Blues Club / Blues Women Club / Rare Blues Club / 類似穴倶楽部 / New Orleans Club / Ameicana Club / Jewel Jazz Club


カテゴリーという概念を気にも留めない自由奔放さと溢れる音楽的エネルギー!
まさに新時代を切り開くエネルギーに満ちた音がニューオリンズ・サウンドです。
グローバル化がどれだけ進もうとニューオリンズ・サウンドをグローバル化する
ことだけは不可能なことをまさに証明しています。

コースは 1枚会員2枚会員 が選べます。

7大クラブに共通のお約束のページもご一読下さいませ → 共通規約

<お申し込み方法>

「New Orleans Club会員 ○枚コース申し込み希望」 と書いてE-mailまたはFAXにてお申し込み下さいませ。

お客様の お名前・郵便番号ご住所・TEL も忘れずお書き添え下さいませ。(入会金は不要)
お申し込みが20日より以前でしたら当月から、21日より以降でしたら翌月からお届け致します。

以上の他にもご質問やご不明の点がありましたらE-mailにてお気軽にお問い合わせ下さいませ。
よろしくお願い致します。


2012年の 頒布予定タイトル一覧 (New Orleans Club は2012年で活動開始以来 10年目)

2012年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 時折顔を出すゲストのアコーディオンも含めて全てがヴェリー・ナイスです
the Courtyard Kings Douces Wild
私達はあえてこの時代に最も古典的な手法でこのアルバムを
スタジオ録音しました。つまり全員がヘッドフォンもしないで、せー
ので一発録りした作品です。〜〜と、わざわざ書いてあるのは恐
らく昔とは違って、ジャズでさえも何回か録音して良いところだけ
集めて編集するということが日常的に行われる時代になってし
まったからかも知れません。そのことはともかく、そのこだわりが
生む適度な緊張感がまさにジャンゴの時代のスリリングなホット
スイングを醸し出しています。#6.Douice Joie でヴァイオリンと
ギターがとユニゾンする瞬間とか、ロリンズの大ヒット・チューン
#10.St.Thomasのゴキゲンなカバーも、現地フレンチクォー
ター辺りの店で生で聴いたらもう極楽往生しそうです。もち
ろんCDでもこんな楽しい一時はそうはありません。個人的
にはミュゼットにも通じる#11.Swing Gitan がもう最高!
2011 USA Nola Recordings
何故こうも琴線に響くのだろう。そこに心の故郷を感じることきっと共感してもらえそう
Mary Flower Misery Loves Company
ついにメアリー・フラワーもBSMFからのリリースに。これはいいと思った
アーティストを7大クラブで扱うといつか国内盤として出ることがある、これ
がクラブ会員のお客様の楽しみのひとつでもあるそうですが、もとよりお店
としても同様に大変嬉しい瞬間です。本作は特にこれで初めてメアリーを
聴くという方にも最適な最もオーソドックスかつシンプルなアレンジで構成。
それでもニューオリンズ・サウンドだと一聴して判るのが彼女の個性。例
えば#4.Jitters や #6.Goin' to Sit Down Banks the River 等、基本がフォ
ーキー・テイストでそこにミシシッピー川ルーツの故郷感が充満しています。
ピアノ入りの#8.I'm Dreaming of Your Demise が最大のお気に入りに。
2011 輸入盤国内仕様
2月 まさにタイトル通り、これがジャズだ!気分をびんびん感じさせてくれます
Donald Harrison This is Jazz Live at the Blue Note
05年にも同じメンバーのトリオによるブルーノート・ライヴがあり
ましたが、三者それぞれが名手というだけでなくクリエイターとし
ても群を向いた才を持つ人々。この組み合わせで得られる互い
のインスパイアがライヴではなおのこと大変に大きな意味がある
のかなと想像しています。昔ジャズ喫茶でマイルスのを聴いたと
きの興奮が蘇る#4.Seven Steps to Heaven はオリジナル以上
にモーダルな響きをしています。一方で、作ったのはロンでも
作風が如何にもドナルドらしい#6.Tereme Swagger はまさに
威風堂々のトレメの精を感じるビューティフルな快演です。
2011 USA Half Note Records
やけに心に染みる歌が増えてきたのと、居心地の良い余韻が残るのが特徴
Chris Thomas King Antebellum Postcards
当初は25曲集録のダブル・アルバムとしてリリースするつもりだったのを、
思うところあって別々の2枚のアルバムとして出すことにしたという、これが
その最初の1枚です。彼の場合、ブルースマンとかギタリストとかいった定義
から解放された状態に自分を置くのが好きみたいで、本作でもいたってSSW
的なアプローチをしているのが印象的。#2.Wayfaring Stranger は歌詞の内容
は理解出来ないながらも、私にはまるでクリスが分身の自分を見つめている
心境のように思えました。彷徨うもう一人の自分を三人称で見ているクリス。
何処かに行こうとしつつ道に迷っている自分を、もう一人の自分が見ている
という構図の夢を(私が)見た時の気分が蘇ってきたためそのように感じた
のかも知れませんが。#6.Skeches of Treme は自身のルーツを感じること
が出来る聖地トレメ地区をエスニックに表現している姿が郷愁を誘います。
いつものワイルドなギターが聴ける#3.Rehab なんかもちゃんとあります。
2011 USA Independent
3月 遂に証された歴史的シリーズの全貌! 1964年、シカゴ〜メンフィス〜ニューオリンズの真実を再検証
I Blueskvarter Chicago 1964 Vol.3
2CD
時は1964年、シカゴ・ブルースのまさに黄金時代、スウェーデンの国営ラジオ局の
クルー達が、自局で組んだ特別番組"I Blueskvater"制作ための収録をシカゴ、メン
フィス、ニューオリンズで行いました。既にVol.1とVol.2でその当時のシカゴ吹き込み
の全貌は明らかになっていましたが、遂にここに当シリーズの完結編としてさらに未
発表だったシカゴ音源と、待望のメンフィス〜ニューオリンズ録音の音源が登場しま
した。ホートンの未発だった3曲からN.O.勢のスヌークス等、北欧以外には初めて紹介
される貴重な音源ばかりです。まさに生きてて良かった!状態。全米、全欧、そし
て日本を含む全アジア、まさに世界中が注目していた全42曲は地球より重いのダ!
2004 Sweden Scandinavian Blues Association SBACD 12658/9
伝承音楽の古典を名作で振り返るひととき、新しい明日が見えて来る
Balfa Brothers Play Traditional Cajun Music
トラディショナル・ケイジャン・シーンにおいて永遠の名盤の
れ高いバルヒャ・ブラザーズ 65年と74年の2枚のアルバム
を2in1。さらにLPに未収録の4曲を加えた合計28トラックが
燦然と輝きます。しかもコレクターにも嬉しいのは今回アン・
サヴォワの新ライナーノーツと歌詞を仏語+英訳でダブル
収録、合計23ページの分厚いブックレットが作品の重みを
象徴しています。#12.Les Blues de Cajunなんかは昔聴い
たキャンドヒートを脈絡なく思い出す瞬間、色んなものが
根っこで繋がっていることを改めて感じます。
特に私には#17.La Chanson De Les Mardi Grass
曲自体も好きで場外ホームラン級で響きます。
2011 UK ACE CDCHD1320

NOCと類似穴倶楽部の両方を各2枚コースでご利用のお客様には当盤の重複を避ける
ため当月のNOC2枚目をカスタム選盤させて頂きますのでよろしくお願い致します。
2月の時点で個別にご案内申し上げます。
4月 半世紀前のアーマが今日のアーマに思える瞬間、ロンの録音はまさに国宝級
Irma Thomas Soul Qeen of New Orleans 2CD
これはアーマ自身にとっても記念すべきベスト・メモリアルと
言えそうな作品です。デビュー当時のロン・レコード時代珠玉
の20曲をDisc1に、あとDisc2には76年のニューオリンズ・ライヴ
ジャズ&ヘリテッジ・フェストからの10曲を収録です。ディスクの
トレイにはロン・レーベルのデザインをあしらい、見開きの中綴じ
にはアーマの7インチ盤の写真と豪華解説が添付。この半端で
ない作りにUK Charly の爽快な心意気を感じます。トゥーサン・
チューンのI Done Got Over は私も一発で好きになった曲で
すがDisc1#9.I Done Got Over とライヴバージョンの
Disc2#5.I Done Got Over を聴き比べるのも楽しい。
2011 UK Charly SNAX635CD
ゴキゲンな古典は全然古いと感じないことを実感します。いいなぁ、これ
Jimmy Donley In the Key of Heartbreak 2CD
the Complete TEAR DROP Singles and More
ミシシッピ・ネイティヴのスワンプポップ・シンガー&コンポーザー、
ジミー・ドンリーのこれはカルト・ファンならずとも心地よく聴ける
ヴェリーナイスかつレアな2枚組。わずか5年のキャリアで33才で
急逝してしまったため残された録音が少ない中、本作は生前最後
の2年間の全貌をキャッチ、Disc2はなんと全30曲が未発のデモ録音
で構成。しかしそのデモ録のうちDisc2 #6.Forever Little Mae
ケヴィン・ジョーンの弾き語りにも通じるテイストで個人的には場外
ホームラン級の大ヒット。これが本編ではこうなります。Disc1#6.
Forever Little Mae
。いやぁ、音楽ってやっぱ凄いですね。同じ曲には
聞こえないくらいどっちにも曲の個性が充満しています。全曲丸かじりで気分は最高!
2011 UK ACE CDTOP2 1324

NOCと類似穴倶楽部の両方を各2枚コースでご利用のお客様には当盤の重複を避ける
ため当月のNOC2枚目をカスタム選盤させて頂きますのでよろしくお願い致します。
2月の時点で個別にご案内申し上げます。
5月 イレクトリック・デルタとクレセントシティ・センスのブレンド感がソーナイス
Little Freddie King Chasing tha Blues 
過去当店が継続的に取り扱ってきたレア・ブルースマンの
中でも特に会員様の評価が高い一人がこのLFK。しかも
作品毎に確実に何かが進化・変形している手応えもまた
嬉しいです。本作で言えばラスト・チューンの#12.Mixed
Bucket of Blood
のヒップホップ調は、デルタ特有のずった
んばんこんリズムがゴキゲンだった05年のデビュー作とは
もう別世界。とはいえ十八番のギタースリム調 #4.Got Tha
 Blues on My Back
や古巣のファットポッサム調をした #10.
Bywater Crawl なんかも健在。きっと彼は一箇所にじっと
してない元気なブルースの神様を、がんがん追いかける
生活を楽しんでいるに違いない、そんな気がします。
2012 USA Madewright Records
ワイルド・キポリの、ブルースは野生に帰った編といったニュアンスか
Kipori "Baby Wolf"Woods Blues Gone Wild
前作のエレキ弾き語り盤をお届けしたRBC会員のお客様から
かなりハマッた、もし次バンドセットで出たらそれもクラブタイトル
にしてヨというご希望にお応えする日がやって参りました。オフビ
ート誌のBest Blues New Artist選定の日から早10年余、青年
から壮年真っ盛りダなぁと感じつつギターから発する一音一音は
まさにこれがキポリのサウンド。最初の2音だけでキポリと判る
#6.Play My Axe と ワウのナチュラルな使い方がクールな #11.
Fine Woman辺りの野太さがまさに看板サウンド。もしキポリが
嫌でなければここに三管のホーンセクションを加えて
豪快なハードドライヴィング・ブルースを何曲か
やってくれたらメチャ似合いそうな気がします。
2011USA Independent
6月 NOC会員以外のお客様は今度こそ買えるうちに買っておいて下さい、と願います
Willie Tee
Anthology 1962-2005 CD-R
08年に76年作品の復刻盤を導入した際、お店の予想を上回る熱烈な
大好評を頂いた後、あっという間にそれがまた廃盤になってしまった頃、
それを買い逃してしまったNOC会員のお客様から、次また有望なWillie Tee
の盤が出たら今度は絶対クラブ・タイトルで送って、と頼まれていました。それ
から約2年、ついにそのお約束を果たせる日が来ました。本作は初期音源から
2005年ライヴまでのアンソロジーで、一部レア・ライヴ・トラックも収録していて
コレクターならずとも座して見送ることなど出来ない盤。しかもこれが彼が亡く
なった2007年に出ていた盤なのが感慨深いです。プロフィールに触れたライナ
ーの何処にも亡くなったことが書いてないのでこれは全くの偶然で出たアンソ
ロジーということになります。試聴は個性がよく出ている #3.Teasin' You と #6.Reach Outfor Meをどうぞ。
個人的にはパンチの効いた#12.I Want Somebody(To Shaw Me the Way Back Homeのような60's〜70's
丸出しの曲が大好きです。これなんかスタックスにも通じる音で、サントラに使われてたらメチャカッコE
曲だったと思います。
2007 USA Ripete Records
可憐なキャシーの向こうにソウルフルな母ロージーの影を見る気分
Morris Ledet & the Zydeco Ramblers feat. Kassy Swing That Thing
当店のクラブ会員のお客様にはすっかりお馴染みのロージー・レデットはこの
モーリスの奥方で、本作で歌っているのは夫妻の愛娘カサンドラとのこと。その
カサンドラ(=キャシー)が歌う冒頭のロージー・チューン#1.Swing That Thing
心なしかノリが母親ゆずりの呼吸をしているような。ことクレオールの血と文化を
継承しそして伝承することを使命かつ喜びと感じるファミリーの場合、家族間の絆
はもの凄く強くなりそう。#7.That's What Makes It Hotではキャシーのヴォイスの
揺れ具合までが母ロージーと瓜二つ。色んな点に感激したり驚いたり、かれこれ
10年余ロージーの作品を扱ってきた中で、ご主人のモーリスもアコ奏者であった
ことを知らなかったこともあってとても新鮮な気持ちで聴きました。
個人的には#9.Move on Down the Lineのビート感が最大のお気に入り。
2012 USA Maison De Soul 1095
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
7月 10年ぶりのピアノソロ作品、自己ベストを超えて今世紀のベスト作品と言えそう
Joe Krown Exposed
03年盤の感動と衝撃が今再び!ひとつひとつのタッチとタイム感の
精緻さに精密な工芸品を見る思いがする〜というのは私がその03
年盤"New Orleans Piano Rolls"に受けた印象ですが本作でもその
印象は益々深まるばかり。#1.Exposed は恐らく彼が今回の作品を
作ろうと思い立つ動機になったのではと想像する秀逸なオリジナル
曲。そして#3.All That and Then Someは彼こそがニューオリンズ系の
ソロピアノ演奏で自他共に世界一の現役奏者であることを実証してい
る気がするこれも優れたオリジナル。カバーでは James Booker の
#4.Pop's Dilemmaに溢れる現代感覚がソーナイス♪
2012 USA Joe Krown Self Released JK-1005
※ご加入中の他の7大クラブと本作の選盤が重複するお客様へは当月のみ
    カスタム選盤にさせて頂きますのでよろしくお願い致します。
爆音で聴きたい弩級のゴスペルテイスト・ライヴ・ミュージック
Glen David Andrews Live at Three Mouses
ほとんど黒人ばかりのシカゴのとあるバプテストチャーチで実際にも
説教や歌を体感したことがあるせいか、この手の作品を聴くと一瞬で
自分の居る場所が当時の教会の中のような錯覚を覚えます。熱血パ
フォーマー、グレンは今回もまさに紅蓮の炎を思わせる気迫に満ちた
ステージを展開、聴いてるだけで全身至福の境地に包まれる感じです。
全曲がぶっちぎりにド迫力の中、ジョン・ブッテの歌でもお馴染みの
ポール・サンチェス・チューン #4.At the Foot of Canal Street での
冒頭、説教口調で聴衆を引っ張り込む姿が如何にもで熱い。
2012 USA GDA Music Group GDA-004
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
8月 大地にそそぐ太陽とそよ風に捧げている感じのこれはまさに天然の人間ソング
Gina Forsyth Promised Land
約束の地(Promised Land)って、その人がもしユダヤ人だったら
迷わずそれはイスラエルのことを意味しているのかと思いますが、
ジーナのようにルイジアナのVatican Vaptisit Churchの看板の前
で「ここよ!」という感じで両手を大きく挙げている人の場合は一体
何を意味しているのでしょうか。人生に迷ったらここに来なさいとい
う感じで自分の一番好きな教会を指しているのでしょうか。う〜ん、
もしどなたかチャンスがあったらジーナに聞いてみて欲しいです。
btw、その#1.Promised Land を始め、前作同様特に地域性を感じ
させない独自の世界観を構築。とはいえバックでそっと鳴る
ケイジャン・アコーディオンが絶妙。タイトルがもろ南部している
#5.Sweet and Sunny Southでさえもアーバンなフォーク・テイスト。
フィドルに持ち替えた#7.Sparrowで初めて従来のケイジャン色に
染まったサウンドに。フィドルの弾き語りも実に絵になってます。
個人的なお気に入りは#4.Christmas in Chinaでこの軽やかさが
何とも言えない魅力です。
2012 USA Waterbug
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
カントリーがやっぱり好きになる、土臭いことのカッコよさに溢れた歌で一杯
Truckstop Honeymoon Steamboat in a Cornfield
当店的にはもうすっかりお馴染みの、ケイティとマイクのコンビを
フィーチャーしたサザン・ルーツのほのぼのユニット。今回も微動
だにしない路線で、しかし両者とも担当楽器が増えてさらにマルチ
なパフォーマンスが光ります。吹き込みはカンザスながら全体がと
てもニューオリンズ・テイストに包まれているのが彼らの特徴。個人的
には#4.Goin' Back to Louisianaなんかが最もフィットする音で、バン
ジョーやマンドリンに加えて力強いスーザフォンとの合奏になって
いく流れがたまりません。#7.Cowtown Blues の牧歌的な響きは
現代音楽的な交響詩にも聞こえて歌の部分をホルンやバスクラ
リネットで吹いたオーケストラ・バージョンを無性に聴いてみたくなりました。
2011 USA Independent
※横断配布する他のクラブと選盤が重複するお客様の場合は当月はカスタム選盤になります。
9月 ロイヤル・サザーン・ブラザーフッド
ミーターズやオールマンのような伝説のバンドになるまで頑張って欲しいゾ
Royal Southern Brotherhood S/T
かねてより当店イチ押しだったシンガー&ギタリストのマイク・ジトが
何とデヴォン・オールマンとシリル・ネヴィルと組んだスーパー・グル
ープが誕生しました。ジトとシリルは既にジトの2010年盤「パールリ
ヴァー」で共演済みですが、その頃から互いにフィーリングがバッチ
リだと感じていたのかなと想像します。デヴォンはジトと旧知の仲だ
そうで、そう思うとこの三者の組み合わせは本人達には自然な展開
だったのでしょうね。何となくミーターズの片鱗を感じる#5.Fire Mountain
は実はグレイトフル・デッド・チューンながら、あと全曲メンバーの書き
下ろしの力作。私の場合は#9.Hurts My Heart がベスト・トッラクで、
書いたのはやはりジトで歌もジト本人。ジトの放つフィーリングと
私の好みとが大抵合致するせいか、ここでももう何十年も聴いてきた
曲のような安心感に包まれます。同感という方が多そうな気も。
2012 輸入盤国内仕様 BSMF BSMF-2288
お楽しみ♪
10月
11月
12月
特典 年間通期2枚会員様に
ボーナスポイント

3,000ポイントを進呈


appleJam レ7クラブ+1
さらにご加入のコース合計枚数が3枚の会員様は5,000ポイント
4枚の会員様には7,000ポイント
というようにご加入のコース総枚数に応じて
累進加算でポイントは増量されます。
詳しくは 7大クラブ共通規約 のページをご参照下さいませ。
2枚コース会員様は
さらにお楽しみ♪










過去
2011年の 頒布タイトル一覧

2011年 1枚コース会員様 2枚コース会員様にはこちらの作品もお届けします
1月 まさにappleJamらしい選盤、こういった盤はまず他店では見ない盤
CD史上これ以下はないという最もチープな装丁による入魂の勝負作!
the Loose Marble Live At The Spotted Cat May 2010
フリーハンドのラフなイラストをノート風の紙に印刷してそれをホチキスで
留めただけの衝撃のアートワークもさることながら、徹底してオーセンティ
ックなオールドスクール路線を行くニューオリンズ・ジャズはまさに古典
音楽そのもの。資料によれば The fifteen musicians play clarinet, trumpet,
banjo, washboard, accordion, trombone, guitars, sousaphone, standup bass,
and guitarsという構成。本作はライヴ収録だけあってスタジオ作との比較で
は音の温度が沸点に近い部分もあって、端正な中にも気迫を感じます。
アンサンブルが一塊のうねりになっているのがよく判る#6.Crumpled Paper
途中のフランジャー・ペットが極上のノリ。そのあとに続くピアノのコロコロ感
も最高にキュートです。盤がノンプリントのすっぴん盤なのが大胆すぎるかも。
2010 USA Independent
まさにappleJamらしい選盤、こういった盤はまず他店では見ない盤
ここでもまた目の幅涙のSt. James Infirmary が聴ける!世界中で録った極上生のブラスバンド・ミュージック
Brice Miller presents A New Orleans Kinda Party feat.Mahogany Brass Band
これはニューオリンズのエキゾチックなバックビート・ブーツィ・シェイキン・ミュージックのエッセ
ンスです!生々しくもファンキーな、かつ一切無加工の、アンタのケツをぶっ飛ばすに違いない
音楽ナノダ。ってな感じのメッセージがやけにリアルな、実際にも激しく荒々しいブラスバンド・
ミュージックです。中でも#4.I'll Take You Thereの超生々しさは格別。現実にストリートでこんな
バンドに遭遇したら、もう何処にでも連れてってくれ状態になることは確実。地元ニューオリンズ
はもとよりフランス、デンマーク、スペインの各地でストリート録音も有りで収録された感じのディ
スク。だからこそ余計に場の空気までキャッチした、そんな現実感が凄いのだと思います。クレ
ジットはないものの、それがまさにBrice Miller のペットと歌だと感じる7分半の長尺トラック、
#8.St.Jamesは曲自体私が死ぬほど好きな"St. James Infirmary"でもう昇天!
2010 USA Independent
2月 まさにappleJamらしい選盤、こういった盤はまず他店では見ない盤
淡々としてしかし心温まる、そんな午後のサロン的なオールド・ジャズ集団
the Loose Marble Royal Rousers
ラフなイラストをノート風の紙に印刷しだけの衝撃のアートワーク
もさることながら、淡々としたその演奏の向こうに透けて見える古
き良き時代のニューオリンズ・ジャズへの愛情と憧れ。一方ですっ
ぴんCD-R盤でレーベル面のプリントさえ施されてはいないこのク
ールさは何故?それはともかく音の方もまさに化粧無しのすっぴん
サウンドなのが如何にもの集団で、#4.Yearningや#5.I'm Confessin
の一貫した姿勢にこのバンドの持つ固有の雰囲気がよく出ている
と感じます。メンバーは15人の模様ですが、判っているのは7名。
2010 USA Independent
まさにappleJamらしい選盤、こういった盤はまず他店では見ない盤
大道芸的なオールド・ジャズ集団、そのスタイルこそがまさに歴史の出発点だった

the Loose Marble Recession Sessions
この歌は誰だろう、私の耳もこの曲#3.Dyin Blues のこの人は初めて聴く人だと
言いますが、実はここに集っている多分15人全部が私には初めての人かも知れ
ません。同じ覆面でも何となく既知感がある音っていうのはピンとくることがあるの
ですが。それはさておき彼らのパフォーマンスはその低品質録音とは裏腹に充実
しまくりです。ノートの切れっ端そのまま手書きイラストで盤面すっぴんのCD-Rを
包んでホチキスで留めたこの作品、工業製品の品質工学的な価値観への真っ向
からの挑戦か。もし私がメンバーの一人だったらこのような装丁にはきっと賛成し
なかったはず。いくら音楽の内容が良くても人は最低パッケージにも寄せる思いが
あるもの。出だし軽微な倦怠感を伴う#6.I Ain't Got Nobody の、後半元気溢れる
感じがなんともナイスです。この作品、LMFのサイト上では別の絵柄で8曲収録と
なっていますが、当店に届いた実際の商品は7曲収録で絵柄も異なっています。
ルーズマーブルのリーダーにはその辺もプロならもう少ししっかりと統一するなり
商品管理をきちんとして欲しいと感じました。内容が良いだけに残念です。
2009 USA Independent
3月 アンディもまた典型的な一人多国籍軍型ブルースマン、音楽的地球の放浪者です
Andy J. Forest NOtown Story: The Triumph Of Turmoil
ファンキー・ブルースにカリブにレゲエにレトロ風と、本作でも実にワイド
レンジな作りが特徴で、アンディはハーモニカとヴォーカル以外にいつも
同様frattoir(仏語=英語でwashboard)とスライド弾きとマルチな活躍。
アンディの洗濯板好きは私が彼を初めて聴いた04年盤から一貫してい
ますが、当時からウォッシュボード・チャズ作品にも参加とクロスにリンク
している二人です。本作でも#7.the Moon of Juneのレトロな小唄感覚
が大いに印象的ですが、冒頭#1.True To You のファンキー・テイスト
も大きな魅力。カリビアン・テイストのものから#12.Harpbingerといった
直球のインスト・トラックもあって今回もやはりバラエティ豊かです。
2010 USA Independent
カーク・ジョセフやR.ポーリンもゲスト参加した当店注目!の個性派ブラスバンド
Jambalaya Brass Band It's A Jungle Out There
前作04年盤でニューオリンズ・ブラスバンドのコアファンをシビレさせた
あの瞬間から早7年。本作でも何処かテキサス・トランペッツ風の独特
のペットが活躍していることからWalt Szymanski こそがその人であった
ことが今回確認出来ました。とはいえ#3.Repossessed での後発ソロ部分
なんか聴くと彼は彼で全く独自のテイストをした奏者であることを新た
に認識、当店熱烈プッシュのシャマー・アレンアーヴィン・メイフィールド
と並んで近年最大のお気に入りトランペット奏者になりました。btw、ブラ
スバンドとしての全体の魅力も半端ではなく立体的なセカンドラインが
光る#10.Asphalt Jungleは特に激しくお気に入りになりました。
2010 USA Independent
4月 元祖ジャズランドらしい全編がオールド・ジャズのフルコース
Kermit Ruffins Happy Talk 
絵に描いたようなグレート・ニューオリンズのグレートなアルバム。
ビッグバンド風で、かつ クレセントシティの貴公子Matt Lemmler
ピアノが小気味よくアクセントになってる#2.Hey Look Me Over
を始め、トレメの女の子をゲットした♪とウキウキ気分が伝わる#8.
I Got a Treme' Womanと、それらに象徴されるまさにこれはハッピー
トークなアルバム。個人的に好きなピアニスト、マット・レムラーが随所
で活躍するのも嬉しく、#10.Sugar ではDr.Michael Whiteのクラリネット
も大活躍。そのホワイトは今回3曲でゲスト参加、#4.La Vie en Rose
ではレムラーと共に絶妙の絡みを見せています。本作では常以上
にラフィンは歌にも比重をかけている感じ、地味ながら濃い作品!
2010 USA Basin Street Records
堂々の王道を淡々と行く一枚、並行する濃いビッグチーフ姿と両面で聴きたいドナルドのジャズ
Donald Harrison Jr Quantum Leap

本作でのドナルドを聴いているとふと30年か40年くらいのスパンで一瞬
タイムスリップした感覚を覚えます。非常に若い自分が当時の新宿の地下
にあるジャズ喫茶で聞き惚れていた頃のモーダルなジャズ。ドルフィーや
トレーンがパーカーやガレスピーと前後してかかるあの頃のジャズ。濛々た
る紫煙の向こうに見えるLPジャケットを視野の片隅に、ろくに読んでもいな
い詩集を抱えつつ半眼で聴き入るジャズ。そんな自分は今の自分が見たら
逃げ出したくなる自分だとは思うのですが、しかしその音楽だけは今も全く
同じ興奮を呼び覚まします。前半をそんなモーダルな曲が占める中、おっと
りとファンキー風味で攻めてくる#4.I'm the Big Cheaf Congo Square が私
にはやけにクールに響きます。ド頭の#1.Quantum Timeとその#4.を交互
に聴くと何となく今のドナルドの横顔が見えて来るような気がします。
2010 USA FOMP-13131
5月 まさにappleJamらしい選盤、こういった盤はまず他店では見ない盤
ニューオリンズ期待度MAXの新星ファンク・グループが誕生、ズドンとど真ん中ストライク!

Dumpsta Phunk Everybody Want Sum
アイヴァン・ネヴィルを筆頭に最高にクールなファンク・グループが新登場。
歯切れの良いリズムに加えて粘着系のうねるアンサンブルはまさに多くの
人がこんなのを待っていた!と喜んで頂けそう。強烈にコンプレッサーのか
かったリズム・ギターやベース・サウンドはかつてのヘッドハンターズを彷彿
とする瞬間。加えて羽毛より軽いタッチのまさにフェザー級ドラム・ワークは
このグループで初めて味わう新境地です。百聞は一聴になんとやら??
#4.Gasman Chronicles のバッキングだけでこのグループの感触を判って
頂けると思います。個人的には#8.Neutral Ratといったオルガンを効かせ
たクール・インスト系がどんぴしゃハマります。アルバム全曲がこの水準!
2010 USA Independent
当時これを通り過ぎてしまったことを後悔したスーザンの2004年盤
Susan Cowsill Just Beleve It
導入の順序が逆になりましたけど、こちらは2004年にテキサスの
ブルーコーンから出ていた作品。後のフォーキーなイメージよりちょ
っぴりハードなロック・シンガーという面もあり当時はポップ系に私に
は聞こえていたのですが、その後07年のカバー集を経てポール・サ
ンチェス等、様々なニューオリンズ系の注目作にゲスト参加している
スーザンを聴いて目からうろこの心境に。彼女に目覚めてから聴く
本作は予想以上に新鮮で、特に#7.Nanny's Song や#9.Gazebo
いったSSW的な曲に敏感に反応する自分が居ます。特に#9.は
もう一人ニューオリンズ系シンガーで私の大好きな美趣琴
Myshkin)にも通じる個性を感じ、この人は深い人だ、と実感させられます。
2004 USA Blue Corn Music 0505
6月 本作ではギターがセントルイス・スリムなのが当店的にプラスαの注目点
Washboard Chaz Blues Trio On the Street
もともとはニューヨーク出身のチャズながら当時から洗濯板で大活躍、その後
2000年にニューオリンズに移ってからは既にお馴染みの彼自身のトリオと
並行して濃いめの横繋がりもまた見逃せません。チャズのオフィシャル・サイト
のバイオを「翻訳ピカイチ2011」で一部訳したデフォルト文〜〜完璧な音楽家
とパフォーマとしての彼の評判−楽しいステージとともに、存在は彼に無数の
優れたチェックと広い人気をもたらしました。〜〜ということで渋くはミュージシ
ャンズ・ミュージシャンとしての評価と人気もまた抜群であることさらに実感。
アンディが歌う#4.Pick Yourself Up とチャズが歌うマンス・リプスカム・チュー
ン#9.Farewell Blues等、板とハーモニカの相性がほんとに抜群!です。
2010 USA Independent
6年ぶりのロージー新作は何と英国JSPからの登場、ソウルフルな優しさに包まれて
Rosie Ledet Come Get Some
本作で特に際立つロージーのソフトなタッチ、この路線は03年盤から
のフィーリングだと感じますが、あと今回ここでもチャック・ブッシュのベー
スが実にナイスなサポート。ギターも時に柔らかいビブラートでシンプル
な曲の中に印象的なラインを残します。録音はルイジアナとニューヨーク
に分けての収録で、今回もまた全曲がロージーの作。毎年のようにアル
バムを出していた人が05年から実に6年ぶりになったのはやはりその
年来襲したあのハリケーンと無縁ではないのかも。曲毎に個性がはっ
きりした作りの中、#2.This is Gonna Take a While と #6.Love is Gonna
Find You
に今までにないまた新しい触感を感じます。プロデュースも
担当しているアンドレ・ニザーリのギターがユニークなのも特筆です。
2011 UK JSP JSP-8835
7月 これもまた盤面すっぴんCD-Rを手描きイラスト包装紙でくるんだ自主制作盤
学園祭ヒーローみたいな部活バンドっぽいタッチが爽やか、演奏は達者です

Tuba Skinny Garbage Man 対象会員様限定盤
チューバに洗濯板にバンジョーにと、彼らもまた新たにシティに
登場した電源不要のピュア・アコ・ルーツ音楽集団。路線的には
レトロ+戦前ブルースといった感触が大きな特徴で、本作が既に
2作目に当たる模様です。#6.Mother's Son-in-Lawでの心地よい
突き抜け方や表題曲#12.Garbage Manでの一種劇場音楽っぽい
臨場感には、何となく大学の部活から発展したバンドのような親
近感が。ちょいとコブシも効いた#7. Nobody's Blues But Mine
後半の入魂ソロ・リレーも含めてこれが彼らのメイン路線かも。
如何にものトータル性にまとまりの良さを感じ好印象が大。
2011 USA Independent
私も乗りたい!シティ郊外の原野をのんびりと走るオールドスクール・バス
Travis Matte and the Kingpins Old School
まだ誰もやってなかったことをやります、みたいなトラヴィスの張り
切ったノートがCDに寄せられています。曲によっては耳にはスワン
プポップにも聞こえますがしかし例えば#7.House of Rising Sunひと
つとっても確かにこれは実験的なザディコ式懐メロになっています。
さらに#13.Maybellin' ではきっと現存はしていないだろうアコーディオ
ンとチャック・ベリーのギターの共演映像をこの目で見たかったとそん
な気分にさせられます。#15.Rock N Roll Musicなんかもマッテ色100%
発揮のカバー、今回もまたひたすら我が道を行くマッテのザディコ!
凝ったお洒落な盤面はCDで作品を出すことの楽しさが充満しています。
2011 USA USA Mhat Production
8月 一音一音が腹の底に響く、まさに聖地で奏でられた原点の音
Treme Brass Band Treme Traditions
ニューオリンズ伝承音楽の聖地も聖地、伝説のトレメ地区の
簡単な歴史は95年盤のコメントに書きましたけど、コンゴス
クエアに立つとき特別な思いを抱く人々がこの世に居る限り、
彼らトレメ・ブラスバンドを始め多くのパフォーマーが未来永
劫にニューオリンズ・スピリットの原点を発信し続けるものと
感じます。実際私達日本人でも旅で行った先で、路上やライ
ヴ・ラウンジでもし彼らを観たら一発で自分もネイティヴ・ニュ
ーオリンズの一人だって気持ちがするに違いありません。
ピアノ入りの曲があるのがいつも印象的ですが、本作では
#6.Big Chief が色んなリズムの混ざり具合が特にゴキゲン。
個人的にたまらくなく好きなのは#13.Jesus is On the Main
 Line
のようなタイプの曲。腹の底から熱源がこみ上げる感覚、
まさにこの感覚をLift up My Soulと表現するのでしょうね。
2011 USA Mardi Grass Records
この街が好きで移り住んだ人なのだから、この日がきっと夢だったに違いない、そのパート1
Dr. Michael White Adventure in New Orleans Jazz Part 1
マイケル自身が作品に寄せたライナーの一部を翻訳ピカイチ2011で訳した
デフォルト文〜ここで聞こえる地元の音楽家は伝統的なジャズの中のすべ
ての土地の人とベテランです。いくつかはジャズの第一世代が100年以上前
急に伸びた時から、活発だったニューオリンズ・ミュージカル家族の直系です。
〜〜ということで、この作品に参加した地元演奏家全員がニューオリンズ・ネ
イティヴで、しかもその中の一部の人々はこの地でジャズが誕生した瞬間か
らの血を引く直系の子孫達。恐らくはマイケルはテキサス出身の人なので
一度は100%、生粋のニューオリンズ・ブラッドばかりに囲まれて作品を作り
たかったのかも。そんな人々が奏でるバンジョーとクラで聴く#6.House of
 Rising Sun
はこの歌が持つ本来的なやるせなさが何だかほんわかして
いて嬉しくなりました。曲自体、自分でも大好きなレパートリーなのですが
先のトラヴィス・マッテのカバーと並んでユニーク・カバーのベストチューン。
でも最大のお気に入りはラスト#13.Take Me to the Mardi Grassです。
2011 USA Basin Street BSR-0505-2
9月 曲毎のゲストの顔ぶれを見ながら聴く楽しみで一杯、実にゴージャスなアルバム。
Zigaboo Modeliste New Life 
モデリストって、アパレル業界では型紙を起こす職人さんの呼称ですが、
音楽に当てはめてもドラマーってトータルなバンド・サウンドの型紙起こし
にも似た役割ですよね、まさに名は体を表すの感じです。btw、今回もの
凄い数のゲスト・ミュージシャンが集結していますが、シェーン・テリオの
ギター、ビル・サマーズのパーカッションは特に嬉しい存在。その二人が
居る曲の中では#2.New Lifeが最高、あとその二人にジョー・クラウンも
加わっている #5.At the Mardi Grass はホーン・アレンジが巨匠ワーデ
ル・ケゼルグのペン。ということで各曲共に注目点や聴き所が満載で
コアファンほど楽しめそう。この音の向こうにミーターズがあった!
2011 JZM Records
テナーギターがソロを取る瞬間その独特のニュアンスにに釘付けに
Lars Edegran Triolian String Band
ニューオリンズ音楽のコアファンにかなりのご好評を頂いたあのGHB05年盤の
アンクル・ライオネルとの共演盤の続編です。メンバーはSeva Venet の新たな
参加に(も)注目ですが、基本的にはストリングス・バンドにエヴァン・クリストファ
ーのクラリネットがアクセントになった作りは健在。ライオネルの渋い歌と相まって
抜群にチャーミングなサロン・テイストの作品に仕上がっていますが、ニューオリ
ンズの古典音楽に漂うこのサロン的な香りはかつてこの街がフランスの領土だ
ったことと大いに関係あって、例えば#13.Sobre Las Olasでのヴァイオリンとクラ
リネットのソロやその後の絡みにもろパリのエスプリが滲み出ていることで感じ
て頂けると思います。btw、一種ジプシー系にも通じるこの手のサウンド、私は
たまらなく好きです。ギタリストのジョン・パーカーも一曲歌いますがあとの6曲は
ライオネルが歌い、残り8曲がインストで構成。#3.La Rosita が私は大好物に。
2011 USA GHB Records BCD-528
10月 どんな道を行く人かまだ判らないけど無限かつ未知の魅力を満載したシャマーが放つ意欲作
Shamarr Allen and the Underdawgs 504-799-8147
07年盤"Meet Me On〜"で受けた、爽やかにも強烈な第一印象から
早四年。本作では何と予想もしなかったハードなヒップホップ系ロック
チューン#10.Uh Huh! が飛び出したり、まるで松山ケンイチが劇中で
歌う渋谷系チューンかみたいな #4.Friend Zoneと、かなり多面的かつ
攻撃的な作りが印象的です。#5.Think Like You はまるでニューメタル
みたいに聞こえるし#7.You're My Doctorはオヤジ世代の私にはAOR
ミーツ・ヒップホップの構図に見えるし、これは聴く人の感性や世代に
よって同じ曲でも大きく印象が変わりそう。個人的には#14.Out the
Window
にもう一人のニューオリンズの偉大な若手tp、Cristian Scott
との類似点を垣間見た気がして続編がとても楽しみになりました。
2011 USA P.O.M.E. Music Group
地熱系ルイジアナ産ブルースロック、白熱の爆燃マグマぶりが凄い盤
Johnny Sanson the Lord is Waiting and the Devil is too
はらわたにズシンと響く音で迫る本作でのサンソン。一聴して判る迫真の
ドラムワークはスタントン・ムーアのまさに神の手。タール系の粘着力をした
アンダース・オズボーンのギターと、そしてそれら盟友の上を行く爆燃溶岩テ
イストのサンソンのハーモニカが何より強烈で、自身気合いの入り方が今回
は違う。#2.Corn Whisky ではまるで黒いシルエットに化けたサタンが右に左に
と跳躍しながらこちらに迫る感、#8.the Lord is Waiting the Devil is too では
地獄の門番が手ぐすね引いて来訪者を待っている風情、いずれも色がモノク
ロ感なのが凄い。くせになりそうなのが#9.Without Love で私は迷わず愛用
のウォークマンにこれを放り込みました、3分間で大作ドラマを見る気分。
2011 USA ShortStack Records
11月 全てが新しく感じるのはアンドリュー自身の変化のせいか、あるいは
James Andrews the Big Time Stuff
初めて本作を聴いたとき何かが本質的に変化しているのを感じ、
まず最初にこの音のイメージがあってこの人選をしたのか、ある
いは新しいサポート・メンバーたちが自然と全体のイメージを新し
くしたのかがとっさには判りませんでした。でも繰り返し聴くうちに
これは間違いなく様々に練ったアイデアをスタジオで形にしたアル
バムであると確信しました。全曲をBrian J(Brian Jack)と二人で
作ったこと、プロデューサーがBrian J であること、この要素は大。
本作の冒頭#1.〜3 の流れが特に強烈で、#1.the Big Time Stuff
と#2.Keep that Music Playin' に於けるブラス・アンサンブルの
対比がまず昔と今を象徴している感じ。そこに#3.Take a Little Trip
の中間部が今後のジェームスの行方を暗示している気がします。
個人的な超お気に入りは#7.Mr. Boss Manで、60年代ロックと
70年代ファンクが激突して現代にタイムスリップした感覚が妙。
2011 USA Independent
★★★★★
ファンク&ヒップホップで重武装したマルディグラ老戦士の風情
Big Chief Monk Boudreaux Won't Bow Down
前作で、マルディグラインディアン系ジャム・バンドといった風情に
してヤラレます。〜〜と書いたその感覚が本作もそのまま当ては
まります。#3.Footstepsでのヒップホップ・テイストはもしやモンクも
またドナルドがビッグチーフとして過去に放ったあの名作 the New
Sounds of Mardi Gras Vol.2
にシビれた一人なのかと想像したり、
あるいは#2.Don't Run Me Down のヘヴィなファンク・スピリットの
向こうにビッグサムやあるいはもっと前、70年代サザンロックの
テイストも有り。そして本作で最も印象深いのが#7.Gonna Set 'em
On Fire
の地中海系メカニカル・ファンク・チューンで、この金属っぽさ
はモンクの作品では初めての質感。このジャムバンド感覚はプロデュー
サーでマルチ奏者のKeven Brennan がもたらす個性なのか、ともかく
無理なくモンクにとても似合っていると感じます。
2011 USA F.Boo Music FBCD-10011
12月 会員限定盤
彼から感じるオーラの強さは作品毎に増すばかり、いずれ決定的にブレイクしそう
J. Paul Jr. and the Zydeco Nubreeds Rebel IV Life
デビュー当時から存在そのものに華があるというか、全身から
オーラを発散させているのがこのJ.Paul Jr。当時みじん切りチョ
ッパーベースと勝手に名付けた歯切れの良いリズムは一貫して
彼のサウンドの顔になっています。全体のサウンドは大人っぽく
落ち着いてきたものの、大排気量のGTがそのごついタイヤでコ
ーナーを確実にグリップする感覚、一度これが快感になるとクセ
になります。一方で #6. Popthatcoohie や #10. Whyulie 辺りの
ストレートなクルージング感でも独特のテイスト。このコメントを
書いている2011年10月中旬現在、限定数での入荷に付き
NOC会員様限定商品となっています。もし一般にも販売
可能になりました際は改めてお知らせさせて頂きます。
2011 USA Self Released
奏者としてもクリエイターとしても質実剛健、自他共に認めるシーン的VIPの貫禄です
Corey Ledet Do You Want More?
本作ではギターにリル・バック・シニガルの起用が特筆。カッティング
ひとつにも現れるそのブルース・フィーリングが何とも職人の域ですが、
ちょっとしたソロにも感じるブレード系ギターの魅力はここでも健在。
#4.My Soul の 2分37秒からのワンショットでもそのフィーリングは伝
わるかと。本作ではレデットのこだわりからか#3. Oh Yaill と  #7.Oh
Yaille (Old School)
で同一曲のアレンジ違いを楽しめるのですが、私
の耳ではギターとベースの有無の違いしか判らずじまい。でも#7.で誰
もがベースもしくはギターを持ち出してきて弾くことが出来るマイナス
・ワン的な遊びが出来そうだと感じました。ザディコ
のベースって簡単そうで以外とノリが難しいですが。
個人的には#9.Zydeco Cha Cha が特にお気に入りに、
曲間にちょびっと顔を出すリフ部分がチャーミングです。
2010 USA Independent
特典 年間通期2枚会員様に
ボーナスポイント

3,000ポイントを進呈


appleJam レ7クラブ+1
さらにご加入のコース合計枚数が3枚の会員様は5,000ポイント
4枚の会員様には7,000ポイント
というようにご加入のコース総枚数に応じて
累進加算でポイントは増量されます。
詳しくは 7大クラブ共通規約 のページをご参照下さいませ。
2枚コース会員様は
さらにお楽しみ♪

恒例 appleJam2012壁掛けカレンダー(12枚綴り)を進呈します。









過去
2010年頒布タイトル一覧

2010年 1枚会員 2枚会員にはこちらの作品もお届けします
1月 19世紀後期のニューオリンズからずっと繋がったままというのが凄い
Onward Brass Band The Tradition Continues
かつて1880年代のニューオリンズにおいて一世を風靡した古(いにしえ)の
ブラスバンドで、過去幾多の活動中止を乗り越え今また25年ぶりのレコーデ
ィングで復活。リーダーが亡くなる度残ったメンバーが後を受け継ぎ今に至る
とのことでその姿はあたかも不死鳥のごとくです。初期メンバー直系の子孫も
居る中、スタイル的には往時のままのテイストを維持してきたものと思う一方、
#5.Down By The Riverside 一つとってもその強烈なバックビート感は格別。
やはり時代に生きている若者達です。店主的にはリフをバックに冴えたトラン
ペットが展開する#8.Mardi Gras In New Orleans が最大のお気に入り。
中の、降臨の瞬間を受け止めているかのような厳かなショーンの写真が印象的
Sean Ardoin + R.O.G.K. How Great is Your Love
80年代にザディコをヒューストンに紹介したとされるテキサスのラジオDJが
ショーンに寄せた言葉の一部を「本格翻訳6」で訳したデフォルトのまま 〜〜
ショーン、神のパワーと聖霊の方向を持つあなたの気持に従ってください、私
は、あなたがこの物凄いプロジェクトによって未踏の水域に運命づけられると
知っています。- ドン・サミュエル、KCOHラジオ (ヒューストン、TX) 〜〜 とい
う次第。どうやらザディコ促進を願う神様の特命を受けての第一作という形の
ようですが、特に変わったことはしていなくていつもと同じ絶好調ショーンが
ここには居ます。濃密にブラコンと合体した作りは、いよいよ実験段階が終
わってボクはこれで行くんだと決意したかのよう。当店的には
#7.Without U と #10.Stronger が最大のお気に入りです。
2009 USA Zydekool Records
2月 高圧力かつ超高熱で迸るブラス製マグマの劇的大噴火を見事にキャッチ!
Bonerama Iowa City Yacht Club
これは何ともマニアックなアイオワでのライヴ2枚組!制作者は
これをファンに当日の熱いステージそのままに届けるべく、ほと
んど手を加えず仕上げた模様で、いわゆる文字通りのレア・ライブ
盤として登場した格好。これでもかと盤に詰まった生ボノラマ!
一般の音楽ファンには2枚は重たすぎるかも知れませんが、元々
のボノラマ・ファンなら待ってましたの目の幅涙間違いなし。試聴
用にはDisc2の#2.Crosstown Traffic の中間部を是非、墓場の
ジミが嬉嬉として飛び起きてきそうなこのうねり、このパワー!
まさにシーンの牽引役にふさわしい爆発的エネルギーです。
ハードエッジな輪郭を描く、疾走感満点の絶好調ザディコ
Travis Matte and the King Pins Pop It
当初からネクスト・ザディコの若手三羽がらすの一人だと感
じていましたが、今やその手応えは確実なものに。他のザデ
ィコ・ボーイがブラコンやヒップホップと融合する傾向にある中
で、彼の場合は際だってロック・ロックしたテイストを好んでき
たのも特徴のひとつ。今回はそれが特に特定のカテゴリーを
匂わせる要素が少なくなった分、純粋にマッテ固有の個性が
浮き彫りになった作品だと感じます。試聴には#2.Text Sex
#5.All On Itをどうぞ。アコーディオンとディストーション・ギター
がこんなに相性が良いとは、認識を改める瞬間です。
2009 USA USA Mhat Production MP-04006
3月 照りつける太陽の下、乾いた土地の粋な埃っぽさみたいな感じがナイスなバグバンド
the Palmetto Bug Stompers Live @ D.B.A. march,8,2009 New Orleans,louisiana
かねてよりチャズをこよなく愛しているお客様から、そのチャズ
参加の新譜が出ている!との一報を受けて即日手配した盤。
Seva Venet が重要な働きをしていることも注目!で、自身の作で
はラグタイムやディキシーランドを始めブラスバンド風ホット・スイン
グ等々はちゃめちゃにクール三昧なギタリストだけにアイデアは
尽きない模様。冒頭#1.Jada でこのバンドの性格を感じとって頂
けると思いますが、あと個人的にはニューオリンズ・サウンドが
マリアッチと合体したかのような#6.Tipi Tipi Tan の埃っぽさが
琴線にくっついて離れません。バンド名のBug はジャグとブラ
スバンドのBを組み合わせた新造語か、トランペットの
Will Smithも好いテイスト出しています!
2009 USA Independent
言葉は判らなくても不思議と共感や親近感が湧いてくる歌で一杯
Paul Sanchez Farewell to Storyville
サンチェス自身が作品に寄せた言葉、 "〜stories like I've done all over the world and
have been doing since I was a boy"ということで、どうやら自分が世界各地でやってきた
こと、少年時代からやっていることをここで歌っているのかなと想像します。う〜ん、生硬い
訳(笑)。初期のディランにも通じるフォーク・ロック調も有りで、中でも#7.How Sad You Look Naked
は、一瞬で昔ギターを持って友達がアパートに遊びに来た、なんて日に始まった室内セッションを
思い出してしまいました。その彼の歌はほんとにこの曲でのサンチェスのタッチそのものでしたが
一体今はどうしているのか。まだ60才にもなっていないのに当時の友人で今もこの惑星に居る人
が一人減り二人減りしてきたせいか、悲しい記憶と繋がってしまいます、とほほほ。それはさておき
次の#8.Breaking My Back up Front for You Baby は願わくばいずれスーザン・カウシルで
聴いてみたい曲。サンチェスとのデュエットでもいいですが、この願いは果たして叶うかな…。
お店的には売りにくい作風ながら実にパーソナルな仕上がりで集中してしみじみ聴くのに
良いアルバムです。ジョンとジョージのサンチェスさん、これから活躍するのでしょうか。
2009 USA Threadheads Records
4月 爆燃ロケット・ザディコ、飛び出しの勢いがいつもながら凄いです
Dwayne Dopsie & the Zydeco Hellraisers Up in Flames 
常のドゥエインだとごつい音圧でかつ破壊力満点のヴォルテージで
迫るところが、今回は耳に優しい落ち着いたニュアンスの音で届くのが
特徴。とはいえ曲そのものはいつも同様ターボ付きでかっ飛んでいく由、
その点スタイルは絶対に変わらない、変えない人なんですね。例えば
#3.Better Go Get It なんか、今からそれをゲットしに行くぜ!って感じの
ダッシュぶりがまさにダッシュ to 奪取のノリ。何やらダチ?に怒ってる
感じのまくしたて、#6.Don't Listenに至っては聴いているだけでも舌を噛み
そうなくらい速い。ラブボードのアレックス、よく腕がつらないなと感心し
つつ、ドゥエインのは毎回DVDで観たいなと思わせてくれます。
2009 USA Sound of New Orleans
集まった人たちの顔ぶれの何と凄いこと、この人はこれからも追いたいです!
Miss Sophie Lee Tallulah Moon
既知の音ではリンジー・ザオルスキーに近いタイプの全編オールド
タイムなヴォーカル・アルバムで、リンジーとも横つながりのミュージ
シャンも居ます。中でもCharlie Fardella のトランペットと、あとBruce
Brakcmanのクラリネットは出色、特にチャーリーはLinnzi Zaorski
を始めSeva BennetDon Vappie等の作品に参加している奏者で、
#2.Swing Brother Swing でのフランジャーペットにしてもセンスが
抜群!あと#10.I Gatta Right to Sing the Blues紅蓮デイヴィッ
の馬力のあるそれでいて何処かメロウなトローンボーンが聴け
るのも嬉しい!要素です。
2009 USA Independent
5月 絶対の要注目、ジャズファンク路線のブラスロック・アンサンブルがとってもシャープ!
Afroskull To Obscurity and Beyond
のっけから強烈な個性を発揮するジャズ・ファンク集団で、スタイルはジャズなのに
スピリットにロックを私は感じます。この部分が大変微妙で、人によっては逆にロック
っぽいジャズ、というかも知れません。いずれにしても彼らがただ者でないことはゲス
トにロニー・キューバが名を連ねていることでも判ります。名だたる実力派の老兵が
そう簡単にインディーズ系の作品に客演することはないだろうと勝手に想像、そこには
激しく古参兵をして燃えさせた要因があるはず。ロニー・キューバと言えば60年代当時
のメイナード・ファーガソン楽団を皮切りに主にNYで活躍、最近ではコーネル・デュプリ
ーの来日にテナーサックスで同行しましたが、確かそのあとにはスティーヴ・ガッドを
引き連れ本職のバリトンサックスで日本公演を行いました。それはさておき最初は
キューバのゲスト参加に興味が行ったものの、実は聴けば聴くほど本体のバンド
自身が強烈な魅力を発散していることに気がつきました。例えば#5.Dance of the
Wild Koba
での起伏のある各員のソロ回しも実にクールなことこの上なし。#11.
Escape From Romeの妖しい展開にも惚れるし、これはやはり絶対の要注目
バンド!特に#5.の中間部で一瞬リズム隊だけになってまた諸楽器群が戻っ
てくる辺り、絵に描きたいくらいクールでカッコいいです。若い人でもベテラン
でも等しく病みつきになるだろうすさまじい訴求力をもったバンド。
2009 USA Skull Sound Music
自然体で歌って凄い盤、何度も全身に身震いが走ります
リリース直前2010年1月に亡くなってしまったためこれが遺作となりました

Bobby Charles Timeless
今作ではサニーが全面参加の上、さらにはドクター・ジョンがボビーと共同
プロデュースしているのに注目。おっ!という気持ちが先に走りますが、仕上
がりは至ってボビー色が全編を包みます。サニーのゴキゲンなギター・ソロ
は別としてここではドクター・ジョン自身の色はかなり抑制したなと感じます。
一方でこの組み合わせが生んだシナジー効果は抜群に発揮されていて、ボビ
ーのファンはもとより全アメリカーナ系のファンに対して弩級の訴求力を持つ
作品になった感があります。せめても仕上がりを満喫してからの他界だった
であろうことをファンとして慰めに感じつつ、誰もがずっと人生を共に歩みた
かったはずの人を亡くしたこの悲しみを埋めることが出来ないのでは
と想像しています。晩年は引きこもりがちだったとのこと、ブッシュ政権
以降のアメリカが如何に病んでいるかを痛切に実感します。そしてその
見えない支配者たちのねじ曲がった力は既に地球の半分以上を汚して
いるのかも知れません。おっと話が脱線、とにかくこれ以上の言葉は不要、
#2.Where Did All The Love Go でのウッドストック世代のノリと、もろ
テックスメックスに走っている#8.Old Mexico始め全曲が素晴らしいです。
2010 USA Rice 'n' Gravy Records 517
6月 真夏の海岸に吹き寄せる砂嵐とその潮を含んだ強い風の感覚、これはハマリます
Jack Brass Band Fourth Movement
今回真っ先に感じたのが、バンドのイメージが、というかスーザフォンがまるで
今までと違う…と思ったら今作から別人になっていました。肝の部分で人が変
わると全体の印象がガラッと変わることの典型です。でもその変化が、いわゆる
仕上がりの優劣の変化ではなく、ひたすら色が変わる方向での変化になってい
るため、今回は全く新しいバンドを聴くような耳になります。その象徴が#3. Panama
Jack
で、以前の低重心ブラスから一気に米軍ご用達のストライカー装甲車風の
軽い足回りに変化しています。さらには #5.JBB Secondline ではあたかもサンド
ベージュ一色の砂浜をダンスしながら行軍する真夏の米軍機甲師団の図。
全体の雰囲気も含めて実にユニークなバンド、文句なしの実力派です。
2009 USA Independent
ブルース・マスターズ・フューチャリング・アル・カーソン
最近ちょっと珍しい、四人全員が黒人のソウル/ファンク系のブルースバンド
the Blues Masters feat.Big Al Carson 3 Phat Catz and 1 Skinny Dogg
ニューオリンズ・ファンにはお馴染みのレーベル騾馬奪取(Rabadash)から登場した
ブルース度満点の新しいプチ・ファンクソウル・ユニット。ユニットといってもフロントの
シンガーが事実上リーダー格のバンド状態で、作品の華としても聞こえるピアノはレ
ーベル・オーナーでプロデューサーでもあるJohn Autinその人です。個々の曲、一曲
一曲は実に多彩かつ多面的な顔を見せる中、個人的には #6.Don't Look Any Further
のソウルフルさにうっとりします。さらにはシンプルだけどそこに上手く個性を落としこん
だ気がする#13.32-20 Bluesも好物に。ファンキー・タッチのホーンが効いている#9.
はクラブギグで聴いたらマグナム級の直撃弾になりそうな曲。当たり前のようにこう
いった作品を送り出すRabadashはやっぱりマニア度で天下一だと感じる次第です。
2010 USA Rabadash RAB-035
7月 ニューオリンズの本格派ジャグ・ジャズ楽団(=ジャグ風味の個性派古典ジャズ)
いわば特製ブレンド・ウィスキーをカリビアン・ソーダでハイボールにした感じ

Matt Perrine & Sunflower City Bayou Road Suite
日本人感覚でこれを言えばさしずめ 尾瀬木道〜湿原組曲 夏編てな感じ
でしょうか。山小屋に一泊した翌朝の、まだ陽が昇ったばかりの時間帯に
歩く初夏の尾瀬高原の何と晴れやかで爽やかなことか。もとい、中間部、
スーザフォンのソロに続くフィドルがやけにクールな#2.Le Richelieu や、その
軽快さとは対極にある#7.In the Weedsでのメランコリックさはまた格別の味わい。
あと、 メキシコ湾岸に吹くカリブの風というかちょっぴりカリフォルニアっぽい気も
する#9.I'm Not CholoはCholoの意味は不明でもなんか可愛い曲であります。
一方、ラス前で登場するシリアスなジャズ・チューンのこの渋さは本物。
マットはカリフォルニア出身ということで、道理で音に出ていると納得です。
2010 USA Threadhead Records
ガードナー以外、全とっかえメンバーによる新たなる旅立ちはドブロとハーモニカが大活躍
Jake Leg Stompers Hill Country Hoodoo 
メンバー一新のストンパーズのこの作品を聴いた瞬間、日本にも昔あったぞ
こういうバンド、ということで私も過去に一度郡山時代にライヴを観たたま
彷彿としました。当時、市の活動で音楽的な新しいことをやろうという職員の
方の依頼を受けて招聘した次第で、結果は予想通り大変に評判の良いアット・
ホームなコンサートになりました。もとい、#1.Beale Street Holiday のように何
でも楽器にする精神と土臭い香りがするアンサンブルは前作同様ストンパー
ズ精神の源と見ました。一方、土風呂(ドブロ)使用の直球ブルースはヒルビリ
ー・スピリットがぷんぷん、#13.Hard Time Killin' Floor や #10.99Year Blues
はその典型です。あと#5.Linin' Trackはとてもプリミティヴなエネルギーが
充満していて何だか自分も一種音楽原始人になった気分がしてきます。
2010 USA  Hoo-Doo Records
8月 フォーキーというか、サザン系SSW路線をひた走る極上ヴォーカル作品
Susan Cowsill Band Light House
当店的にはPaul Sanchez作品への客演でスーザンにシビレまくった
という反響が印象的なスーザン・カウシルですが、ずっと以前から彼女
のファンだったというお客様からも熱烈なメッセージを頂いています。今作
では実に淡々とシンプルに歌う彼女の姿が多々。まるでポール・サンチェス
のフォーキーな作品群と対を成す感じか。ハードなガールズロックのイメージ
は今回は希薄。#4.You and Me Baby や#10.Galveston 辺りが個人的なお気
に入りですが、曲調的にはよりポップな#5.River of Loveなんてのもあります。
これなんかは昔よく聞いたジャクソン・ブラウンにも似たサウンドです。って、
本人が #2.Avenue of the Indians にデュエットで参加していますけど。
2010 USA Threadhead Records
ここから始まるトロイの新たな旅立ち、果たして目指すは自身の目的地なのか、あるいは…
Trombone Shorty Backatown
遂に今作からメジャー移籍を果たしたトロイ。実に見事なもので作品的完成
度も前作までとはほんとに別天地。レニー・クラヴィッツの名がバッキングVo
やギターソロでクレジットされている他、アラン・トゥーサンも一曲で参加。幅だ
けでなく厚みも増した手応えはしかし、また同時に完璧なるオーバー・プロデ
ュースの快感?も味わうことに。恐らくメジャー盤しか聴かない音楽ファンには
これは恐ろしくクールでカッコいいニューオリンズ・サウンドに聞こえ、古くから
のトロイのファンはその激変ぶりにしばしとまどい、しかしやはりここは素直に
祝福に走るという、そんな構図を私はイメージしました。いつかはこういう日が
来ると感じていいましたが、果たして兄ジェームスとは益々音楽観で距離
が開きそうなそんな展開でもあります。だから音楽は面白い!のですが。
試聴は#1.Hurricane Season、#4.Something Beautiful、#6.Right to 
Complain
をどうぞ。まさにここからトロイの新しい旅の始まりです。
2010 USA Verve B0014194
9月 ダディー・オー版のブルース・ワールド周遊の旅って感じがナイスです
Big Daddy 'O' Used Blues
次のアルバムはブルースで攻めた方がいいんじゃないか…そんなことをプロ
デューサーのジョン・オーティン氏がつぶやいたとき、自分はトータル的なブル
ースを演るためにミクスド・エモーション状態になったという内容のライナーを
読んだとき、この作品が実にディープな作りになっていることの動機を理解した
気がしました。スタイル的にもアーバンなブルース#4.Need Your Love So Bad
いつになくギタリストとしてブルース・ギターを弾く #8.Poor Boy、ファンキー・オ
ルガンが効いたスインギーな#6.It's G Babe とバリエーションも多彩。そんな
中、個人的にはいつものスタイルの#5.Something Special や Rockin' Jakeの
ハーモニカが聴ける#11.All Your Stories が特にお気に入りになっています。
多分弾き語りスタイルで歌うときの彼こそが最も彼らしい気がするからかも。
2010 USA Rabadash RAB-033
オトナ・テイストに変身したアマンダの、これは本格派宣言第一弾と言えるかも知れません
Amanda Shaw Good Southern Girl
3年前のこと、アマンダのビデオクリップを収録したラウンダーのコレクターズ盤
「Home Again〜」をお買い求め下さったお客様から熱烈な感謝のお電話を頂き
ました。実際にも激しくキューティーで死ぬほど可愛いアマンダがそこに居た!
ということで、一種宝物を共有した同志って感じの連帯感でしょうか。ルイジアナ
音楽の素朴な楽しみと同時に、その後の活躍がとても楽しみな女の子がいるっ
てことの期待感でも胸が膨らむ瞬間です。軽快かつ痛快なケイジャン・ロックか
らオーセンティックなケイジャン・ミュージックまで隙のない音作りはもうアイドル
の時代が終わったことを意識している感じ。シンガーとしても安定感が増し
歌いこなしが難しい曲もバッチリ。試聴は従来路線の#9.the Meek Maids Reel
と#12.Git Fiddler、あとはロッカバラード系の #8.Sweet Honey をどうぞ。
2010 USA Poorman Mayfield
10月 ハッピーなほのぼの感とスリリングな疾走感がセットで聴く人を包むナイスなアルバム
Russell Batiste and Friends Follow Your Dreams

自己が追求する音楽の聖地としてニューオリンズを目ざし定住する
アーティストが多い中、このバティストJrは生粋のN.O.ネイティヴの一人。
彼の活動自体がニューオリンズ・サウンドの歴史を刻んでいるといっても
過言ではないキャリアの持ち主で、そんな若き巨人の作品に今回日本の
ミュージシャンが二人も参加して、そして極上の音を紡いでいることに感激
しないではいられません。ギターの活躍が目覚ましく#4.Lelah Nyla & DJ
のファンキー・テイストと#5.Tasha's Schools Bus Rocks で.のハードコア・
フュージョンぶりは特筆。一方で#1.Get Your Downに象徴される牧歌的
な味わいが同居しているのもこれまた今作品の特徴です。
2010 USA Ruff Pup Records
1984年当時のデビュー作をデジパック仕様で復活した作品
Dirty Dozen Brass Band My Feet Can't Fail Me Now
導入時、〜〜2006年盤で感じた明快なジャムバンド化サウンドから
また一気にバック・トゥ・ザ・ルーツした音作り。ここにはギターはおろ
か鍵盤も無しという、まさに打楽器と管楽器だけの世界です 〜〜と
書いてしまったこの作品、実はこれこそが彼らのデビュー作だとあと
で知りました。お客様からの一報を受けてLMFのサイトも確認、まさに
赤面の至りですが、しかしこの音を聴いて原点回帰していると感じた
耳は間違っていなかったということです(笑)。これがデビュー作だっ
たんだと改めてその事実を噛みしめて聴くと如何に彼らが先端を行っ
ていたかが判ります。モンク・チューンの#5.BlueMonkやエリントン・
チューンの#6.Caravanがユニークな展開を見せる点は特筆に値し、
#5.はもう一ひねり欲しい気がするものの#6.は大成功と感じます。続く#7.St.James Infirmary
は既にこの時点でDDBBの個性が完全燃焼していることを思い知ります。曲自体が大好きなの
で余計嬉しいトラックになりました。その#7.後半でのフランジャーはグレゴリーでしょうか、
このフィーリング凄くいい感じです。他も全曲がこの水準!です。
2009 USA Independent
11月 メイシオ系ファンクからR&B、ブラコン・ソングにフュージョンまでと、幅広いスタンスが実に意欲的な作品
Roderick Paulin & The Big Easy Groovers We Do What We Do
1999盤のポーリンで大感激し、Hot8 Brass Band での客演もナイスだったポーリンの、
少なくとも当店が把握している範囲ではこれが10余年ぶりの新譜です。本作でポーリン
が共演しているBEG(Big Easy Groovers)は、本格翻訳6のデフォルト翻訳のままで〜
ニューオリンズの文化と音楽を守っていて、促進しているニューオリンズ地域およびその
まわりで、BEGは最も素晴らしいミュージシャンの協力的なグループです。 〜 ということ
になりますが、もちろんその組織のセル(細胞)とも言える一人一人は普段個々に活躍
している人たち。ここにも居るピアノのフレドリック・サンダースは今後益々活躍しそうで
特に注目しています。#4.Blow Roe Blow のポーリンのアルトに、70年代から延々と繋が
っているフュージョン・ジャズの成分を感じてこれが特にお気に入りになりました。
その意味では続く#5.It's All About Youも全く同じ、もしこの路線でポーリンと
ドナルド・ハリソンがダブル・アルトで競演したらどんなかななんて想像します。
2010 USA Independent
師弟にも見えるユニークな二人の世代を超えたフォーキーなデュオ作品
プロデューサーがアンダース・オズボーンだという点にも注目しました

Wilson & Moore Side by Side 
チップはその長い活動履歴においてジャズ・ギタリストとしての顔とポップ・アーティ
ストとしての顔を持つだけでなく、R&Bシーンから究極はカントリー・ブルースの世界
までをも股にかけてきた人。あらゆる音楽シーンに足跡を残してきたその超多面的
な活動は、やはり一人多国籍軍的な面を持つジェシー・ムーアとまさに打てば響くと
いった共感を互いに覚えた結果の共演ではないかと察します。実際ここで繰り広げ
られるデュオ演奏+歌の数々はもうずっと長いことコンビを組んできた同士のように
ベスト・マッチングしています。恐らく今作のために書き下ろされたのだろう二人の
共作#3.Slip Away では滑らかに滑り出すギターのあと軽やかに絡む控えめなパー
カッション、フォーク・ミュージックが最もフォークっぽかった時代の音を今に再現。
ムーアのオリジナル#5.Baton Rouge Baby ではピッチ高めでお茶目に被るウィ
ルソンのコーラスとか、たった二人でも充分なことが出来ることの証明です。
2010 USA Threadhead Records
12月 これは2003年頃の進行形主流ザディコの音、今後もこれが主流になるのか興味津々です
Big J and the Zydeco Dog Pound Big Dog Status
Big J という名に最初は新人かと思ってしまったのですが、聴けば聴くほど
この声は知ってるゾということで、よく調べてみたらやはり前作までJJと名乗
っていたJerry Gallowでした。名前を変えた次の作品にはブックレットの何処
かに一言欲しいですが、ファンなら周知のことっていう感じのスタンスもまた
クールかも知れません。05年盤が銀河系デビューの宇宙ザディコ、07年盤は
地球に戻ってブラコン・ザディコという流れだった訳ですが、本作ではナチュラ
ルな第三世代ザディコ〜つまりはクリスやショーンにカーリー達がやってきた
2003年頃の音に最も近いです。#4.I Don't Want to Move On の柔らかさと
#5.On My Wayの軽やかさは何かが吹っ切れている感。一作ごとにスタイル
やフィーリングが変化する多くのザディコ・ボーイ達、彼らはこのあと何処へ
行くのか。進行形音楽は進化と共にあるという面を感じる瞬間でもあります。
2010 USA Hit It Big Records
同じ路線でいつも新鮮なイメージを残すケイティとマイクの二人、爽やかなのが特徴です
Truckstop Honeymoon Homemaid Haircut

最近は日本でも定着気味の家庭内のヘアサロン、かくいう私も現在のよう
にバリカンで坊主頭になる以前も10年くらい髪は自分もしくは家内のカット
で済ませていました。但し逆は無しでもし私がカットしてやろうかと言ったら
ヤツは絶対逃げ出すと思いますけど(笑)。それはともかく初導入した05年盤
以来ずっとニューオリンズ産のカントリー・サウンドに聞こえてしまう彼ら、
今回もバンジョーやマンドリンにフィドルが絡む瞬間、一瞬で脳内ではニュ
ーオリンズ・サウンドを聴くモードに自動変換する自分がいます。何故??
今回はそこに若干のスワンプ成分も#9.Bargain Hunting も加わっていま
す。#5.Childhood Memories や #7.Widowといったブルーグラス・ルーツの
歌が凄く似合うことも改めて。堅実な手応えに一層の爽やか感が大です。
2010 USA  Independent