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Grant Lyle
カナダのブルース・ギタリストというと真っ先にJohnny V と John Campbelljhonの名が浮かびますが、このグラントもそんな中の一人で2002年のヨーロッパのブルースシーンへ向けて放った"1stアルバム"。本国カナダで既発の2枚のアルバムから編集したと思われます。典型的なストラト使いで、ギターの鳴かせ方も若いのにツボを押さえているのが好感度高いです。バンドの編成はスリーピースですが、パワーで押すよりは全体のまろやかなニュアンスを売りにしているようです。グイグイと弾きまくるギタースリンガー系ではないのが特徴で、その華奢な面を武器として活かせば個性的な存在になりそうなそんな期待と予感が持てます。
かつてのクラプトンもここを通過したんだよな、的なAOR風ブルース
Grant Lyle / Traces \2,800tax in
ストラトの鳴きがなかなか好印象で、それほど力まずに全体を緩く仕上げている
のが大きな特徴です。ブルースという音楽の持つ時空間の狭間に落ちたような
気分で、この音が2002年のものか1970年のものか、区別も付かないくらいかつ
て何処かで耳にしたブルース、そんな気持ちになります。半分ほどあるオリジナ
ルも結構良い曲ですが#12 All Your Love のカバーは何でもなさそうに自分の
キャラクターでやってるのが印象的。スムース系のブルースというのがあれば
まさにそんな感じ。次の世代を担うにあたってこの路線が彼の居場所になるか。
2002 German Herman's HE 026-2