マイク・アンデルセン・バンド(Mike Andersen Band)
彼らもまたヨーロッパのブルースの水準の高さを証明する存在。1stアルバムではオリジナル半分とボビー・ブランドやリトル・ミルトン等のスタンダードのカバーが半分でしたが、新作の"Tomorrow"ではいよいよほぼ全てをオリジナルで固めてきました。リーダーのマイクはギターとヴォーカルを担当していますが、歌の上手さに一層磨きがかかって来た感じで、高域を駆使したソウルフルなヴォイシングには決して亜流などとは呼べない魅力を発揮しています。初期のB.B.King節が炸裂するギターの巧さも大したものですが、今回はそれ以上にシンガーとして大きく成長した姿を見せつけてくれて、改めて惚れ直してしまいました。分厚いホーン・セクションや豪華な女性コーラスもアルバムの輝きに一役買っていて聴き所満載です。

シンガーとしてのマイクに惚れ直す、オリジナルも冴えた歌もの
Mike Andersen Band / Tomorrow CD \2,850tax in
いきなりK.O.パンチをくらったのはデビュー作は別人かと思うくらいマイクの
歌が巧くなっていることでした。マイク自身もそこに相当の自信を持っている
のか、今回のこのアルバムは完璧なヴォーカル・アルバムとして仕上がって
います。とはいえマイクが大好きと思われる、50年代B.B.King特有のフレー
ズや数々のソウルフルなフレーズ、四小節だけで聴く者を仰け反らせる強烈で
シブイ技も惜しみなく発揮しています。ほぼ全曲がオリジナルでそれが良い曲
ばかり。全編、ソウルフルな仕上がりにも参りました。いわゆるギター・ブルー
スとは一線を画した作りも狙い通りなのだと思います。素晴らしい!の一言。

2004 Holland Black & Tan B&T 021
★★★★
※この作品は雑誌記事になりました。 BSR No.63 p.74 by 今澤俊夫氏

分厚いホーンと入魂のB.B.Kingフレーズに感極まれり
Mike Andersen Band / My Love for The Blues CD \2,850tax in
ホーンセクションが豪華なブルースバンドには有名どころであのRoomful of Bluesがあ
りますが、彼らはまさにそのデンマーク版といっていいと思います。非常にスピード感の
ある#3 Yield Not to Temtationは女性のバッキングコーラスも入った分厚いサウンドで
しかし結構クールにキメているのが印象的。もろケント時代のB.B.Kingフレーズが飛び
出す#6 Who Will The Next Fool Beではその入魂のギターソロにマイクのルーツを見た
気がしました。ツボにはまりまくっていてこれは効きました。とにかくゴージャス、バンド
の分厚さに比較してヴォーカルにパワー不足は感じるもののギターの腕前でチャラか。
成りきりとはいえ#8でも聴けるBBフレーズには脱帽。気になる人です。

2002 The Netherlands Black & Tan B&T-014
★★★★


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