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ロバート・ルーカス
ロングビーチ生まれのロングビーチ育ち。日本にいると何となく馴染みのないエリアのようで、実はここで毎年大規模なブルース・フェスが催されているのですから、行った方は現地で間近に彼を観たことがあるかも知れないですね。1962年生まれですからまだまだ充分若手といえます。子供時代にジョン・メイオールとブルース・ブレイカーズを知ってハーモニカを始めたそうですが、その後は
Little Walter,Sonny Boy,Geoge Smith,Snooky Pryor,James Cotton辺りを研究したということで、パフォーマンスもぐっと渋いものになっています。さらにドブロもかなり達者でどっちがメイン楽器なのか判断が付かないくらい。ヴォーカルもなかなか良い声をしていてまさに鬼に金棒というところです。
色んなスタイルのブルースが楽しめる一枚ですが、ブルースが
好きな者にとってヴォーカルとギターとハーモニカは三種の神器
にも等しいもの。その全てを自分でやっているルーカスがもしか
したら一番楽しんだ結果のアルバムか、という気もします。特に
どれかに比重がかかるということもなく、曲毎にイメージを変えて
アルバム作りをしているのが判る構成。とはいえやはりハーモニ
カが一番印象に残る感じで、インパクトのある音とフレージング
に上手さを強く感じます。ハープファンは素通り出来ない一人。
1997 USA Audio Quest Music AQ-CD1045
ヴォーカルは当然として、エレキとドブロのスライドに自らのハーモニカも
すべてが同じくらいのウェイトを占めている一人三役アルバム。エルモア
からロバート・ジョンソンを好むのが選曲から伺い知れますが、オリジナル
も区別が付かないくらい良い曲が多いのが特徴です。アンプリファイアド
ハープの印象が強烈で、これだけでも買いの一枚ですが、ドブロも名手
ぶりを発揮していてなかなかに凄い奴です。エレキの"Talk to Me"の粘
っこいスライドもエルモア顔負け、とにかく隅々まで気を抜けない一枚。
もろシカゴ風のピアノも好サポートで、フリーボのチューバも2曲で参加。
1992 USA Audio Quest Music AQ-CD1011