIKD296

RBCとBluesClubの両方の会員の方の場合はLeon Russellの重複を避けるため当月のBluesClubは
カスタム選盤となりますことをご了承下さいませ。
12月 これはいわばすべてのブルース・ウーマンへの指標になり得る凄い盤!
Shemekia Copeland Deluxe Edition
自らの頂点を極めた感もあった前作05年盤が出たときから、次はよりソウル
フルになるのか、あるいはパワー系のファンキン・ロッキン・ブルース路線に
戻るのか、興味が尽きなかったシェメキア。しかし何と今回出してきたのはベ
スト・セレクション盤でした。ヤラレタ!という気もした一瞬、しかしこれでどう?
という感じの文句なし最高に充実した選曲内容に、今度はこれこそみんなが
待っていた音、進行形で聴く現代最高峰のブルースの女王の登場です。誰が
聴いてもこれは文句なしでしょう!緩急も押し引くも絶妙の構成です。私の
場合は特に#3.Ghetto Child、#9.Wild,Wild,Woman、#13.Stay a little Santa
の三曲に彼女の本質的な魅力が溶け出している気がします。
〜以上は09年にテラークから1枚出している事実に気付かな
いで書いたコメントですが感想として素直に書けていると思う
のであえて手を加えていません。変な店だ(笑)
2011 USA Alligator  ALCD-5614
何時か作りたかったというブルース、R&B、ゴスペルだらけの黒人音楽アルバム
Tracy Nelson Victim of the Blues
本作のこのコメントを書く今この瞬間まで、彼女がボビー・チャールズと
別れていたことを知りませんでした。とはいえ昨年のボビーの他界が何
らかの作用を彼女にもたらしたであろうことはつい想像してしまいます。
時は1960年代、まさにブルームフィールド達がフィルモア・ウェストでぶい
ぶい言わしてた頃から彼女もまた何時かは純黒人音楽のアルバムを出し
たかったそう。そこから半世紀を経て今それが実現したのも、きっと人間
生きているうちにやりたいことはやっておかないと、と思ったのかも知れま
せん。その反面、決して古典に執着はせず#2.Load a Hot といった最近の
ブルース作品もカバーする辺りやはり彼女は今も進行形のブルース娘
であることを実感。盟友とも言えるマーシャ・ボール参加の#3.Shoot
My Baby
は個人的に本作で最もお気に入りになったジミー・リード・
チューン。かつてマーカス・ミラーやD.サンボーン達と共演したTV番組
で抜群のゴスペル・フィーリングを全開していたトレイシーがここに居る
と感じたのがラスト、ジョン・コーワンとのデュエットで歌う#11.Without
Love
。このヘヴィさは格別、如何にものしめくくりにふさわしい曲です。
2011 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2222

♪ BluesClub と Blues Womaen Club 共に会員のお客様へはトレイシーの重複を
    避けるため当月のBlues Club はカスタム選盤になります。よろしくお願い致します。
特典 年間通期2枚会員様に
ボーナスポイント

3,000ポイントを進呈


appleJam レ7クラブ+1
さらにご加入のコース合計枚数が3枚の会員様は5,000ポイント
4枚の会員様には7,000ポイント
というようにご加入のコース総枚数に応じて
累進加算でポイントは増量されます。
詳しくは 7大クラブ共通規約 のページをご参照下さいませ。
2枚コース会員様は
さらにお楽しみ♪

恒例 appleJam2012壁掛けカレンダー(12枚綴り)を進呈します。






BluesClub
過去
2010年の 頒布タイトル一覧

2010年 1枚会員 2枚会員にはこちらの作品もお届けします
1月 チックのリーダー作が今まで無かったこと自体がシカゴの七不思議・・・
シュンのそんなつぶやきがようやく過去の1ページになる日が来ました!

Chick Rodgers Essentially Yours
アルバムの内容に触れる以前にまず日本人のファン的には、本作に寄せた菊田俊介氏の
ライナーがチックへのファンの気持ちをすべて語り尽くしている感じで何度も読み返してしま
います。シュン(菊田氏)がバンド・メンバーだったココ・テイラーが如何にチックを高く評価し
ていたか、そのココのみならずここでシュンと共演している盟友チコ・バンクスまで亡くなった
今、ライナーを書くシュンの胸にも過去の様々なシーンが去来したことと思います。アレサ・チ
ューンが3曲もあるのが目を引きますが、他にもブルース・スタンダードからいわゆる大スタン
ダードまで、チックの守備範囲の広さと同時にその力量の確かさを改めて知る思い。ほぼ全
曲でソロを弾くシュンのカッコいいこと!歌もの的には#3.Don't Play that Song を始めとした
パンチの効いたR&Bチューンが絶品。ギター的には#10.I'll Play the Blues for You
(途中から the Thrill is Goneになる)といったブルース・スタンダードが聞き物です。
2009 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2138
デニスのこの新作「Pleasure & Pain」お届け時に、デニス必聴盤の一作「Falling Up」を追加で無料進呈!
新旧の必聴盤2枚で\2,500という、思わずうそ、ほんま?というお得なセット。2枚会員様だけのスポット特典です。

Dennis Jones Pleasure & Pain
私の知る限りブルースシーンで最も古参組になる大先輩ライターのお客様から折に
ふれホットな情報を頂くことがあるのですが、今回はこのデニス・ジョーンズについて
お言葉が寄せられました。氏曰く〜〜これといった新鮮味は無いのですが、Jimmy D.
LaneとかBernard Allisonの流れを汲む若い世代のBluesの中にあっては、良い出来
といっても良いと思います。〜〜とのご感想。スカッとした手放しの絶賛に至っていない
点は恐らくは絶対的な存在感にまだ手がひとつ届いていない感じが原因かと思いつつ、
ギタリストとしてもソングライターとしても一線級であることは確かです。03年盤の
「Falling Up」と併せて聴くことでデニスの全体像・実像により肉迫することが出来る
ことから共に必聴盤だとお店的には感じています。WEB試聴にはレスポールの粘りけ
が心地よい#10.Him or Meとストラトの快音が一際響く#11.Hot Sauce を置きます。
2009 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2137
2月 火を吐く勢いと同時にスローブルースで見せる渋い味わい、まさにギターのためのブルース三昧ってやつ
Bugs Henderson & The Shuffle Kings Vienna Calling "From Austin to Austria"
かつては鬼コアなギターファンだけが四苦八苦して入手しそして悶絶していたバグス。
そんなバグスを2000年の初導入以来そのリリースを追ってきた訳ですが、途中から
作風がぐっと渋くなりシンガーとしてのウェイトも増すようになりました。がしかしここに
収録されたオースチンとグラナダの二ヶ所でのライヴ2枚組は文句なしの弾き倒しバグ
スをキャッチ。恐らく普段のステージでは今もこのように豪快に弾きまくる姿が普通なん
だと想像、スタジオ作品とはスタイルを区別しているのが実際だと思います。それはさ
ておき、今回のライヴ盤は1枚がトリオ吹き込み、もう1枚がキーボードと共演のギター
参加の五重奏団という二色構成に注目。試聴はその対比が浮き彫りになる Disc1 #7.
Look What Love Can Do とDsic2 #5.Ticket to Ride をどうぞ。
2009 German Taxim TX1067
新名盤化も間違いなし!のブルーアイド・ソウル系ロッキン・ブルース
Mike Zito Pearl River
前作で感じた骨太感はそのままに、より一層の存在感を増しそして何より
これはもはやB級ブルースではなく、文句なしの超A級ブルースの領域に
入っています。全曲が余りに素晴らしいのでどれをピックアップしようか迷
う中、あえて地味目の#4.Change My Way と、声が驚くほどフレディ・キング
に瓜が二個の#12.All Last Night をここではプッシュ。他に剛質でド派手な
曲もあるので全体のバランスは結構ヘヴィな作りです。前作とは異なり今回
直球でロッキン・ブルースのど真ん中を槍が貫いている感じ、しかもギタ
ー・ソロにおけるライン取りに抜群に歌心を感じることに加え、歌そのもの
も極上。まさに弩級のブルース・シンガー&ギタリスト。
2009 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2141
3月 58年の活動開始から実に半世紀を超えてのデビュー作が登場!まさにウルフらしい偉業です
Smilin' Bobby & Hidden Charms Big Legged Woman
ペキペキっとした必殺クリーントーンで実に久しぶりに心ときめくブルースマン!
どうやら音盤デビューはこれが初めてのことらしいのですが、活動自体は早くは
1958年からクラブギグを開始、60年代初期には日曜日の朝のマックスウェル・
ストリートの常連でもあった模様。現在はシルバー世代とは言えまだまだ充分
に脂ののったブルースマン、彼の息子 Carlos Showers もウィリー・ケントと組ん
だブルース・ギタリスト。親父的にはこれは勲章に近いデビュー作、まるでフェン
トン・ロビンソンを彷彿とするスローの#3.Cold,Cold Feeling やトランプ系のクー
ル・インスト#7.Bobby Strutでこの作品のイメージは充分伝わるかと思います。
2009 Austria Wolf 120.821
故ニック・ホルトに捧げられた86年から92年までの音源で構成した大充実のベスト盤
Magic Slim & The Teardrops Rough Dried Woman
恐らくはWOLFのハネス氏自身が最も誇りとしているだろう自社取り扱い
アーティストがこのマジック・スリム。シカゴ・ブルースのリヴィング・レジェ
ンドとして相棒のジョン・プライマーや今は亡きニック・ホルト達と共に黄金
期のブルースを今に伝える存在です。シーンに於ける最重要人物である
ばかりか彼自身がシカゴブルースの指標になってきたことは疑う余地は
無し。今回はベスト盤という構成ながら初CD化音源も含みつつベテラン
のファンにも新規ファンにも等しくお薦めしたくなる豪華な内容となってい
ます。試聴用には91年の#5.I'm Good と 90年の#12.Blues At Sunrise
どうぞ。渋いを超えた勢いと貫禄というものセットでビンビン感じます!
2009 Austria Wolf 120.820
4月 ぐっとくるストレート・ブルースとソウルフルさが気持ちよくセットになった盤
Lucky Peterson Heart of Pain
2009年の暮れも押し迫った頃ぽつんと届いたロンドンからの封書がひとつ。
JSPからはいつもそのように郵便で新譜案内が届くのですが、時代が如何に
変わろうとも自己のスタイルを変えないジョン・ステッドマン氏のそういった頑
なところが私は好きです。btw、09年に出た奥方タマラのアルバムでもファン
を仰け反らせてくれたラッキーですが、今回もブルースを演っているのが楽しく
て仕方がないって気持ちがまさに充満したアルバム!どこを切ってもハジけて
いるのがこの人のイカシタところ。#8.Brown Can't Be Bad と #10.Bound To
 Make You Love Me
は共に直球のストレート・ブルース。そして特に個人的に
シビレたのがほんわかブルーズン・ソウルの#5.Age Ain't Nothing But A Number
これは誰がデュエットしているのか判らなくてジョンさんに照会しましたところ、
それはJames Ellis だ、クレジットされて然るべき人なんだけどちょっとミスして
しまった…というコメントを頂きました。AMGで調べても同じ名前の別人らしき
人は沢山いますが、結局詳細は不明です。もしやJSPでは珍しいソウル盤と
していずれリーダー作が出るのか??その辺も楽しみですが、しかしこの
デュエット、フィーリングも何もかも全部が最高っ!すよ。ゴキゲン♪な1枚。
2010 UK JSP JSP-8824
きっと50年後にはこれがこの時代のブルースだったんだ、とみんなが思っていそうな歌
Keb'Mo' Live&Mo'
Okehから出したデビュー作が鮮やかにW.C.ハンディ賞を受賞したのが1993年のこと。
その年に生まれた人が今では高校生、まさに光陰矢の如しですが当時からニュータイ
プのブルースマンとして新時代のアメリカン・ルーツ・ミュージックを開拓、創造していく
のではというシーンの期待が大でした。実際の彼は単にもう少し気楽に日々自分自身
を楽しみ、そんな人生を詩にまた新しい曲を書く…というタイプの詩人なのではないか。
私はそれこそがピュアな現代のブルースなんだと感じています。そこが通じればこの日
会場に集った人々の心底楽しそうな反応が共有出来るはず。#5.Hole in the Bucket
なんか聴くと、何で日本はアメリカと地続きではないんだ、大げさに飛行機に乗らなくて
もいいのなら何時間かかってもロスに聴きに行くのにと思ってしまいます。
2009 USA Yolabelle International YBI-0901
5月 人類及び地球、そしてブルースの未来はワシが何とかするゾ…月面基地のラジオ・ステーションから
Mighty Mo Rodgers Dispatches from the Moon
非常に奇抜なアイデアに感じるかも知れないマイティのこのコンセプト・アルバム。
ブルースが虐げられている地球から月へと避難した彼が、ブルースDJという形で
月面から地球と交信するという設定。多分虐げられているのはブルースを象徴とし
た人間的でかつ非権力的なもの全てのことかと解釈しつつ、非核と平和を願う日
本語のメッセージも登場する辺りにその願いを感じ取ることが出来そうです。 レゲ
エチューンの#4.Moonwalking on the Moon が私の場合最もお気に入りになりまし
たが、極めてメロウなギターが登場する#7.Blues Is a Woman Woe is a Woman
ジェントリー・タッチのファンク#12.Continental Blues辺りがきっと彼の元々のスタ
イルなのかも。他にアフロ・ブルースやヒップホップ・ブルースもあって
アルバム全編43分超があっという間です。次回も月面基地から??
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2153
別格的に凄い奴!どんなシーンにも居るそんなグレートな存在にカークがなってきた
Kirk Fletcher My Turn
思えば当店がカークを日本に初導入した1999年、全力を上げた入魂のお薦めを
してから早10年超の月日が経ちました。今やブルースギター・ファン、特に西海岸
ブルースの好きな人なら知らない人はいないくらいの超人気ギタリスト。あちこち
から引っ張りだこになったせいもあるのか、自身のリーダー作としては実に7年ぶり。
実際内容もこれ以上はないというくらいの充実ぶりです。基本的にジャジーな人な
がら、今回は大胆にファズやワウワウを駆使したりと一歩踏み込んだ意欲作にな
っているのが特徴です。タイトルの「オレの番だゼ」ってのも純粋に今の彼の気持
ちを表している気がします。後の殿堂入りはもはや間違い無しの、まさに生ける
伝説的若き巨人となった感のある姿が目にも耳にも眩しいです。試聴は最も
カークらしい#4.Ain't No Way と直球ブルースの#8.Blues for Antone をどうぞ。
何と今作では#2.と#9. をカーク自身が歌い、あとはサックスのPaulie Cerra が
#4.と#6.を歌っているとのことです。実はカークは歌もVery Niceだった♪
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2161
6月 今もメイシオのソウル・レビューの一員として活躍するマーサ・ハイのリーダー作
Martha High with Shawlin Temple Defenders W.o.m.a.n. 
かつてはJ.B.'ズでも活躍していた伝説のファンク・ディーヴァ。
P-Vineの資料には「おっかさん、帰って来たんだね!」という
泣けるセリフも飛ぶ音盤で、なんとバックは少林寺拳法防衛軍
と名乗るフランスの若手ファンク・バンドが登場。ライヴ盤だけ
あってそのノリの良さとハジケ具合はマーサが今もヤングレデ
ィのままであることを証明しています。大定盤 #6.Think での勢
いはもとより、バーバラ・リンの#9.I'm a Good Woman の汗飛び
散る熱唱はまさにマーサの本領発揮。爆音で聴きたい熱血シ
ャウター!79年からは3作目で、前作05年盤もライヴ盤でした。
2009 France MAF004
オールドスクール勢が次世代の新車"ギャラクティック号"に乗って街に繰り出した感、
演っているのがアーマにドリスにブッテにトゥーサン達だからこれは凄いクセ球!

Galactic Ya-Ka-May 
普通だとここまで強烈にヒップホップしているファンク集団をBlues Club会員の
皆様に送ると叱られるところなのですが、ギャラクティックの特にこの作品だけ
は別。何故って、ここには皆さんが日頃大好きな、普段ヒップホップとは無縁の
ルーツ系音楽をやっている黒人アーティスト達が大集結で、全員がワシにもア
タシにも出来るわヨって感じで頑張っているのです。あたかも街の若い衆が大
先輩たちに今度の祭りでちょいと新しい仕掛けの御輿に乗ってみまへんか?
と誘ってみたという感じです。今作は国内盤も出ているのですが、当店が当店
たる所以は何があっても現地オリジナル・リリースの盤をお客様にお届けする
という、このこだわりを今回も貫徹。その代わりメーカーに叱られないようクラブ
会員様限定という枠を自らに課しましたことご了承下さいませ。試聴は40才は
若返った感のBo Dollisの#5.Wild Man と、天然で新型ブルースになっている
John Boutteの#9.Dark Waterをどうぞ。全くの別人と化している曲も含めて
全部が面白い!です。来日もするのできっとWで話題になりますね。
2010 USA ANTI-87002
7月 ファンク軍団からはオルガンとドラムを、そしてギターには超ハードな南部ロッカーを、
今作はそんな強烈個性をしたメンバーの中、存分に歌いきっている姿が耳にも眩しい一作

Anders Osborne American Patchwork
沢山のお客様、そのほとんどはBlues Club会員のお客様でしたけど、とにかく
圧倒的なラヴコールを頂いた2007年盤"Coming Down"は一見ストレート・ブル
ースとは距離のありそうな人が実はブルース・ファンを直撃したことの手応えを
私に与えてくれました。今回音的には前作以上にロッカーとしてのスタンスを強く
感じますが、しかし偶然とはいえこの作品をupする直前、まさに当日に会員のお
客様からまさかオズボーンの新譜を取りこぼしてはいないよねというお電話を頂
くに当たり、彼への期待値はもはや半端ではないことを実感しました。曲毎に多彩
な色調を見せる一方でトータル的には実に渋いのも個性の一つ。#4.Killing Each
Other
はスタントンとロバートがバックに居ることの手応え充分、このオルガン
は今やロバー・ウォルターの顔にもなった感。#9.Meet Me in New Mexico
もしもポール・サンチェスとアンダース・オズボーンが共演したらどれくらい
の規模の核融合が起きるのかなんてことを楽しみに感じてしまいます。
2010 USA Alligator ALCD-4936
グロスマンのライフ・ワークとも言える、恩師R.G.D.の未発音源発掘シリーズ
Disc3に於ける全編教会収録のゴスペル集は今聴いても胸が心が熱くなる瞬間です

Rev.Gary Davis At Home and Church 1962-1967
前作に続く3枚組でのR.ゲイリー・デイヴィス(R.G.D).の未発音源発掘シリーズ。
BSMF西村氏のライナーによれば、もっかステファン・グロスマンはかつてギター
の直伝を仰いだ恩師R.G.D.が残したこれら音源を世に出すことに心血を注いでい
る模様。ひとつのこれは師への恩返しだとする説は実に共感を覚える解釈だと感
じます。それはさておき今作は他の発掘盤とは異なり特筆すべき要素がひとつ、
それは R.G.D.自身が生前に強く望んだ、教会で収録したゴスペルライヴが丸々
Disc3に収められていること。Disc3-3.I'm a Soldter in the Army of the Lord
一曲聴いても当日のパフォーマンスへの思い入れの違いが明らかです。あとの
ディスク2枚もそれなり充実していて、これは出来れば全ブルース・ファン必携の
フィンガーピッキング・ブルースの貴重なドキュメントとしての価値が大!です。
Disc1-12.You Cry Because I'm Leaving の叙情的な印象も格別なら Disc2-12.
People Who Use to Seeはまさに弾き語りのバイブル、極意と言えそうな一曲。
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-4023
8月 かつてオースチンでマギーのステージを観た方のメッセージが一瞬で脳裏に蘇る、
全くの自然体でその店にいた女性がその日の看板ギタリストだったという一夜の話

Cookie McGee One Way Ticket
心の片隅で、半ばあきらめかけつつもそれでもきっと何時かはと期待して
いたのがこのクッキー・マギーの新作。シンプルな四人編成での2曲以外は
ラッキー・ピーターソンとジェイムズ・バトラーが参加した豪華セットのライヴ盤。
シンプルな方では#4.the Right Place が出色で、レフティのSGから迸る歪む
寸前の硬質なマギートーン・ソロが絶妙。豪華編成の方では滑り出しから
ラッキーのハイテンション爆裂ギターが唸る#9.Palce of the King がライヴ盤
ならではのハイライト、後半2分51秒からマギーも負けてないギターで応酬。
続く#10.I'm Tore Down take2はフレディ王とは別世界、如何にもマギー
らしい独特のクルージング・ムードが浮き彫りになった感。
2010 Austria Wolf 120.632
こんな嬉しい組み合わせがあったなんて、なんてハッピーな1992年復刻盤
Dana Gilespie feat. Magic Slim and the Teardrops Big Boy
2006年盤のダナのそのド迫力に魅了されて早4年。迫力ある実力派シンガ
ーを聴く度ブルースに於ける肌の色論争に終止符を打ちたくなる衝動にから
れるのですが、そんなダナの今作は何と1992年制作のマジック・スリムとの
共演盤。92年というとNTTドコモ創立とか新幹線のぞみ号が登場した年で、
ついこの間感と大昔感覚とがセットになっちゃう微妙なタイムスケールです。
耳はこの若いダナとスリムの共演に大感激、低重心で迫る #3.Be My Sugar
はあたかもシャコタンで砂漠を突っ切る重戦車軍団の風情。あと、忘れては
いけないのがもう一人の共演者、Joachim Palden。そのヨアヒムのホンキー
トンク調のピアノと激しいサックスのブロウが曲を盛り上げる#10.Blow Crazy
はまるでビッグバンドかと思う迫力です。さらに掴みのギター一発だけでも
仰け反る#14.Your Mind is on Vacation等、全編がゴキゲンな勢いで充満!
2010 Austria Wolf 120.951
9月 ニック・ホルト亡き後初の新録作品、文字通り傷心の日々から立ち上がった巨人渾身の一撃
Magic Slim & The Teardrops Raising the Bar
チュ、チューニングが…という展開はことブルースの世界では常にOK牧場で、
逆に言うと多少ずれたままノリで弾き倒した方がクールなのでごじゃる。ここ
でも当然ながら巨匠マジック・スリムもズレたままガンガン攻め立ててきます。
#2.Breaking Up Somebody's Home は亡き弟ニック時代の重戦車キャタピラー
フル回転ベースとは少し異なるものの、まさにキタ〜〜ッ!のノリ。さらにはこれ
ぞ純正シカゴ・ブルース、師匠マジック・サムもたいしたもんや!と墓場でつぶ
やきそうな#6.I Can't Hold Out。さらにさらに個人的に仰け反りパンチをド頭で
喰らったのが#10.の4:59a.m.。いつか見たテリ(ヘンドリックス)のプロモ映像で
、この曲が仕上がったのは朝の5時だったのヨ、ってなフレーズを突然
思い出しましたが、それは関係なく m(_''_)m 、ここではアタマの四音が
強烈なアッパーの一撃になった次第です。まさに50年代のシカゴから
切れ目無しに繋がっている音でありブルースだと感じます。激秀作!
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2172
まさにブルース金太郎飴、何処を切っても同じ顔が出てくるところが凄い。
愛器ES-345を指さすのは実はそれが彼のお気に入り"Red Dog"そのものだから

Elvin Bishop Red Dog Speaks
実際にはとても幅広くアメリカン・ルーツ音楽をプレイしているエルヴィン・ビシ
ョップですが、聴いた後に残る印象がいつも同じになる人。私の場合はそれを
前作でのコメントの如く〜ビショップ流儀の不滅のブルース魂が常に遺憾なく
発揮されているからと感じていましたが、今作でライナーを担当された野木央氏
もやはり何を弾いてもブルースにしか聞こえないタイプだと称されています。我流
を貫いて40年以上を凌いできたことを讃えるメッセージには激しく共感した次第
です。とはいえ1枚のアルバムを飽きさせないセンスとアイデアも勿論で、今作
のハイライトの一つと言えそうな#5.Many Rivers to Crossではハイトーン・ヴォ
イスのジョン・ネメスに歌を任せることで特に光らせています。ブルース・
チューンでもザディコに変換してちょい捻り#6.Blues Cluiseと、とにかく
彼の場合は常に次やりたいことのアイデアが尽きない人なのダ。今回
もまたそんなエネルギーが充満した秀作、ずっと若いままなのが凄い!
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2098
10月 色んなメンバーでの色んなホートンがこれでもかと連発する弩級のマニアック・ボックス
Walter Horton Blues Harmonica Giant
ホートンがシカゴとメンフィスに1951年から56年までに残した録音からリーダー
吹き込みをメインに、あとサイドマンでも注目の活躍をした録音で構成した実に
濃いマニアックなボックス・セット。三枚組にも関わらず、2+1という表記も使用し
ているのはDisc3が7曲だけのキャリー・ベルとの共演トラックということからです
が、そのキャリーとのセットがまた実にそそられます。Disc3 #5.Walter & Carey
にその熱い雰囲気が充満!もとよりメインのディスク2枚もDisc2 #1.Hard Hearted
Woman
での低域と高域の濃淡の付け方、さらにはタンパ・レッドのトラックDisc2
#25.Big Stars Falling Bluesでのスリリングな展開等々、お宝音源が続々です。
ホートンマニアを自負する人はこれを避けて通る訳にはいかないもの凄いセット。
2010 UK JSP JSPCD-2305C
レスポールこだわりしたのが一発で判る、特有の臭みと粘りがチョー気持ちよい作品
JW-Jones Midnight Memphis Sun
今作での大きな特徴はパッケージ写真のポーズでも強調している通り、
レスポール特有の多分これは比較的最近のトラディショナル・スタンダー
ド・モデルかなと思うのですが、心地よい粘りけを含む芳醇なヴィンテージ・
サウンドで迫ります。実は私もレスポールが大好きで、自分のはソープバー
搭載55年型復刻の89年ギブソン・ナッシュビル製レスポールなのですが、
ハムバッキング搭載のJWのレスポールもその臭みには共通の成分が
あるのを感じます。特筆はJ.G.ワトソン〜ジミー・ヴォーンを意識した曲
#3.Kissin' in Memphis や#10.Make a Moveの引き締まったノリ、あと
個人的には#5.Born Operatorでのヒューバートのソロ・フレーズが自分と
瓜二つ感覚でぎょっとしました。総じてギターサウンドがメチャ臭く渋い
一方で歌は漂白したみたいに色がないのが特徴、それもまた個性か。
2010 German CrossCut CCD-11102
11月

ヴィンテージ・サウンドで迫る、R&Rテイスト充満の熱血50年代型ブルースとハーモニカ
Morry Sochat & theSpecial 20s Eatin' Dirt
リーダーのモリーはもしやロカビリアンだった時代もあるのか、ヴォーカルスタイルに
その片鱗を感じるのとウォームなハーモニカ・トーンはもろに50年代の息吹が充満し
ています。ベースはアップライト・ベースだし、ギターのファット&スインギーなスタイル
は限りなく西海岸のサウンド指向です。二人居るギタリストのうち一人は日本人名
Shoji Naito、モリーはアリヨさんから当店のことを知ったそうで何だかシカゴと日本の
距離感がうんと縮まる感じです。シカゴ・スタイルで幕を開ける#1.Eatin' Dirt はスライ
ド・ソロが光りますが、別の曲では60年代末期のマイク・ブルームフィールドに酷似し
たスライドを弾く瞬間も有り。#7.Natural Born Lover や #9.Riot Up In Here辺りが
本来のモリー・スタイルだと想像しますが実際はどうなんでしょう。全編に
漂う熱気はクラブギグそのまんま感、きっと一発録りなのかと思います。
2010 USA Independent
火酒魔ファンが復刻を熱望した90年代の名作がボーナス・トラック+2で再登場!
Mitch Kashmar & the Pontriax  100mile to Go
かつて当店が日本で初めてデルタグルーヴを導入した二年後くらいに同社の大躍進に
思わず興奮気味にここに書いた言葉とほとんど全く同じ感想を、今度は野木央氏が本作
のライナーに書いています。〜設立後とどまるところを知らない雄牛の如く(中略)そして
今やシカゴのアリゲーターと並ぶシーンを牽引するリーダー的レーベルに成長した。〜
これを読んで突然記憶がフラッシュバックした出来事がありました。以上と同じことを当時
私が書いた直後に、同社に興味を示した代理店にあくまでも好意から社長さんを紹介した
あと強引に流通を独占されてしまいそうになって、そして一個人店と日本でも有数にビッグ
なその代理店との闘いが始まったのでした。結果惨敗したのは私なのですが(笑)、でも
結局はその後BSMFが新たに仕切り直しでデルタグルーヴと取引を開始したことで事は
ようやく落ち着きました。そんなことはともかく、この火酒魔の復刻作のまさに火を噴く酒
にも似た勢いに触れ、良い作品を出せば結果はあとから付いてくるといった感のデルタ
グルーヴの熱い活動に改めて惚れ直す心境です。個人的な好みは#2.My Kinda Woman
#6.Horn of Plenty、#8.Walkin' Down Townといった主にファット系のハーモニカと、
あとそのマイルドな歌にも泣ける#9.Let It All Fall Deadも最高!とにかくここには
無駄な曲は一切無く、まさに名作の名に値する激秀逸なアルバムなのです。
2010 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2188
12月 テリもロイドも共にこの十年で破格の研鑽と成長を成し遂げた感、
それでいて自分自身のルーツをしっかりと内包しているところが凄い

Terri Hendrix Cry Till You Laugh

アナタが笑ってくれるまでワタシ泣いちゃうワ、ってな感じのこのタイトルがそのまま
普段のテリの人柄を象徴している感じです。あれは2000年頃のこと、ホームビデオ
収録したテリのローカルライヴの模様を見せて頂く機会があったのですが、相棒の
ロイド・メインズとともに天然で朗らかかつ気合いの入った歌いっぷりには文句無し
魅了されたものです。今回の作品はテリとしても初めての試み、CDと近々に出る本
とが連動したマルチな企画。実は以前からテリは本の出版を計画していて、最初に
そのことを伺ったのが2005年頃のことでした。やっと実現した夢にきっと喜びと同時
に肩の荷を下ろした安堵の気持ちもあるかもです。今回楽曲の作り方が土台から
グラミー賞直行というプロの手応えで、一貫してテリをバックアップしているロイド・
メインズのプロデューサー魂が、自身の娘(ディキシー・チックス)の次は絶対に
テリの番だと燃えているかのようです。本ももちろんこのあと導入しますが、本の
こともずっといつも練り続けてきたのヨと伺って、今回はこのアルバムと連動した
内容だけど他にもまだまだ出版したい本のアイデアがあるのかなと察しました。
絵本なのか詩集なのか、あるいはイラストブックなのか、何にせよまさにアーティ
スト、テリ・ヘンドリックス!ということなのです。試聴は今までと違うな、という印象
を残す#8.Sometimes と おお、まさにテリだという印象の#4.Hand Me Down Blues
をどうぞ。ビッグブレイク直前を確信する武者震いもセットで、一言 頑張れテリ♪
2010 USA Texas Wilry RecordsWR-30012


弩級の未発音源発掘!エイシズファンもジュニアファンも共にドッキリ!
引っかかり気味に弾くルイス・マイヤーズのギターにシカゴ・ブルースの真髄を見る

Junior Wells & the Aces Live in Boston 1966
モダン・シカゴ・ブルース最大の歴史的名盤かつ未曾有の大ヒット作
"HooDoo Man Blues"を出した翌年、ジュニア34才当時のボストン・
ツアー未発ライヴという超強烈盤。特筆はこのときのバックがジ・エイ
シズのルイス・マイヤーズ g、デイヴ・マイヤーズ b、フレッド・ビロウ d
という面々であることに加えて、タール系の粘着力を持つその渋いバ
ッキングに悶絶。エンディングテーマを含めて全19曲65分超が強烈な
ストレートパンチと化して貴方をK.O.すること間違いなし。個人的には
#9.Look on Younder's Wall と #11.Messin' with the Kid が特に極上。
2010 USA Delmark DE-809

※当初予定をしていましたテリ本(テリ・ヘンドリックス初の本)のクラブでの配布は断念することにしました。
   適当な時期に通常販売分としての導入はしたいと思っています。よろしくお願い致します。