テリー・エヴァンス(Terry Evans)
ライ・クーダーやボビー・キングと組んでいたことで知名度的には既にメジャー級の人。1939年ミシシッピの生まれでサザン・ヴォーカル・グループのThe Knightsが恐らく最初の活動。テリー自身のキャラクターはかなりソウルフルでゴスペルっぽいのが特徴で、ヴォイスにはまさに重量級の迫力があります。 〜と書いたのがライヴ盤導入時の2003年のこと。その後、2005年に出た5年ぶりのスタジオ作 "Fire In The Feeling"ではそれまでのテリーの看板でもあった真っ黒けのげんこつ唱方が影を薄めました。全面的に歌い方が柔らかくなっていますが、それが自然に彼に似合っている気がするのできっとこれでいいのだと感じます。

appleJam特選 Blues
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テリー・エヴァンス
長らく廃盤だった 94年の初ソロ作の復刻盤、重量感溢れる快心の作

Terry Evans Blues for Tought CD \2,480tax in
ライ・クーダーの全面的プロデュースの下、ロバート・
ウォード(g)やラリー・テイラー(b)にジム・ケルトナー(ds)
といった大変に魅力的なバック・ミュージシャンを起用
しての制作。ずしんとくるげんこつ唱方はこの瞬間も
見事に炸裂、フォーキーな曲も挟みつつの実にソウル
フルなアルバムに仕上がっています。大ブレイクした
"Mississippi Magic"以降、まさに多くの人々の切望が
この盤の復活でした。今だからこそ逆に凄く新鮮です。

2005 UK Evangaline ACA-8097
★★★★★

まさに機は熟した 〜 という感じの変身。揺るぎない自信が滲むソフト路線の歌の数々
Terry Evans Fire In The Feeling CD \2,480tax in
アルバム冒頭から直ぐに判るこの変化。適量の力を抜いた柔らかい歌
には明らかに意図したソフト化を感じます。バンドも音が重くならないよう
アレンジしてある様子。シンガーとして軸足を何処に置くのかも、この5年
ぶりのスタジオ作で決着が付いたようです。ソウルフルなテイストはその
ままに、スタイル的にはオール・アメリカン・ルーツを視野に入れた作り。
クラプトン風の#3と#8.JJケール風の#4、ボズ風の#5といった軽目のロッ
クチューンと#9のソフトなソウル・バラードとのコンビネーションも最高です。
灰汁が抜けて白人のAORにも聞こえる瞬間もありますが、きっとこの路線
でテリーは何かを掴んだのだと思います。全体的な手応え、文句無し。

2005 Valley Entertainment VLT-15200
★★★★★

ライヴで見せる姿はソウルシンガーそのものだった
Terry Evans Live Like A Hurricane CD (Out of Stock)
このライヴ盤で初めて彼は"ソウルシンガー"としての面を現した気がします。
既発のアルバムとは一部を除いてほとんどが初登場の曲で、いずれもずしん
とくる手応え。汗臭さの充満した、黒光りする歌にむせてしまいそうでオリジナ
ルが半分を占める中、ライの曲も一曲有り。テリーのパーマネントなバンドの、
ドライヴ感満点のサウンドが嬉しい。他にカバーでは"Just A Little Bit"のグ
ルーヴィーさと、ダン・ペン作の"At The Dark End of the Street"での歌の上
手さにぞくぞくっときます。ラスト二曲の軽快なソウルチューン、これが後口を
爽やかにする感じで、ヘヴィなだけではないぞというのが良く判ります。

2003 USA Audio Quest AQM-1058
★★★★

かなりこなれた作りになって、一層幅広い人にアッピール出来る一枚
Terry Evans Mississippi Magic CD \2,480tax in
ゴスペル風のコーラス入りの、#1.Big Bad Daddy Goodに始まり、
濃厚なソウル・フィーリング漂う#3.I'd Rather Trick My Own Self、
パーカッションが小気味よく効いているブルース、#7. Mellow Down
Easyと、構成も考え抜いて仕上げたと思われるかなりの力作。曲に
よって生ハープとアンプ・リファイアド・ハープの薬味も見逃せません。
ごつい声の人ではありますが、オルガンに導かれる#8.Let LoveBegin
のような淡々としたスローでは力の抜き方が絶妙で、まさにドラマを
観るような展開。文句無しの大充実作で、1枚だけ買うならこれかな。

2000 USA Audio Quest AQ-CD1057
★★★★★

ゴスペルフィーリングとブルースが激突、惚れるしかない一作
Terry Evans Come to the River CD \2,480tax in
冒頭、アカペラでいくのかと思わせるコーラスは彼の初期の活動を
思わせるに充分な幕開け。典型的なサザン・ヴォーカル・グループ
・スタイルにこのアルバムの存在感がぐっと増しました。甘く切ない
トーンをしたスライドがいやが上にも気分をかきたてる#3のバラード
のような曲から#2My Babe、#7.I Just Want Make Loveといったブ
ルースの大スタンダードまで、腰だめの鉄拳が飛んできそうなテリ
ーの歌はまさにヘヴィ級。アコの軽やかな曲を挟んでラストはマジ
に歌が上手くないと歌えないドラマチックな展開でもう大満足です。

1997 USA Audio Quest AQ-CD1044
★★★★

がっしりしたヴォイスと鉄壁のサウンドが鬼に金棒状態
Terry Evans Puttin' It Down CD \2,480tax in
ブルースといっても、結構ドラマチックな凝った展開を見せる
曲も多く、彼を単なるシンガーとして見る訳にはいかないことを
痛感します。私は個人的にこの作品が彼のベスト作と感じてい
るのですがそれは総勢21名のミュージシャンが非常に効果的
に使われていて一曲一曲があたかも短編小説みたいな作りに
なっているからかなと思います。もちろん肩の力が抜けるような
軽妙な曲もありますが、それでさえも捨て曲でないという濃さ。
ライ・クーダーの参加も大きく貢献した決定盤的な一枚です。

1995 USA Audio Quest AQ-CD1038
★★★★